第37話 魔の森のダンジョンⅡ

 

 俺はイマリカとスマイラとマイ-ラの3人を連れて魔の森の最高峰を目指してい


た、俺達4人は5日目にやっと最高峰の2000m地点だと思う辺りまで来ていた、


最高峰は6000m以上有るので年中雪が見られるがこの辺りには無くて、今は春の終


わりで高山植物が綺麗な花を咲かして居たそんな所が一面平らに見える平原に成って


居た、其処を進むと岩の割れ目から魔物が出て来たみたいで熊の魔物だった、直ぐに


3人で討伐して出て来た所を喉くと何処までも穴が出来ていた、その入り口に立つと


其処に石碑が立って居たので石碑を良く見ると、深淵のダンジョンと彫られて居たの


で触れて見たら何かビィビと来た様に感じたが、このダンジョンとワイバ-ンは関係


が無いと思われた、俺達4人で検討する事にしたがここは2000mの高地だ誰もこんな


ところには来ないし来れない、入り口の横に家を出してとに角中に入りリビングで検


討する事にした、俺はシナ-ルを連れに帰る事にした1人位ならこの距離でも連れて


転移出来るので検討に入って貰う事にした、家迄転移して事情を説明して連れて来た


所を見たシナ-ルは「何といい所なんでしょう」と場所が気に入った様で、ここに別


荘を作ろうと言い出した夏の暑いときには最高の場所だとは俺も思うが今は其処じゃ


無い、そしてダンジョンを見せて家に入って来てリビングのソファーに座るとシナ-


ルが、「貴方、奥さんが増えたの」と言ったここの雰囲気が変わって居ると言うシナ


-ルが怖い、俺は正直に「増えました3人」と言うと、「やっぱり、まぁ良いわどうせ


増えると思って居たから」と言った、俺はそんなに増える要素有った?と成ったが、


5人で如何したら良いか検討するとここは其の侭にして置き、先にワイバ-ンが出て


来た分けを探索してからここを探索する事になった、ここに転移のポイントとして置


きそする事にして又山を登り出した、2500m位まで来ると山に木が少なく成り低木が


有るだけに成って来たが、原因と成る様な魔物や物体が無くこれ以上登っても分から


ないと言う事に成り、ダンジョンが有った所に戻ることに成った、シナ-ルは既に家


に送り返したがその時にシナ-ルが「帰ってからゆっくりと聞きます」と言った、俺


は震える様な気持ちに成ったが堪えた事は3人には内緒だ、ダンジョン迄戻って来た


ので又家を出してその日は休む事になった、夕食はマイ-ラが作り俺が風呂に湯を張


って皆が入り俺は寝た一人で、次の日からダンジョンの探索に切り替わった、ダンジ


ョンの入り口の石碑に全員で触れてから深淵のダンジョンと石碑に彫られた所に入っ


て行った、ここは多分1Fだと思うがとに角広大な草原で俺のサ-チは50km程のサ-


チする能力が有るが先が分からない程の広さだった、やみくもに探索するのも問題が


有るが何の目印も無いので感に頼る事にした、なので真っ直ぐに進み当たって砕けろ


精神で行くと、蟻の大群が来たあまりにも数が多いので壁を作成して蟻に捕まらない


様にして置いた、蟻の数は少なく見積もっても500匹は居る様で壁の上に砲台を拵え


て倒して行く事にした、先ずは俺が上に行き数を減らす事にした絶体零度を放ち辺り


一面を氷にした、壁の中も温度が下がり寒く火魔法で温めて次にイマリカがファイ


ア-トルネードを放ち蟻を50匹程倒した、次がスマイラが行き水流刃を30枚飛ばして


蟻を倒して、次がマイ-ラが岩石飛ばしで3m程の石が30個程飛んで来て蟻を潰して


行き、様子を見ると蟻は20~30匹がごそごそして居るだけに成って居た、壁を解除し


て1匹づつ倒して行き魔石バッシュ魔法を発動すると556個の魔石が集まった、其処か


ら移動して居ると女王蟻が数匹の蟻と逃げる様に走って行った、俺達は追いかけるの


も違うと思い逃がしてやった、蟻が逃げた方と反対側に進み次に出会ったのがマンイ


-タ-だった、こいつは大きかった20mの高さに触手は何処までも伸びて来た、その


触手も20本は有るようでうねうねと動かしているので燃やしてやった、火事に成らな


い様にその後に水魔法で消して置いたが自分達も危なかった、マンイ-タ-は1匹だ


けの様だったが直ぐに狼の群れが来た、狼は見た目で50匹居そうでこいつは魔の森に


だけ居る狼の山岳狼で大型の狼だった、それが50匹は多いしこの数を相手には辛いの


でここは壁を作り一気に襲われない様にして倒す事にした、又蟻の時の様に砲台を作


り倒して行き今回は俺が最後に成った、俺が砲台に登ると最後の一匹が居たのがボス


の様で特別に大きな個体だった、体長が5mも有り毛が白ければフェンリルと間違え


そうなボスだったが俺の一撃で死んだ、さつきから魔物が多くて戦闘ばかりして居た


ので気が付かないかも知れないので言うが、まだ500mしか進んで居ないと言う事実


を教えた、俺はぴょっとするとワイバ-ンが此処から出たかも知れないと思った、


それ位にここは魔物が多いし草原なのに多彩な魔物が居るみたいだ、其処から1kmは


進んだ所で俺のサ-チに魔物の気配が有ったが姿は見えない、サーチの反応は消えて


居ないので居る筈だイマリカにその辺を焼き払う様に言うとファイヤーボールを5発


撃った、すると飛び出したのがカマキリだった草原に隠れて居たが火に驚き飛び出し


た所をマイ-ラのア-ススピアに貫かれて消えた、まだ2kmも進まないが昼時になり


家を出して結界を張り昼飯にする事に、休憩時は家を出し結界を張るそうしないとゆ


っくりと出来ないダンジョンだった、ダンジョンには色々なパタ-ンが有り明るさも


一切変わらない所や、外と同じ様によると昼に別れて居る所もありここは如何なのか


はまだ分らないが、何方にしても先ずは階段を見付けないと1層から抜けられない事


は分かって居た、休憩も終わり家を片づけ進みだすとどっどッと音がして来た、何か


が群れで走って来る様だと身構えて居るとボアの群れが来た、ボアはそんなに大きな


群れは作らないが20匹位が走って来るみたいだ、ボアは追われている様でその後ろか


ら蟻の大群がボアを追って居た様だ、俺達は又壁を作り今回は頑丈にしてボアの突進


が当たるかも知れないのでそうしたが、ボアは避けた様で蟻が俺達の匂いで壁の周り


に群がった、この蟻はさっきのより大きな蟻の様で鑑定すると赤頭蟻と言う名前で体


長が2m~3m有るようで魔の森に生息して居る様で、噛みつきとギ酸飛ばしで後は他


の蟻と同じ様だが今回も数が多い、ここは俺が絶体零度を放ち数を減らす作戦にした


ので砲台に出て放つと全体が凍り付いた、するとほとんどの蟻が動けなく成って居た


ので壁を解除して止めを刺して行った、全部で292体居たが魔石に成ったので魔法で


集めた、其処を過ぎて行くと何かが飛んで来るのがサ-チに反応したみたいで確認す


ると凄い数が来ていた、慌てて壁を作り暫くするとバッタが飛んで来たそこらの草を


食べ尽くす様を見て居た、鑑定するとダンジョンバッタと言う名前で草を食べて移動


するみたいだが、ダンジョンの中だと直ぐに食べ尽くすだろうと思ったが、よく見る


とダンジョンバッタは魔物じゃ無くて虫の様で体長が70cm程有り、虫なので階層に


関係が無く移動する様でこの広いダンジョンだと1層で4日~5日持ち、食べ尽くすと


下の階に移動する様で最深に到達するとまた逆に上がって来る見たいだ、ダンジョン


の最深を制覇したのはこいつらだったのかも知れない、ワイバ-ンが居る森も草木が


食べ尽くされたのが原因で逃げ出してバッタと一緒に外に出たのかも知れなかった、


真相は未だに分からないがそれでワイバ-ンが逃げたのかも知れないとしたら、凄い


事だと思うしダンジョンの常識が変わるかも知れない、と思って居るとバッタが食べ


て終い全てが良く見える様になっていた。

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