■附録:登場人物紹介:その四■
■附録:<登場人物紹介>■
ここでは第四章で登場したキャラクターについて紹介していきます。
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■男爵令嬢:ガーネッタ・ガーネット■
ワインよりも深い赤紫色のストレートの髪、濃紅の瞳。地味だが整った顔立ち。
艶のあるワインレッドのドレスに、落ち着いた色味の赤紫のコルセット。少し古めかしさを感じるオーソドックスなデザイン。
身長163cm、体型は普通。胸は豊か。
地味さと家格の低さからルヴィエラ達に目を付けられ、虐めのターゲットにされてきた。何も反抗せず黙って虐めを受け入れる彼女に対し、虐めは日々エスカレートしていった。本人はそれほど気にしてはいないが、相当酷いものだったようだ。
爵位は男爵ではあるもののガーネット家は歴史の古い家で、その起源は王国建国以前の魔法帝国時代にまで遡るという。それ故に彼女は、その血筋に相応しくあれと厳しく育てられて来た。
彼女の時折見せる凜とした誇り高さや立ち居振る舞い、懐の深さはその教育の賜物であると推測される。
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■侯爵令嬢:ルヴィエラ・ルベウス■
鮮やかな緋色の髪に同じく緋色の瞳。少し派手目だが間違い無くずば抜けた美人。
ドレスではなく、緋色に金の縁取りの騎士服めいた衣装で男装している。それは舞台衣装のように煌びやかで、流行の少女歌劇の男役を真似たものである。
身長171cm、手足が長く見映えのする体型。胸も適度にあるが男装だからといって潰してはいない。
上に兄が二人いるが、遅く産まれた娘ゆえに我が儘放題に育てられた。家格の高さと美しさも相まって、学院では傍若無人に振る舞い、弱い者を虐げ、女王のように振る舞ってきた。
しかし心の奥底では弱く空虚な自分を字書くしていたのだろう、過剰に『個性』を持とうとした節がある。男装や同性愛の真似事もその結果だったようだ。
常に自分が一番でないと気が済まず、誰もが認める『女王』であるアメリアに対して並々ならぬライバル心を持ち続けている。ゴールディとの婚約を裏で手を回して破局させたのも、その逆恨みとも言える憎しみ故であった。
サフィーリアとは幼馴染みであり、親友以上の関係。互いを運命の相手と称し、愛し合う仲だった。
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■伯爵令嬢:サフィーリア・サフィロス■
瑠璃色の髪は見事な巻き毛、瞳も海の如き群青。愛らしさと美しさを兼ね備えた申し分の無い美人。
煌びやかで艶のある瑠璃色のドレス、メタリックな青のコルセット。最新流行の型の豪奢なドレスである。
身長159cm、少し華奢だが胸は豊か。
激情家で気難しく、周囲の人間には恐れられていた。しかし人情に篤い一面もあり、同時に過去には拘らないサバサバとした性格も相まって、慕い自らひれ伏す者も多い。
ルヴィエラとは幼馴染みで、同性ながら将来を誓い合った仲。互いに恋人のように接し、二人が寄り添う姿は見目麗しく、その耽美な関係性に憧れを抱く女子生徒も多かったという。
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■子爵令嬢:スピカ・スピネル■
落ち着いた真紅の癖毛に朱色の瞳。幼さの残る大人しい顔立ち。
フリルの多い真紅のドレスに、艶消しの朱色のコルセット。
身長155cm。少し肉付きの良い体型。
ルヴィエラとサフィーリアの関係に憧れ、思い切って仲間に加えて貰った。以降、二人に小間使いのように扱われてきた。
本来は大人しく、目立たない性格である。正義感は人一倍強いものの引っ込み思案がたたって、ルヴィエラ達に意見出来ない自分に後悔ばかりしてきた。
実は筋金入りの少女歌劇団のファンであり、休みの日には欠かさず観劇に行っている。
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■子爵令嬢:トパーゼン・タパス■
青空のような水色の髪、水色の瞳。整っているが地味目の顔立ち。
フリルの多い髪と似た空色のドレス、淡い水色のコルセット。
身長158cm、痩せていて胸も控え目。
元々は別の貴族令嬢グループにこき使われていたが、ルヴィエラ達がそのぐるーぷを叩き潰したのが切っ掛けで、ルヴィエラ達の仲間になった。グループが変わっても彼女の立場や扱いは似たようなものだったが、恩を感じ不平も言わず付き従っていた。
極端に人見知りで事なかれ主義。弱い自分が嫌いで、サフィーリアのような芯が強く発言力のある性格に憧れていた。
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これで第四章は完結となります。
第五章では全グループが同じゲームに同時に挑戦、その後全ての人物が集合という運びとなります。
どのキャラが生き残るのか、運命の悪戯はどのように皆を弄ぶのか……。また、王国や聖教会、聖女候補生に関する謎も少しずつ明らかとなってゆきます。物語はまだまだ続きます。
引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。
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