第2話 ユーロん半島に渡る


 俺は今ラガナ半島に来てユ-ロン半島に渡る準備をしていた、この半島の人々


に聞くとあそこは人の住める所では無いと口を揃えて言うが、俺は行く積りだし遣り


切って自分の町を作り上げて見せる積りだ、最悪は一人で何時までも暮らさないとい


けないかも知れないが其れでも遣ると決めたので、失敗しても一人だし俺には最後の


手段転移が有るので、どうにも出来なくなった場合は転移するかも知れないが、次の


日の朝ラガナ半島からユーロん半島に向けて飛び出した、海に出ると少し風が半島と


半島の間を吹き抜ける風が有ったが、俺のフライには影響は無かった5km程の距離


なので10分程で飛べた、降りた所に早速魔法で壁を作成して魔物に襲われない様にし


た、壁で四方を防ぎ上にも付けたので5方に成ったが空気の取り入れ口の穴を作り完


成した、空気口から俺の匂いが漏れるのか魔物が近づいて来るが、どの魔物も突破は


出ない俺の作った壁は30cmはあるし壁を強化したので先ず壊れない、其処で明日


迄過ごして魔力の回復を待って明日からは探検する事にしている。


 次の日は快晴で微風と言う感じの天気で探索日和だつた、空気穴から外を喉くが何


も居ない様なので1面を取り払い外に出た、ここはユ-ロン半島の南の西端に当たる


所だと思う、ここからスタートして地図も作りたい周りをサ-チで検索しながら進み


5km程進んだ、どうやら魔の森から溢れて来たオ-クキングが村をつくっている様で


ここを潰す事にした、暫く観察して居ると上位種はキングの他にオ-クジェネラルと


オ-クシャ-マンが2匹づつが要る様だ、この土地では火事に成っても問題が無いが


自分が巻き込まれない様に考えて行かないと誰も助けては呉れない、オークの村は総


数が123匹の村で俺は先ずブリザードを使った、暫くすると一面が氷付きオ-クもほ


とんどが氷になって居た、それに止めを刺して行き乍ら村の中心に行くとキングとジ


ェネラルは立って居たが、動けずに目だけが俺を追って居た止めを刺して魔石を抜


いた、123個の魔石が手に入り俺は考えたキングの魔石はレベル12の魔石で、ジェネ


ラルはレベルが10の魔石だったその二つを使いゴ-レムを作成する事にした、先ずキ


ングの魔石で創る土を錬成しながら2m程の人型にして行く、関節の部分が問題でスム


ーズに動く様に考えたが中々上手く行かない、何とか前方の敵には対処出来る様に成


った、その関節部分は土のままにして措き他は硬い石に錬成して行って、こうする


と動きがスムーズに成って来た、ジェネラルの魔石も同じようにして行きほぼ石のゴ


-レム2体を作り上げた、俺の左右にゴ-レムが立つので守りにも良くて此れからも


改良を加えてゴ-レム部隊を作るつもりだ、オークの村を潰し進んで行くとゴブリン


らしき魔物が群れて居るのがサ-チで分かった、ここからは2km程の所でゴ-レムは


後ろで待機させて偵察に来た、ゴブリンは魔の森では最弱の魔物だが数が多くて繁殖


が早いのでどんどん増えるのが特徴で、図書館等の本によると年に3回は出産する様


で数が増えるのが当たり前だった、この村も数が300匹から400匹は居そうでボスは当


然ゴブリンキングだ、俺はここも凍り付かせて全てを倒したが魔石はキングとジェネ


ラル二つだけ抜いたが後は大きな穴を掘り其処に放り込めて燃やしてしまった、オー


クと違いゴブリンは食用に成らないので燃やすか埋めるかの二択だ、その二つを潰し


て最南端の一部分は魔物の処理が終わったが、何時又森から溢れて来るか分からない


し後から来る奴ほど強敵に成って来ると思う、今日で南端から500m程が解放され


た形だがこの半島は500kmほど有るので後1万倍の広さがあると思うと夢がある。


 その日は壁を作り四方と天井を囲いその中で寝る事にした、ゴーレムは外に出して


いるが何事も起こらなくて静かな夜だった、次の日には昨日とは逆に行き東から西に


向かい敵を発見次第倒して、サーチの反応が多ければ様子を見ながら行動して楽に


勝てそうな敵は殲滅した、暫くそんな事の繰り返しで俺の領地を広げて行きその領地


に壁を作成して行くが、海の淵は崩れ易いので100mは開けて置いたがその分壁が多


く成るが仕方が無いと諦めた、壁に囲われた中でゴブリンキングの魔石でゴ-レムを


作成した、これで3体に成ったので明日からは積極的に行く積りだ、次の日からは壁


を作り始め目標は1kmX1kmの範囲に壁を作成して、中に家を作り其処に住みながら


拡張して行く事にした、壁は10mの高さにして厚さは30cmの壁で表面を強化して行


き防御力を上げ外敵に備える事にした、壁を作り終えると俺の魔力はほぼ空に成って


仕舞い本日の作業は止めて置き、テントで寝る事にしたが壁が有るので魔物は来ない


と思うが飛べる奴も居るのでゴ-レムに守って貰う事で対処する、次の日は壁の中を


土錬成で作り変えて畑を作り持って来た種を植えて行き小麦の種を畑に直接まいて見


た、後はかぼちゃにナス人参に小松菜と言った野菜も植えた、今は5月なのでキャベ


ツや白菜大根は種は有るが秋に植える事にした、それまでにはここもあと3倍位に拡


張して行き家も建てる事にしたが、魔法で創る為に新たに魔法を作り上げて見たが上


手く行くかは遣って見ないと分からない、俺は新しい魔法家作成を行使して見たら一


部屋は出来たが魔法は一部屋づつに成るようで、部屋の大きさは魔力の込め具合で決


まる様だ今出来た部屋は8畳位の部屋で、其処に玄関を着けトイレを付け風呂と


キッチンを付けると家らしくなった、取り敢えずこれで良いとして一人だしと思った


が寝室がなく付け足した、次の日に森まで行って木を3本程切って来てベッドと


テ-ブルに椅子を作成して置いた、テーブルは4人掛けにして椅子も4脚作り将来の為


に準備して置いた、そんな事をしている間にも魔物が遣って来ていたゴーレムが対処


してボアを倒していた、可成りの大物で肉が大量に出来たし俺のイベントリ-は時間


停止も付いて居るので腐らないので便利だ、これでオークの肉とボアの肉が手に入り


野菜が出来ると完璧な領地に成る筈で、食べ物には困らなくなったし俺には転移と言


う隠しスキルが有るので帝国とエテナ王国にはどこにでも行けるので、買い物は自由


にすることが出来る心配はいらないが出来るだけ自給自足で生活するのも


目標の一つだ、この半島には魔の森から流れ出る川があるが水量が多く色々な


事に利用して行きたいので、便利な道具も作り出せれば良いのだが地球の知識をここ


で発揮していければ最高なのだが、地球に居る時はそんな技術も無かったので自分も


あまり期待はしていないが、知識と言うよりも見た事が有るという程度の物はたくさ


んあると思う、ここ3日程で領地も拡張した2kmX3kmに成ったので可成りの広さに


成った、俺はもっとゴーレムを作りたいので魔石が必要だレベルが8以上が欲しい


と思って居たので集める為に魔の森に近づいて行く事にした、領地を出て森に近


づいて行くとオーガが2匹歩いて餌を探して居るのかハナをひく衝かせていた、


俺は一気に近づき剣を2度振ったそれで2匹を倒し魔石を手に入れそこから暫く行


くとオーガの村が有った、30体近くのオ-ガが居る様で殲滅する事にした、オーガ


ロードが率いる村の様で俺はサンザ-ボルトを放った雷の嵐だ、ロードは耐えきっ


た様だがふら付き何とか立って居るみたいだが部下は全部事切れていた、俺はロード


に近づき剣を一閃してロードに止めを刺した。

 

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