第51話 スマエルダンジョン

 俺は冒険者ギルドのサブマスタ-からこの町の孤児院の現状やスラムの状況を聞い


て居た、此処での政治形態の調査はこれ位にしょうと思い次は出来れば人の勧誘をし


たいと考えて、孤児院に行く事にして聞いた場所に向かうと古い建物が見えて来た、


古いだけじゃ無く手入れがされて居ない様だった、其処に入って行くと子供の世話を


して居た女性が近づいて来た、「何か御用でしょうか、ここはスマエル孤児院ですが


誰かに御用でしたか、名前を言って呉れたら連れてきますが」と言いながら、「あな


た様のお名前をお伺いしてもよろしいですか?」と言われたので、俺は自己紹介をす


る事にして「私はホウライ国代表のユキノスケと言います。今日ここに伺ったのはこ


この孤児でホウライ国に来てくれる子が居るか如何かを確認に来ました」と言うと、


「ホウライ国て言うのはユ-ロン半島に出来たと言う国の?」と言ったので、「良く


ご存じですねそのホウライ国です。我が国はまだ人口が4500人程しか居無いのでとに


角人口を増やしたいと考えて居まして、ホウライ国に来てくれれば食事は心配いらな


いと保障します」と言うと、「何人でも構わないのですか?」とその女性が言った、


「はい、構いません。現在の食料備蓄は4500人ですと50年は持ちます」と言うと、


「ここに孤児が30人近く居ますが全部連れて行っても良いのですか」と言った「え


え、大丈夫です。来てくれますか」と言うと、「行きます。私も行きますし後大人が何


人か行くと思いますが」と言って居るので、「取り敢えずあなたを連れて行きます。ど


んなところか見て下さい、それからでも良いですよ」と俺が言うと、「分かりまし


た。準備します暫く待ってくれますか?」と言って何処かに行こうとするので直ぐに


止めてから、「手を出してください」と言って、手を掴み転移したのは俺の家で先ず


は俺の妻を紹介して屋上に来た、其処でここの現状を見せようと思って居たが彼女は


虚ろな目をして居た、何故か分からないが転移魔法に酔ったのかと思い暫く待つと、


徐々に覚醒して来た様で「ここは何処ですか?」と言った、俺が「ここはユ-ロン半


島のホウライ国の私の家です」と言うと、「魔法で来たのですか」と言って「あなた


は神ですか」と言い出したが、「私はここの代表のユキノスケですよ。私は他の人よ


り魔法が使えますが」と言うと、「本当にここがユ-ロン半島のホウライ国ですか?」


と又聞いた、「そうですホウライ国です。今あなたが居る所はユ-ロン半島のホウライ


国に成ります」と言うと、「すいませんやっと落ち着いてきました、もう大丈夫です。


私はイラルシナと言います宜しくお願いします」と言った、「どうですかここは気に


入りましたか一旦帰りましょう。余り長く離れると誰にも行って居無いので皆が心配


します」俺が言うと、イラルシナさんが「分かりました帰りましょう」と言って手を


繋いで戻って来て其処からは早かった、ここは個人が町の補助や冒険者ギルドの補助


で切り盛りして居た孤児院で、一応関係各所にはホウライ国に行くと連絡はして置い


き、総勢33人が転移する為の門を拵えて全員が転移を終えると門を取り外し、ここで


のホウライ国への移転は成功した。

 

 そんな事で俺は33人の移転に成功して息抜きにダンジョンに潜ることにした、俺は


ここに以前3回程入った事が有った、その当時はレベルも今程高く無くてCランク


だったと思うが、3回の探索で50層まで潜って居た筈で久しぶりのダンジョンだが


50層に飛べると大分短縮できる。


 取り敢えずはギルドで情報の収集に来ていた、受付にはこの前に来た時とは違う顔


ぶれが並んでいた、受付に行くと「いらっしゃいませ。本日はどの様な御用でしょう


か」と聞いて来たのでタグを見せて聞いた、「ダンジョンは今何層まで到達して居る


のか」と尋ねると、「現在は68層に到達して居ます。ここのAランクチ-ムでコクトマ


の翼がそのチ-ムです」と教えて呉れた、俺は記憶をたどり又聞いた「ここのダンジ


ョンは確か洞窟が主体だったよな」と聞くと、受付嬢が「そうです。殆どがそうなっ


て居ますが偶に遺跡や墓場の様な死霊系が多く出るエリアが有ります。特に50層を超


えると多く成る様に言われて居ます」と説明して呉れた、俺はダンジョンに行く前に


久しぶりに自分を鑑定して見た。


 

  ☆  ユキノスケ (人族?)  男25才  レベル153


HP  580000

MP  510000


スキル ・全魔法属性 ・錬金術 ・生活魔法 ・鑑定 ・生活魔法

    ・覇気 


エキストラスキル ・創造魔法 ・言語理解 ・状態異常耐性

         ・限界突破者


加護  ・創造神の加護 ・魔法神の加護 ・黒竜の加護


称号  ・賢者 ・剣神 


火魔法  レベル15 ・ファイア-ボール ・ファイア-ランス

          ・ファイア-シ-ルド ・ファイア-トルネード

          ・ファイア-ボム ・ファイア-レイン

          ・火炎流 ・昇竜炎陣


風魔法  レベル15 ・ウィンドシールド ・空気圧 ・圧縮 

          ・ウィンドカッタ- ・ウィンドトルネード

          ・衝撃波 ・フライ ・大気操作

 

水魔法  レベル15 ・ウォーターボール ・ウォーターシ-ルド

          ・ウォーターボム ・ウォータージェット

          ・水流刃 ・水圧 ・水流操作 ・大気の水分操作


土魔法  レベル17 ・アースバインド ・ア-ススピア ・土壌改良

          ・塀作成 ・落とし穴 ・穴掘り ・壁作成

          ・クエイク ・家作成 ・トンネル作成


光魔法  レベル15 ・ヒ-ル ・ハイヒ-ル ・キュア ・キュアオ-ル

          ・エリアヒ-ル ・全回復 ・リカバリ-

          ・ホ-リ- ・ホ-リ-ランス ・ホ-リ-ボム


時空魔法 レベル16 ・ストップ ・巻き戻し ・ヘイスト ・転移

          ・レジスト ・メテオ ・時間停止(5秒)

          ・転移門作成 ・空間漸列


闇魔法  レベル13 ・闇走り ・影縛り ・影分身 ・闇の霧 

          ・サイレント ・コントラクト ・ギアス

          ・影転移


合体魔法 レベル16 ・火炎龍(火+風)・竜巻(水+風+土)

          ・冷気 (水+風)・熱風(火+風)

          ・テンペスト(風+水+土+時+闇)

          ・サンダ-ボルト(風+水+土+火+闇)


創造魔法 レベル23 ・重量軽減 ・重量増量 ・付与魔法

          ・飛行魔法 ・レザービ-ム ・拡張

          ・ブリザード ・絶体零度 ・リフレクション

          ・透視 ・千里眼 ・ダンジョン作成

          ・魔石バッシュ魔法 ・収納魔法

          ・水中遊泳 ・異空間作成 ・ポイント10倍魔法

          ・精子受胎魔法

           

剣術   レベル19 ・受け流し・スラシュ・横薙ぎ ・威圧

          ・十文字切 ・ギガスラッシュ ・瞬歩

          ・一閃切り ・剛剣唐竹割り ・一瞬閃

          ・覇気  ・漸列剣


錬金術  レベル16 ・ポ-ション作成 ・ハイポーション作成

          ・剣作成 ・金属錬成 ・ゴ-レム作成


サ-チ  レベル19 ・50km先の魔力を感知 ・魔力の数が分かる


鑑定   レベル20 ・鑑定出来る 


生活魔法 レベル8 ・種火・飲み水・乾燥・クリーン


 最近はダ-クエルフの所でオ-ガの村を殲滅したので少しレベルが上がって居るが


後は何もしていない、と思いながら50層の石碑に転移して来て51層に向かった、やは


りここは洞窟でこのダンジョンの特徴の様で魔物も洞窟型が多いらしい、サーチを起


動して進んで行くとゴブリンを強化した様な魔物が出て来た10体は居る様だが鑑定し


て見ると洞窟魔人の石魔人と成って居た、体は鉱石を食べるので石の様に成って居て


硬い様で好みの鉱石によって特長も変わるみたいだ、目の前の洞窟魔人は石魔人で


洞窟魔人の中の底辺らしい、俺は剣に魔力を纏い斬ると硬いとされて居る石魔人をス


パと斬って行った、10体を倒し切ると魔石の他に銅のインゴットが2個有った、こ


れは石魔人が落した様で倒すと偶にインゴットを落す魔物見たいだった、次に来たの


も洞窟魔人でミスリル魔人と成って居た俺は思った、こいつを倒せばミスリルを落す


かも知れないと思い剣で斬るも切れなかった、ミスリル魔人は体がミスリルで出来て


居るので硬さが石魔人の10倍は有るので剣では簡単には切れなかった、俺は最近覚え


た空間漸列を発動して見たこの魔法は一部の空間を上下左右何方にも分離する事が出


来る魔法で、発動された空間に居ると体が分かれて仕舞い死んで仕舞うと言う恐ろし


い魔法だった、これを食らわ無い方法は魔法をレジストする事だけだった、10体のミ


スリル魔人を倒した所ミスリルインゴット3kgが3個と魔石が手に入った。


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