第22話 ガロバとルカトの復興と魔の森の対策


 俺とチ-ムは3日で壁を作り上げてユ-ロン半島に引き上げた、俺だけ引き返して


来て伯爵が来るのを待って居た、伯爵もこんなに早く完成するとは思って無くてユキ


ノスケたちの魔法の威力に恐れを為したが、完成後5日程して到着して壁を見て回り


その完成度の高さに驚きながら、壁の上に上り森を見渡しここは50km余りの距離で


この防衛の大変さだ、ユ-ロン半島の壁は500km有るそうでここの10倍の長さが有


ると言う話だ、其処を守るのがいかに大変かが伺えるがユキノスケにはゴ-レムを作


ると言う能力が有るので、人との違いは伯爵には想像も出来なかったが人はここを守


って行かないと、ここには住めなくなって行く事に成るので領兵を配置する事にし


た、30人の隊を4隊作り1カ月の交代制にしてここを守護して行き、町の復興の為に


伯爵は努力する事にしたので、新たにユキノスケにガロバの町に壁作りを依頼した、


俺は乗り掛かった船なので手伝う事にしたが幅50cmで高さが6mにした、これ位な


ら一人でも3日も有れば作れるだろうと考えた、町の瓦礫を利用しながら作りだした


壁は総延長が16kmの4X4kmの四角に成った、伯爵も土魔法持ちを雇い入れて


町を整理したり道を直すなりして行き徐々に町らしくなり、人も戻り始めて森との間


の壁を見て驚きこれが有れば大丈夫だと安心した、俺は一つサ-ビスに壁の門の隣に


檻を設置してあげて使い方を説明すると、兵士は喜んで檻の監視をすると言った檻は


2カ所に設置したので肉の確保は十分出来るし余りは売れば良いと言って置いた、伯


爵もそれを了承したのでここに赴任している間は魔物も退治出来て、レベルも上がり


お金も手に入ると言う事に成り森の魔物も減らす事が出来るし、1石3兆の働きが出来


るので赴任を喜ぶ兵が増え伯爵も喜んだ、そして兵もレベルが上がる事に拠り強く成


るので4兆の働きがあった、それから1カ月が過ぎて2月の10日風の日に成り罠には毎


日の様に魔物が入り、交代で止めを刺して行き兵のレベルが皆上がった頃に交代の兵


が来た、その引継ぎをして兵は次の1カ月後が待ちどうしかったが領都ヨゴナに引き


上げて行った、檻に入るのはゴブリン、コボルト、オーク、オーガ、狼が主で頻繁に


入った餌はゴブリンだ、他は肉も食えるし毛皮も売れるし魔石は手に入り高く


売れるので、伯爵も兵の成り手が増え後2チ-ム60人を増やして3ヵ月に1回の交代制


にした、そして開拓村を2カ所増やして帝国の他所から人員の募集をすると、2000人


程が集まりその中にはユ-ロン半島に渡りたいと考えている若者も居た、その半島


の代表に成って居るユキノスケは今自由都市が大ブ-ムに成って居た、3月に成っての


登録人数は10万人を突破していた、ここに来ると先ずは飯の食いパグレが無いと言う


噂が流れ彼方此方からの流民の様に集まって来ていた、そして登録所で振り分けて行


き自由都市では無くユ-ロン半島の住民として登録したい人も多く居たので受け入れ


ていた、ユ-ロン半島の住民も5000人を超えたが土地が広すぎて何処に居るか分から


ない位だ、ゴ-レムも増えているので人はゴ-レムの補佐に成って居た、なので俺は


これ以上は畑仕事のゴ-レムは暫く増やさない方針にした、現在ゴ-レムの総数は


1530体に増えている壁を守る部隊に畑を世話するチ-ムにトンネル防衛チ-ムと自由


都市の警備チ-ムが有る。すべての隊の隊長は会話も出来てネ-ムドと呼ばれるゴ-


レムで、俺との繋がりが強くて意識も共有できるので、瞬時に何が有ったか連絡が来


るので大変有難いし最強のチ-ムだ、ガロバから戻りユ-ロン半島のこれからを考え


ていると、ヨゴナ伯爵からルカトの町の壁の強化依頼が来たのでチ-ムを連れて行く


事にした、ルカトはウリウリ湾の傍の町で魔の森からは100km近く離れた立地乍ら


この前には魔物がなだれ込み、可成りの被害が生じた様で壁も倒されたりしていた、


壁はもともと3m程の壁で厚さが30cm位で石を積み上げた様な作りで、大型の魔物


には通用しない壁だった魔物もトロ-ルの様に5m以上の身長が有るので、壁も責め


て5mは欲しいし7m位在ると安心出来るので、7mの壁を作る事に考えて居たが伯爵に


その案を言うとそうして呉れると助かると言った、なので4人で壁を作り始めて2日で


作り上げ5kmX4の20kmの壁で、高さが7mの壁に幅が50cmにして6mの高さの壁を


添わして作り、壁の上で監視がしやすい様にして置いて四カ所の角に15m程の塔を建


て其処を監視塔にして下は階段にしてあるので登り降りに使える様にした、これで


壁作りも完了したのでガロバに行き兵に何か不都合が無いか聞くと、特に無いと言


う事でチームと共にユ-ロン半島に帰って来た、後日伯爵から報酬が届いたので3人


に全部分けて他の連中も引き連れて自由都市に買い物に出かけた、自由都市は色々な


品物が並び品物も豊富で食べ物も新たな試みが見えて楽しい町に成って来た、俺は一


人で冒険者ギルドに入って見たそこは以前稼働して居なかった食堂も開き、ギルドら


しく成り大勢の冒険者が居たがその中の一人の女性が絡んで来た、その女冒険者は綺


麗な顔立ちでソロらしく仲間は居ない様で、「あんたがユキノスケと言う男だな」と


言いながら殴り掛つて来た、俺がその手を掴み捻じると「離せこの野郎と言いながら


親の仇」と言った、俺はこんな美人の女性に恨みを持たれる様な事をした記憶が無く


て外に連れ出して、人の居ない所で家に転移してこの女性に見覚えも無く混乱して居


たが女冒険者は、「私は前ヨゴナ伯爵の娘アグリス・ヨゴナだ、お前のせいで父は斬


首に成り家族もばらばらになって終い、私はその前から冒険者をして居たので今まで


続けて来たが、敵に会って仕舞い思わず殴り係ったが軽く躱され捕まったので、私を


慰みするかるか好きなようにすればいい」と言って笑ったのは、自棄に成って居たか


らだったがアグリスは女ながらBランク冒険者だった、まさかあんなに簡単に躱され


拉致されるとは夢にも思わなかった、しかもここに連れて来るのに失われた魔法の転


移を使った様で、ユキノスケとは一体何者と考えにも及ばない位の衝撃だった、考え


ても自分の親が自分で暴走して自滅したのは知って居たが、このやるせない気持ちは


何処に持って行けば良いのか自分では処理が出来なかったので、親の斬首の原因を作


った張本人に会って仕舞い殴り係ったのは失敗だった、もっと状況を判断して時を待


つべきだったと反省して居たし、この得体が知れない男にも興味を持ってしまったの


は抑えて置いて隙を待つ事にした、この男は私を一つの部屋に入れると女性を呼び食


事を出して来て自分は何処かに行った、その日はユキノスケは帰って来なかったしア


グリスはここが何処かも分からなかった、それで世話をして呉れて要る女性に尋ねた


ここは「何処に成るのですか?」と尋ねると女性は、「私はここで家事などを担当し


て居ますクリ-マと言います」と挨拶をしてから、「ここはユ-ロン半島の一つの領


地でここはユキノスケ様の家に成ります。」といった、「ここはあいつの家なのか私


は囚われの身と言う事だな」と言うと、そのクリ-マと名乗った女性は「あなたは何


処に行くのも自由ですがここに居る限りは食事は出来ます」と言った、「ユキノスケ


は何処に行ったのだ」と聞くと「多分奥さんを迎えに行ったのだと思いますが、あな


たを連れて来たので奥さんや仲間を放って来たので迎えに行ってもう直ぐ帰ると思い


ますが」と言って、それから30分程すると帰って来たのは可愛い女の子が4人だっ


た、そしてユキノスケと一人の綺麗な女性が入って来た。

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