第19話 ダンジョンと自由都市Ⅲ


 俺は帝国の各都市を回り冒険者ギルドと商業ギルドにかけあって居た、帝国の主な


町は全て周り特に商業ギルドには早い者勝ちの印象を与えた、帝国内はこの辺で良い


かと考えて冒険者ギルドのガロハン大陸総本部のある町タタトンに行く事にした、こ


こはホウライ国からは可成り離れているので後回しにして居たが、来て置かなければ


行けない所で俺は冒険者としては5回か6回は来ていた町で近くに転移した、この国は


古い王国でガロハン大陸最古の王国と言われて居た、国王はほぼ象徴に成って居て政


治は大統領が行い議会制が敷かれている、王都タタトンの南には大きな湖が有り夏場


は特に栄えるし、湖の近くの町スマエルの傍にはダンジョンも有るしその近くには、


魔の森の小型版の森も有り魔物も多い様で冒険者は帝国よりも多いぐらいだ、この国


はダンジョンも3カ所あり遺跡も1カ所見つかり冒険者の仕事場も多い、そんな冒険者


ギルドの本部に行くが俺には伝手が無いのでタタトンに在るギルドの3カ所のうち


の本部ギルドに行き、当たって砕ける積りで俺は本部ギルドに入った中に冒険者は


多く無い様で落ち着いた雰囲気が有った、受付に行き「ホウライ国代表のユキノスケ


と言いますがギルドマスターにお会いしたいが如何でしょう」と言うと、受付嬢が


「少々お待ちください確認を取ります」と言いながら、奥の部屋に入って行き暫くし


て戻ると「此方にお越しください当ギルドのマスタ-スパイシスが居りますので話を


したいといっています。」と言い、俺を呼んで呉れたのでそちらに行くと階段を登り2


階に来て部屋をノックした、中からどうどと声がして受付嬢が入り「ホウライ国代表


のユキノスケ様をお連れしました」と言いながら俺を招き入れた、其処には40過ぎぐ


らいの男性が居てこちらを見ていた、俺が「ホウライ国代表のユキノスケと言います


本日は突然来まして申し訳ございません」と言うと、マスタ-は「話は帝国のギルド


マスターから聞いて居ます何やら凄い事を成し遂げられてユ-ロン半島に村を作り海


底トンネルを掘り半島同士を繋げたとか聞いて居ます」と言った、俺は「そうです。


そこまでご存じなら話が早くて有難い、帝国の冒険者ギルドマスターが協力して呉れ


ることに成り、本部に先に話をするべきでしたがここは何分遠いので、後に成りまし


て申し訳ないですが協力よろしくお願いします」と言うと、マスタ-は「ここはやは


り遠いしこの国から冒険者が行くかは分かりませんが情報は公開しておきましょう」


と言って呉れた、俺は「それだけで十分ですこの国とホウライ国は2000km以上有る


ので冒険者も無理はしないと思いますが認識して貰うだけで有難いと思います。」


と言ってお礼をいった、冒険者ギルドの後に商業ギルドを訪れ受付嬢に「ホウライ国


代表のユキノスケと言います。もしギルドマスターにお会いできるようでしたら面会


をしたいのですが」と言うと、受付嬢は「少々お待ちください」と言って横の部屋に


入って行った、直ぐに一人の男性を連れて出て来てその男性が「私は当ギルドのサブ


マスタ-をさせていただきますトマソンと言いますがどの様な御用件でしょうか」と


聞いて来た、俺は少し落胆したがここは遠い国だ話が来ていなくても不思議でない、


商業ギルドは横の繋がりは強くないのは分かって居たのでこんな物だろうと思った、


其処でトマソンさんに「ホウライ国はご存じですか?」と聞くとトマソンさんは「い


いえ知りません何処にある国ですか?」と逆に尋ねられた、俺は「ユ-ロン半島は知


って居ますか其処に最近出来た国ですが」と言うと、トマソンさんは「ユ-ロン半島


は知って居ますが魔の森の南に有って人が住めない所だと言う事は知って居ますがと


言った認識ですが其処に国が有るとは知りませんでした」と言った、なので俺はバッ


クからミスリルのインゴットを出してトマソンさんに見せ、「その国で取れた品物で


す他に魔石や変わった品物が多く取れますし、ダンジョンも2カ所有るので冒険者ギ


ルドが協力して呉れています。それと商業都市を併設して自由に商売が出来る様にし


ましたしそれに対する税金は売り上げの1%ですし場所は無料で提供しますが早い者


勝ちで良い所が手に入ると言う感じです。今だったらまだ商業ギルドは動いて居ない


のでチャンスはあります」と言って、ミスリルのインゴット1kgを提供して「ここ


の会員にPRして下さい宜しく」と言って商業ギルドから出て来た、PRはこれ位で


良いかと考えて王都から出て家に帰るとシナ-ルが待って居た、おかえり貴方と言い


ながらハグをしてキスをして来たここは俺の部屋だそのままベッドに倒して1回し


たら外に5人が来ていて待っていた様だ、俺は赤面しながら皆只今最近変わった事有


ったと言うと、イマリカが「自由都市にどんどん人が来ているようですが入所手続き


等を如何するかを決めて居なくて、後自由都市の区画を整理しないと何が何だか分か


らなく成りそうで今の内にして置かないと駄目だと思う」と言い、俺はそこまで頭が


回ってなかった事を反省しながら自由都市にシナ-ルと転移して来た、自由都市の入


り口に登録所を設け其処で商人は登録をして貰い冒険者は登録とバッチの支給をする


事にした、その際に商人には土地を区画順に番号で伝える様にした、冒険者はここで


登録と共にバッチを渡して行くとバッチの無い冒険者が居ない事に成るのでこの方法


は利に叶った方法でアドバイスをして呉れたイマリカには感謝したい、ギルドの職員


7名が既に入った様で昨日から業務を開始している見たいで、冒険者もチラホラと


来ていたAダンジョンとDダンジョンの入り口にゴ-レムの管理員を配置して、ランク


の確認をして行き適正なダンジョンに入って居るかを常時確認することにした、宿と


かも俺が建てた所に引き継ぎ遣って貰い宿もAランクとDランクに分けて運営しても


らう。区画に沿って道も整理しているが要望が有れば現場に俺が行き対処出来る事は


する事にした、当初考えていた事と違う点が出て来ているかも知れないがそこは臨機


応変に対処したい、この様に急いで対応したが抜けて居る所が出て呉ればその都度現


場に行き俺が対応して行く事にした、それから今年も後数日になり自由都市の登


録所に行くと今日までに、商人で登録したのが136軒あり冒険者がチームで44チ-ム


で冒険者が185人の登録が有ったそうだ、ギルドのも冒険者が集まり始めたが食堂は


まだ料理人が見つからずに飲み物だけの様だ、これから全体に充実して行く様に考え


て行き定住したいと言う人が有れば考えて行き、住民はこれからも増やして行きたい


ここは大きく見積もっても平地面積が多いので200万人は住めて食料も供給できると


考えている。

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