概要
凄い才能も、特殊な能力を持つ人も出てこない、素朴な青春バンド物
高校二年に進級する春休み。
平凡な高校生、保科 守《ほしな まもる》は、学校の寮で偶々、独り暮らし状態での生活を送っていた。
そんな彼の元に、新しくルームメイトが訪れる事となる。
ルームメイトの池上 健介《いけがみ けんすけ》は、バンドでギターを弾いていた。
元より”聴き専”での音楽好きな保科だったが、池上に影響を受け、楽器を始めようかと思い立つ。
そこから始まる、新しい日常、成功や挫折を描く、青春バンド物語。
剣も魔法も無ければ、異能もハーレムもありません。転生もVtuberも配信もありません。
ありふれた主人公や登場人物達の紡ぐお話です。
平凡な高校生、保科 守《ほしな まもる》は、学校の寮で偶々、独り暮らし状態での生活を送っていた。
そんな彼の元に、新しくルームメイトが訪れる事となる。
ルームメイトの池上 健介《いけがみ けんすけ》は、バンドでギターを弾いていた。
元より”聴き専”での音楽好きな保科だったが、池上に影響を受け、楽器を始めようかと思い立つ。
そこから始まる、新しい日常、成功や挫折を描く、青春バンド物語。
剣も魔法も無ければ、異能もハーレムもありません。転生もVtuberも配信もありません。
ありふれた主人公や登場人物達の紡ぐお話です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!切ないけどリアル感
途中、何度もため息をつきました……。
私が高校生の時、バンドをしてた同級生が学園祭で演奏していました。とても上手だったので卒業後は音楽をするために上京しました。しかし数年後、赤ちゃんができて結婚するために地元に帰ってきました。この小説を読んでいるとそれを思い出します。
なにが正しいとかなにが悪いとか、どの判断が正解で不正解で、なんてものはないんですよね。
青春のがむしゃら感とか、夢との折り合いとか、そういった切なさや無邪気さが入り組んだような小説でした。
ため息がでるのは、私が高校時代が思い出になっている年代だからでしょうか。
高校生や大学生が読んだらまた別の感想を持つかもしれませんね。 - ★★★ Excellent!!!バンドを始めるきっかけって
こういうものだよなぁ・・・と納得できる導入です!導入の舞台装置として「寮」という設定も素敵ですね!
バンドものだとどちらかというと、部室やハコ等々が舞台になるので自宅通い、もしくは複雑な事情で一人暮らしなどが多いと思うのですが、スポーツものでもないのに「寮」設定というのがとても魅力に感じます!
そこで同室になった友達の影響で・・・という、とても学生らしい、そしてだからこそ応援したくなるスタートをきることになります!
このレビューを書いている今、私は完結まで読了済です。
ちょっと最後を読んでとても好みな締めのため、色々ここに書きたくなる衝動が溢れていますが、そこはぜひともみなさんの目で確認…続きを読む