第49話 ユ-ロン半島の評判
ガロハン歴の3164年1月1日水の日になった、ホウライ国の人口も順調に増えて居た
し自由都市が益々商談金額も増えて1%の税収が増える一方だった、国としての機能
は中々確立して居無いがこれは仕方が無かった、今までに国政や地方の町政にも参加
した事が無い連中ばかりなのだ、殆どが俺の独断の様に成って居たのは仕方が無いか
も知れない、何しろここを作ったのが俺なのだからと言っても将来に不安があり、ホ
ウライ国は建前上も合議制を採用して居る為に人の育成が必須なのだ、俺はエテナ王
国に調査に行く事にして準備を進めて居た、エテナ王国は名前は王国に成って居るが
政治は合議制で国王は象徴に成って居て、政治は大統領が執り行い議会が有り聞く所
によると国にはギルドが50支部有り、ギルドの代表が各ギルドから2名が選出されて
居た、其の2名はギルドランクがCランク以上で無いと代表に成れないそうで、各ギル
ドで投票で決まるそうだそれが5年に1回有るそうで、ギルド所属が7年以上であるこ
とやオーブに拠る犯罪歴が無い事が条件に成るそうだ、俺はその国に行ってそのシス
テムを調査する事にした、このシステムを調査するにあたりシナ-ルが行ければ連れ
て行きたいのだが、今は2人目を妊娠中だなので行けないシナ-ルにギルドとは
どの様な所なのかをレクチャ-して貰い行く事にした、出来れば現地のギルド職員を
スカウトする事が目標だ、どの町に行くか王都タタトンに行くか他の地方都市にする
か考え処だった、王都のギルドは大きすぎるこの世界のギルド本部も兼ねて居るので
職員も多い、俺はコクトマ湖の傍のスマエルの町を選んで行く事にした、ここは以前
にも行った事が有るダンジョンが有ったので傍に転移が出来たのが理由だった、俺は
スマエルの町に来ていたこの町は8万人程の町でダンジョンと夏は避暑地として人気
が高く、夏は人口が倍に成り国の隅々から富裕層が集う町だそうだ、今は1月なので
それは無いがダンジョンには多くの冒険者が来ていた、この湖の奥にもいくつかの村
が有るので其処からここに冒険者を目出し若者が出て来るそうだ、俺は先ず商業ギル
ドに向かって家を借りる積りだった、商業ギルドに入ると「いらっしゃいませ。本日
はどの様な御用でしょうか」と元気よく声が掛り、俺が「家を借りたいのですが」と
言うと「借家でよろしいですか?」と受付嬢、俺が「そうです。あまり大きく無くて
3部屋位有れば良いのですが、それと風呂が有ればなお良いのですが」と言うと、
「少々お待ちください」と言って奥の部屋に入って行った、暫くして戻ると一人の男
性を連れて来た、その男性が此方にお越しくださいと言いながら一つの部屋に案内し
て呉れ、自分の自己紹介をして呉れた「私は当ギルドの空き家と借家の担当して居ま
すラングランと言います以後よろしくお願いいたします」と挨拶して呉れたので、
「俺は今度この町に住もうと思って居ます冒険者のユキノスケと言います」と挨拶す
ると、ラングランさんが「ユキノスケ様はランクは?」と聞きに来た、俺が一応Aラ
ンクですと言うと、ラングランさんがそれは失礼しました「お若いのに凄いですね」
と御世辞を言って来た、(いや俺はこう見えて25才です)と心の中で要って置いた、
ラングランさんが「借家を借りたいと聞きましたが間違い無いですか?」と聞くので
「そうです間違い無いです」と答え、「ユキノスケ様の条件に合いそうな物件が4か所
ございまして」先ずは「ここは何ですが1階にリビングとキッチンにトイレと2階に二
部屋どちらも12㎡に成って居ます」次がここと冒険者ギルドの中間あたりに有る此処
ですが、「1階にリビングとキッチトイレと1部屋15㎡の部屋と2階が14㎡の部屋が2つ
有りますが風呂は付いて居ません」と言いながら、ラングランさんが「今紹介させて
もらって居る物件は全て風呂なしです」と付け加えた、其処で俺が「以前居たユ-ロ
ン半島のいえには風呂が有って、風呂が好きになったので欲しいのですが無いです
か?困ったな」と言いつつ、「先程の家を買うとしたらお幾ら位ですか?」と言う
と、ラングランさんが「そうですね購入されるのでしたら白金貨2枚位ですかね土地
も50mX60m有りますし」と言うので、俺が「そこ買います」と言うとラングランさ
んが「マジ、ですか」と驚いて居たが買う事にした、書類の手続きを済ませてサイン
をして白金貨2枚を渡して書類を受け取った、そしてその家に案内してもらいカギを
受け取り中に入った、中は案外広くてまだ綺麗だったが俺は風呂の作る場所を決めて
居た、後備品などの商会を聞いてからラングランさんと別れてベッドや食器などを購
入して行き、家に戻ると早速風呂を付け周りに2mの塀を取り付けて行った、風呂は
浴槽が1.5m深さが70cmにしてみた、駄目ならすぐに改修するので取り敢えず作り使
い勝手を見る事にしてみた、家の中も俺は試しにクリ-ンを魔力を込めて遣って見た
すると家の中がピカピカになった、中は新築の様に成り外は築20年の家だった、近く
に食事処を探しに行って見ると近辺は住宅街で何も無く、冒険者ギルドに行く事にし
て歩くと家から徒歩20分位で近い、速足で歩けば10分位だと言う感じでギルドに着く
と受付嬢が「いらしゃいませ」と元気よく声を掛けて来た、俺は食事に来たのだが受
付嬢の元気に引っ張られて受付に拠った、「俺はAランク冒険者のユキノスケと言う
者だが暫くこの町に滞在しようと思って居るのでよろしく」と言うと、「受付嬢が分
かりました私はマリ-ナと言いますよろしくお願いいたします」と返して来た、俺は
この子なかなか良いなとその時に感じた、それからギルドで昼食を取りどうしようか
と考え付いたのは奴隷を見に行く事だった、俺はこの町には3回は来ているのである
程度の地理が頭に有った、何となく奴隷商の場所が浮かんだので其処に向かい進んで
行った、俺の記憶力も捨てた物じゃ無いと自画自賛しながら辿り着いたのが奴隷商だ
った、俺が入ると「いらしゃい」と低い声で聞こえた方を見ると60才位の品が良さそ
うな男性が居た、俺が「こんにちは、奴隷を見たいのですが行けますか」と言うと、
男性は「はい、大丈夫です。どういった用途の奴隷ですか?」と聞いて来た、俺が
「家事が出来る人が欲しい。年は30才位が良い」と言うと「性奴隷じゃないんだね」
と言いながら案内して呉れた、その部屋には10人程の女性が居たので鑑定して行くと
一人の女性が目についた、年は31才で家事スキル持ちで夫とは死別と出て居て子供有
り7才の女の子が要る様だ、俺が店員に彼女の値段を聞くと金貨90枚だと言う事で購
入する事にして面談した、彼女の名前はサイラと言い31才で子供は知人に預けて居る
と言った、俺が彼女に言った俺は最近この町に越して来たが家で食事を作って呉れる
人が必要で探して居た遣って呉れるかい子供と同居しても良いよ」と言うと「本当に
良いんですか」と言うので、俺が「良いよ引き取って呉れ場良い」と言うと、「よろ
しくお願いします」と言って戻って行った、俺が金貨90枚を渡すと店員が「有難うご
ざいます。彼女は私の知り合いの娘なのです旦那があんなことで無くなり」と言った
が、「申し訳ないあなたには関係の無い事でした」と言いながら、彼女が来るのを待
って居てサイラが来ると「達者でな」と一言掛けていた、彼女も「おじさんありがと
うございました」と感謝して居た、俺が「服を何処かで調達しようか」と言うと、
「知り合いの店が有ります。其処によっても良いですか」と言うので、「良いよ。其処
にしよう」と言うと嬉しそうに「ありがとうございます」と言った、其処に拠ると彼
女の子供が居て預けて居たのがここだった様で服も十分買い子供服も買った、そして
俺の新しい家に帰って来るとこんな所に立派な家が有ったかなと言いながら中に入っ
て感激して居た新築だと、俺が二人に1階の部屋を使ってと言うと「有難うございま
す。この子はアイラと言います7才です」と紹介して呉れた。
俺は取り敢えずサイラに聞いて見た、「サイラ、ユ-ロン半島て知ってる」と聞くと
サイラは「いえ知りません」と答えた。
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