第7話 イーラン島の内情


 俺はイーラン島の王都近くに転移して来た、この国にも冒険者ギルドは存在するし


システムはほぼ同じで、冒険者ギルドはガロハン大陸では統一された組織で本部はエ


テナ王国の王都タタトンに置かれていた、現在の冒険者総数はギルドで聞くと教えて


呉れるが160万人と言われていた、そのうちAランクは全体で200人でBランクが1000


人CランクDランクEランクFランクと成って居た、その上にはSランクと言うのも有る


そうだが現在は不在で最高がAランクに成って居た、俺はBランクなので上から2番目


だが俺はランクを上げようとは思って居ないので分からないが、Aランク冒険者でレ


ベルが55から60位だとされて居たので俺は遥かに高い、先ずは王都に入って宿を確保


してからにする以前に来た時に止まった記憶が有る所に来た、ここはイ—ランの微笑


み亭で1泊銀貨7枚で止まれたはずだ、其処に行くと部屋を確保できたので受付で情報


を仕入れる事にした、受付に居た女性に「最近はこの島の景気は如何だい」と振る


と、この女性は「ここ最近島に雨が降らなくて不作が続き農民が苦しんでいるが如何


にも成らない」と言って「景気は悪い方だね私も農民の出だから心配だよ」と言った


「漁師は魚が良く取れて景気はよさそうだが」とも付け加えた、俺は「そうかいそれ


は心配だね」と言って置いて、部屋の鍵を受け取って212号室の部屋に入った今は昼


過ぎなので寝るには早いし受付に鍵を預けて冒険者ギルドの場所を聞き行って見た


所が冒険者の数も少なくて閑散としていたので受付嬢に聞くと「最近は不景気で


依頼も少なくて王都の近くに有る鉱山に魔物が出る位で本当に暇だ」と言い「後は


護衛依頼と漁師の護衛とか限られた依頼しか無くて、高ランク冒険者は帝国に行きダ


ンジョンに入って居る様です」と内情を教えて呉れた、この島にはダンジョンも無く


稼げる所が無いのが冒険者にとっては稼ぎ難い所の様だ、そろそろ夕方に成って来た


ので宿に引き上げて夕食を食べて寝る事にした、次の日王都を出て島の北周りに街道


を行きウルルと言う町に行く事にした、この町はこの島で2番目に大きな町で5万人近


い人口が有り漁業と農業の町でほぼ半々の割合の町だと聞いていた、王都から約


200kmの道を歩きながら周りを見ているが、商人も少ないし馬車などは出会いもしな


かったのでこの辺を考えても不景気だというのが分かつたが、国は対策をして居ない


様で国民が飢えても良いのか謎だ、ウルルの町に着いたので先ずギルドに寄り情報を


集めて見たするとここより東にコトコトの町が有りその町の西に村が有る所が酷い


不作で、今にも村が崩壊するかも知れないとここで噂されていた、俺はウルルの町を


次の日に出てその村が有るという所に急いだ、海辺の道から途中に山向けに入りその


道の終点がその村に成るそうで歩いていた、その途中に20人程の山賊かと思う様な連


中に囲まれた、そして金を出せと脅して来たがまるで素人だと分る脅し文句で、俺が


思わず笑ってしまったすると盗賊のリ-ダーらしき人物が、何が可笑しい金を出せで


ないと殺すど凄んだが素人丸出しだったので俺がお前たちは百姓だなと言うと全員


が動揺した、やはりそうか俺は金は持って居ないが食い物は持って居るこれを遣ろう


と言って小麦の袋を出した、盗賊はその袋に何が入って居るか瞬時に分かった様で全


員に聞こえる様に言った、俺の村に来たらこんなのは毎日鱈腹食えるお前たちの村は


何人位居ると聞くと1人が800人だと言った、今から俺を其処に連れて行け飯を食


わせて遣ろうと言うと、噓をつくなお前は何も持って居ないじゃ無いかと言う奴も居


たので俺はバッグから後袋を2つ出し、これは魔法バッグだこれにはまだこの袋が10


個程入って居る、皆の所に連れて行くなら全部遣ると約束しようと言うと、リ-ダー


らしき男が良いだろうと言って移動しだした、30分程歩くと村が見えて来た村の入り


口に歩哨が立って居たがそのまま中に入るとリ-ダーらしき男が着いたど出して呉


れと言うので出すと、何十人も寄って来て袋を持ち去り俺は村の中央に竈を拵


えてパンを焼きだした、傍でス-プを作りパンとス-プを近くに居る連中に渡してや


ると、皆が武者ぶり付いたのでリ-ダーらしき男に年寄りと子供を先に食べさせろと


言うと、そいつは分かったそうすると言って年寄りと子供を集めて食べ始めた、全員


が食べ終わり俺が話始めたが誰も止めはしなかった、俺はユ-ロン半島に村を作った


現在は2つの村を作ったが住人は俺を含めて6人だ、其処にはこの村の倍ほどの土地と


畑が広がり住人を待って居る所だ、ただここからはユ-ロンに行くのは船に乗らない


と行けないので危険が伴う如何するか皆で決めて呉れ、俺は明日まで待つので決めた


事には従う積りだ全員が行かないとなれば縁が無かったと諦めると言ってテントに入


った、次の日村人の中の若い連中が120人程が行くと手を挙げたので、俺は了承して


明日立つと言って今手持ちの食料を村長の所に出して置いた、これだけ有れば2カ月


は持つし俺が畑に水を撒くと凄い魔法だと良いながら皆が集まって来た、俺達は次の


日にウルルの町の近くに船を出して乗り込んだ、船は可成りの大きさが有り120人は


余裕で乗れ、進んでゆく推力はプロペラで動力は魔石を使って居たスピ-ドが出る作


りだった朝に船を出してその日の内にヨカロン川の河口に着いたがそのまま登り、村


の近くまで着て下船した近くに第二領地が有った、その中に直ぐに入り家が100人分


の用意をして居たので我慢してもらい家に入った、その内夫婦が25組の50人と子供も


10人程居たので60人が25個の家に入ったが、全員が入れる様な家も有り其処に又集め


て食事を出した、その時に畑で作業している人を見付けた村人が我々より先に来た人


ですかと聞いたので、俺は、「あぁ!彼らは人間じゃありません俺が作ったゴ-レム


です」と言うと村人が「えええ!ゴ-レムが働いて居るのですか?」と驚き「そうで


す人が居ないので俺がゴ-レムを作り畑作業をして貰って居ます」と言って、ゴ-レ


ムの代表を呼んだので来たからゴーレムリ-ダーを紹介しながら、ゴ-レムリ-ダーに


名前を付けた君は今日からグライだと言うと、ゴーレムが喋ったありがとうございま


すマスタ-と言って、村人たちにも挨拶をしたグライがネームドに成ったのでレベル


が上がり喋れる様になったので、新たに来た村人も鳴れるまではグライに聞き教えて


貰いながら行くようにと言って置いた、隣の村はここから見えるので着て貰っても俺


の家しか無いので、殺風景だが俺の家には4人の子供と1人の女性が居るだけで後は全


部ゴ-レムだと言うと、挨拶に行きますと言っていた食料はここの中央の地下に保存


してあるので、皆で話会って使う様にして欲しいそれとここの保存庫には魔法が掛け


て有るので、腐りにくいし野菜も長持ちする様に成って居ると言うと、皆が感心して


ユキノスケ様は凄い魔法使いだと感心していた、次の日に俺は第一村の全員を連れて


皆に顔見世に来た、イマルカ13才とスマイラ13才とマイ-ラ13才と、クリ-マ28才と


娘のイグリスナ7才の5人と俺で6人が第一村の現在の村人と、ゴーレムが36体居ます


が今後増やす積りです。


 その頃120人が減った村ではユキノスケが置いて行った食料で、皆で作った夕食を


食べながら話していた、あいつらはもうユ-ロン半島の村に着いたのか心配して居た


のは村長のゴラムだったが、皆はそれほど心配して居なかったユキノスケの魔法を見


たからだ、畑に水を遣る時も水があふれ出て来て畑が十分に水分を含み作物に活力が


出て来たし池にも水を貯めて呉れたのは有り難かった、その凄い魔法を見たら何も心


配はいらないと思って居た。

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