第10話 その後の帝国の対応
俺は遂に帝国に通じる道を作った、帝国側はまだどの様な策を撃って来るか分から
ないが、ここ迄は順調だったが2日後に子爵の寄り親のイーナント・ヨゴナ伯爵が兵
500を連れて遣って来た、壁の傍まで着て話しかけて来た「お前たちは何者だユ-ロ
ン半島の住人とか抜かしたそうだが違うだろう、カルロストからの回し者だとわしは
睨んだが真実を申せ話に寄っては良い様に図ってやる」と言いながら椅子を持ってこ
させ座った、俺が「お前は誰だ名乗りもしない者の話は聞けん直ぐに立ち去れ」と言
うと、「お前はわしを知らんのかわしはヨゴナ伯爵だ覚えて置け」と言ったが、俺が
「お前とは話もしたく無い帰れ」と言うと、顔を真っ赤にして怒り出し「何だとこの
わしに向かって帰れだと」と言いながら「思い知らせてやる攻撃だ」と言いながら自
分は後ろに下がった、俺がゴーレム部隊を前に出すと伯爵の部隊は止まり「何だそれ
は全部ゴーレムとはどう言う事だ」と怒鳴ながら部隊を後退させて陣を敷きだした、
俺はこれは付き合いきれんと思い家に帰るとゴ-レムを作り出した、魔石はどんどん
たまって居るので100体のゴ-レムを追加で作りトンネルに派遣した、これで400体に
成り農作業地チ-ムもここに有るので現在は469体に成ったが、農作業チ-ムは別に
して又増やす事にしているそろそろ国が遣って来るだろうしゴ-レムを500体に増員
して置いた、それから1週間は動きが無く我々はゴ-レムなので食料も要らないし
疲れも無いのでそのまま待機出来るが、先方は飯は食わさないと煩いし食料も居るの
で費用が馬鹿に成らないと考え出したころに国の部隊が到着した、帝国の第三歩兵部
隊らしく隊長は帝国中佐で3000人の部隊だ、ここは半島の南端で土地が狭く部隊の
展開はし辛く半島の半分は山が迫り平地は500m程が有るだけだった、中佐はクロイ
ツムと言う名の帝国貴族で伯爵家の次男坊だったが、ここ迄実力で上がって来た俗に
言う叩き上げだった、クロイツム中佐は先ず地元の伯爵と子爵に話を聞くことにし
た、二人に話を聞くと先ず子爵は突然トンネルが出来て出て来たのが仮面を被った男
で、帝国領に不法侵入なので出て行けと言うも交易がしたいと言い、ユ-ロン半島の
国ホウライと名乗ったが、そんな国を聞いた事も無ければユ-ロン半島に人間が住ん
で居ると聞いた事が無いと言った、伯爵はカルロスト王国あたりの間者で前から準備
して居たのに違いないと主張した、それで向こうの言い分はと聞くと二人共に交易が
したいとだけしか聞いて無かった、中佐はこれは拉致が明かないと思い自分で直接聞
くしか無いと考え行く事にした、壁の前に行くと仮面をした男が居たので「私は帝国
中佐で第三歩兵部隊隊長のクロイツムと言うが話を聞きたい」と言うと、仮面の男が
何か合図をすると壁の所の一部が開き中に入る様に言った、中佐は万が一捕虜とかに
され無いかと迷ったが入ることにした、中に入ると先程の仮面の男が立って居た確か
上に居た筈ではと思ったが其れは問題では無かった、仮面の男が此方に来て下さいと
言いながら壁の中に作られた部屋の様な所に入った、中佐も続いては入ると椅子を進
められてたので座るとテーブルにお茶を出して呉れクッキ-を置いて行ったのがゴ-
レムだった、中佐は信じられなかったこんなにゴ-レムがスムーズに歩き行動すると
は見た事が無いし帝国の常識には無かった、中佐は改めて名乗った「私はクロイツム
と言う帝国中佐をしているが貴方は」と言うと仮面の男は「理由が有って仮面をして
いるがご容赦願いたい私はユキノスケと言うユ-ロン半島に国を作り、帝国と交易が
出来ればしたいと思い半島はぐるりをほぼ崖に成って居るので、トンネルを掘ること
を思い付きやっと開通してここ迄来たが如何だろう」と言うと、中佐は「断念ながら
私にはそこまでの権限が無いが帰って交渉は出来る」と言った、俺は「私どもは出来
れば商業ギルドと取引がしたいし商人を招き私どもの国を見て貰っても良いが」と言
うと中佐は「それは良いですね国と言うより商人が個人で取引を行う事が出来れば一
番いい事だ」と言った、俺はこの人は可成り賢いし信用できそうだが上が何と言うか
だと思った、「それでは仲を取り持っていただき上手く行けば交易をすると云う事で
宜しくお願いしたい」と言って握手を交わして別れた、壁から出た中佐は中に居た
人は彼だけだったが他は全てゴ-レムが働いて居た、もしあそこと戦うと成ると手は
全てゴ-レムと言う事に成りそうで戦いは避けた方が良さそうだと感じた、特に
あの白銀色をしたゴ-レムは可成りの難敵だと見たし、ユキノスケと言う人物の強さ
が掴めなかった事が余計に不気味だった、中佐は一旦引き上げて伯爵と子爵に面会し
て言ったとに角軽はずみな行動はしない様に言ったがこの伯爵は自己虚栄心が強く
国にアピールが出来ると思えば仕掛けるかも知れなかった、一応釘は刺したので後
は彼らの考え一つで国の中佐と言えども一国の主の伯爵が遣ると言えば周りの部下は
逆らえない筈だった、中佐は急いで部下の一人の大尉を伝令に走らせ書状を持たせ
た、そして兵をあと5km下げて陣を敷き直して部下を集めて今日の中佐の見て来た事
を部下にも話した、その頃ヨゴナ伯爵は子爵と話していた「グロイ如何する」と伯爵
が言うと、「如何しましょう伯爵様」と伯爵に振り直して待つと伯爵が「ここはチャ
ンスだと思わないか」と言った、「もしあ奴らを打ち滅ぼしトンネルを手に入れれば
ユ-ロン半島も手に入ったのと同様だ、其処に何が有るか分からないが何か有るのは
明白になった、今まで人はいないとされていたユ-ロン半島に人が居たと言う事は住
めると言う事だ、子爵よこの小さい領地でくすぶる積りか一勝負する時が来たのだ」
と伯爵が言うと、子爵が「何かいい手が有りますかゴ-レムが沢山居たと思います
が」と言うと、「そうよな、あのゴ-レムが問題なのだがゴ-レムは剣も効かない
魔法にも強いが多分数は無い筈だなので有るとしても10体だろうと思う。なので一
度仕掛けて10体のゴ-レムはをつり出して、其処に一気に攻めると言う作戦だ」これ
で行こうと二人で作戦を決めた、次の日伯爵と子爵は予定道理に実行する為に部隊を
つれて来ていた、子爵がおとり役を担いゴ-レムをおびき出したら伯爵が一気に攻
める手筈なのだが、子爵が仕掛けると壁の上に仮面の男が現れた予定道理に行って居
ると思う子爵と伯爵がいた、子爵の軍勢は約50人で弓矢と投石等の攻撃を仕掛けて行
った、それにゴーレムが15体追いかけたのを見た伯爵はゴーレムが予想より多いと思
ったが、5体は想定内だと思う事にして伯爵の軍勢で一気に押す為に500人を投入して
長梯子やロープを投げ込み壁を上がろうと思案して用意して居た、其処に壁の上から
「お前たちは伯爵の軍勢だなさっきは子爵だったし」と声がしたが、伯爵は気にせず
「一気に押し込め」と号令とも気合とも取れる声を上げて攻め込もうとしたら、壁の
中から次々とゴーレムがあふれ出て来るように出て来て、部下が倒されて行くのが目
に入りこれは如何した事かと目を丸くしている間にも自分の足に何か突き刺さった、
見るとスピアの様な槍が刺さり倒れ込むと気を失った、気が付くと部下はほとんど打
ち取られ自分も捕虜に成って居た、その傍に拘束された子爵が転がされていたが伯爵
は夢を見ているのかと思ったが、足は痛いままでスピアが刺さって居た子爵も気が着
いた様で伯爵様失敗ですと言った、奏功して居るとクロイツムが駆けつけて来て今回
の騒動が伯爵と子爵が引き起こして、双方の部下凡そ400人程が死んだと聞かされ他
中佐は、伯爵に如何してこの様な行動をしたと問い詰めると、伯爵と子爵は出世のチ
ャンスと思いトンネルを奪えば帝王様に褒めて頂き、爵位が上がり上手く行けば侯爵
に成り領地も増えると考えたが失敗したし、多くの部下を失った責任は取ると言った
ので俺はクロイツムにこの半島をルカトとヨゴナを結ぶ線より南を自由商業地帯と制
定してもらい、自由に商売が出来る所にする様にもとめる。
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