第55話 ユ-ロン半島に学校を作ろう

 

 今回はエテナ王国から約半年を掛けて1000人近い孤児と、その世話人と言うか先生


と言うか大人も30人近くが遣って来た、今日は3164年7月1日無の日に成って俺が思う


のは今回も子供が多いと言う事だ8才から14才の子供が多くて、中には5才の子供も混


じって居て殆どの子供は字が書けないと言う事だ、なので30人もの大人も来てくれた


ので先生に成って貰い学校を作ろうと思った、今はユ-ロン半島は最初の5村を統一


して一つにして居たので学校も元の第三地区辺りに作れば中間に成るので、其処に決


めて俺と土魔法持ちが総動員して9月から開校出来る様にして行った、先ずは最初は


年齢を問わずに字が書けるように成る事読める様に成る事を目標に遣って見る事にし


て、先生は当然ついて来た30人とシナ-ルとアグリスが特別講師に成って貰い、先生


は1カ月金貨3枚で家と食事付きで遣って貰い子供も全寮制を取るが、家から通えると


いう子は家からでもOKとして校舎を作り上げた傍に校庭を挟む様に寮を作り、校庭


の西に女子寮東に男子寮にした校庭が120mX120mの四角なので寮も向かい合ってい


るが120m以上離れて居た、寮も120mの建物で4階建てで300人から400人の収容が出


来た、それが男女別々にあり先生の住まいは公舎の4階に作り教室には80人が入れる


規模にした、その教室が20個作れた校舎も巨大だが最初の生徒が終わると生徒が少な


く成る筈で、その時は兵舎にするか又考える事にするが地下室も用意して居た、地下


室は剣術用と魔法用と錬金術用とに別々にして、鍛冶職人用は外に作り防音魔法


も掛けて居て講師はカンタルさんと娘のカリンダさんに頼み、鍛冶師は一応全員が講


師に成って貰い育成して行く事にした、これでほぼ完成で3164年9月1日に開校する事


にした、9月から12月15日迄と12月16日から1月30日まで45日の休みにして、2月1日


から6月末までとして7月と8月は休みにする事にした、2月期制でとに角字の書けない


人を無くする事を目標にして行く事にした、寮の食事は俺が作ったゴ-レムに遣って


貰う事にしてゴ-レムを20体作成した、食事はバイキング形式で作り使った食器は指


定された所に入れると洗浄して乾燥が出来る様に魔道具を作り上げた、校長は一応俺


が成って置いたが将来は俺以外の誰かに遣って貰う事にする。


 学校が出来彼方此方から来た子供達が学び始めた、最近ホウライ国では紙を作り始


めて居た魔の森は木を切っても2年もすれば元に戻る為に資源が豊富に有った、木を


溶かす魔造具を作り出したのが成功の元だったが、トイレットペーパーも作れたし書


籍がそれも魔造具によって増産出来たのが良かった、印刷の魔造具の成功でインクは


植物性のインクに魔法を掛けて消えない様にして居た、今の所先生のレベルもまちま


ちだがこの辺も考えて行きたい、帝国にある学園から先生を招け無いかと考えて居た


がここはクロイツム侯爵に頼る事にした。


 学校も順調に進みホウライ国が目に見えて変わって来た様に思う。学校にはエルフ


とダ-クエルフの子供達も3165年の9月から来る事に成った、この一年で学校も形に


成って来ていたが次の段階に成って来た一応文字取得と算数と歴史とこの世界の常識


等を科目にして初等科は3年とした、中等科3年にしたいが先生が居ないのでやはり一


度クロイツム侯爵に会う為にトランド半島に行く事にした、先ずは手紙をギルド経由


で送りお伺いを立ててみた、帰って来た返事には何時でも来て下さいと書いて呉れて


居た、俺は今動けるアグリスを連れて転移して来てトーマンツに宿をとった、其処か


ら先触を出す事にしたが誰も連れて来て居ないので、冒険者ギルドににお願いして金


貨1枚支払い使者を出した所明日来てくださいと言う事だった、次の日早速馬車を出


して向かう事にした馬はゴ-レム馬だ、見た目は殆ど変わらない様に仕上げたので素


人には分からないと思ったが、侯爵の部下の何人かにはバレた様で暫く見つめる者が


居たが気にせずに馬屋に置いて貰った、案内が先ずは待合室に案内して呉れたので暫


く待つとエリナスが来て「ユキノスケ様お久ぶりです。」と挨拶に来たがマリエラはも


う直ぐ生まれるかも知れないと言う事で自重したそうだ、そう言うエリナスも少しお


腹が大きい様に思われたが俺達を案内して呉れた、其処には侯爵が待って居て「よく


来てくれた久しぶりの再会でお変り御座いませんか」と喜んでくれた、俺が「マリエ


ラさまがもう直ぐご出産だとかおめでとうございます。」と言うと、侯爵が「そんな


他人行儀は止めて欲しい。ユキノスケ殿とは兄弟の様に思って居るのだから」と言っ


た、其処で俺は「今ホウライ国では学校を作り子供に字を教えているが、初等科が終


わると中等科に進みたいのに先生が居ないのが問題で、侯爵に先生を紹介してもらえ


る伝手が無いか聞きに来ました」と言うと、「成る程ホウライ国は次々と将来の為に


考える事だ」と言いながら、「俺の同期に帝国の高等学院で先生をして居るのが居る


ので紹介状を書こう」と言って呉れた、「それを持って帝国の学院に行けば会えると思


うがそれで良いかい」と言った、俺はそれで十分だと言うと「今日はゆっくりして行


ってくれ後でお昼ご飯に仕様」と言って退室して行った、俺達がマリエラを見舞うと


喜んでくれて「ありがとうございます。今私たちがこうして居られるのもユキノスケ


様が居たからです」と言いながら涙を流した、俺とアグリスが元気な子を産んで下さ


いと言って退室してエリナスの案内でお昼を頂くことに成った、其処で侯爵に「お米


の出来は如何ですか」と聞くと、「おかげで米が良く出来て百姓も腹を空かす事が無


く成り、他の事にも取り組んだりと良くして呉れて居るし、特にホウライ国に研修に


出した連中は前向きに考えて新しい事にチャレンジするので、周りもそれに引っ張ら


れて行く感じですかな」と言った、俺は「それは良いですね相乗効果と言う奴ですね


と言うと」そう言う言葉が有るのか、「相乗効果と言うのは良い響きの言葉だこれか


らも使わせてもらうよ」と言いながら「先ず食べて呉れ米の味も如何か聞きたいし」


と言った、俺とアグリスは其処で1日ゆっくりさして貰い次の日に帝都に向かいト-


マンツを出て来た、人道理が無い所まで来たから馬車を止めて収納して帝都の近くに


転移して来た、此処からは馬車を出して帝都に入って行き宿を探す事にした、宿は貴


族が止まる様な高級な宿にして学院の先生と合う時の事も考えての事だったが、宿で


会う事は結局は無かったがここは一人一泊金貨1枚の宿だった、当然風呂も有りベッ


ドも豪華で俺が張り切って見て久しぶりに2回もした、アグリスもそろそろ二人目が


欲しいと言う事なので例の魔法を使った、次の日二人で帝国の学院に来ていてアグリ


スもここで3年間学んだそうだが、特に親しい共は出来ずに終わり余りいい思い出は


無いと言う事だった、侯爵から貰った紹介状を学院の受付で渡すと受付をして呉れた


女性が言った、「イライナル・ホカテ先生ですね少々お待ち下さいい、今、授業中で


すから後10分程で終わりますその時に声を掛くださ。それまでもう少しお待ちくださ


い」と言って、「所で貴方はアグリスさんですよね」と言った、「私貴方と同期よマナ


ミラ・コクレムよ覚えていない?」と言ったが、アグリスは記憶に無い様で「ごめん


なさい全く覚えていないわ」と言うと、その女性は「仕方ないはねあなたは良く休ん


で居たし、今はそちらの方が旦那さん?」と言った、俺は其処で名乗って居ない事に


気が付いたので「ごめんなさい名乗って居なかったですね。私はホウライ国代表のユ


キノスケと言います宜しくお願いしますマナミラさん」と言うと、「あのホウライ国


ですか」と言った時に金が鳴った。


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