概要
みんな、フツウになりたかっただけ。
これは、逆境の中を生きる女の子と、ある犬の物語。
いじめで絶望の底にいたわたしを、少しずつ救ってくれた「りん」。
けれどその愛情に応えるには、わたしたちの時間はあまりに短くて―――。
心からの結末を、いつかお届けします。
※9月中には、連載再開したく思います(25年9月19日付)
※2024.11.12~ 段落一文字落とすのを忘れていたため、1話ずつ修正しています。
しばらくかかる見込みですが、ご容赦ください。
※段落を落とす作業を忘れていたのですが、途中までしか修正ができておりません。
読みにくいと感じられた読者様、申し訳ありません。
いじめで絶望の底にいたわたしを、少しずつ救ってくれた「りん」。
けれどその愛情に応えるには、わたしたちの時間はあまりに短くて―――。
心からの結末を、いつかお届けします。
※9月中には、連載再開したく思います(25年9月19日付)
※2024.11.12~ 段落一文字落とすのを忘れていたため、1話ずつ修正しています。
しばらくかかる見込みですが、ご容赦ください。
※段落を落とす作業を忘れていたのですが、途中までしか修正ができておりません。
読みにくいと感じられた読者様、申し訳ありません。
決意を新たに。
皆様からの応援が、物語を生きる私たちの力になります。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!暗闇を照らす、命の鼓動と再起の物語
1章の壮絶な絶望から、3章で未来を模索するまでの歩みに、片時も目が離せませんでした。
言葉を失うほどの鋭い痛みを描きながらも、愛犬「りん」の温もりや、祖母が鳴らす「おりん」の響きによって、止まっていた時間が溶け出していく過程があまりに美しく尊いです。
安易に強くあろうとするのではなく、傷を抱えたまま一歩ずつ「自分」を書き換えていく主人公の姿は、読み手の心に静かな勇気を灯してくれる……そう思います。
命の質感と心の機微を、丁寧に掬い上げた筆致に、深い敬意を表します。
次の展開が楽しみでならず、いつまでも追い続けたいと思わせる……圧倒的な傑作です。 - ★★★ Excellent!!!歩みの遅い人生、でも生きてきた年数よりその濃度はずっと凝縮されている
高校二年生の少女が現在進行形で語る自分の人生。たった十数年の人生にしては重たすぎる時間を送ってきた彼女が、家族や先生、友、そして大きな存在である飼い犬との日々を通して、生きるための道を一歩ずつ進もうとしている。それは彼女の通ってきた過去を思うと果てしない道のりであり、次の一歩さえ踏み外しそうな危うさもはらんでいる。
「フツウ」の常識から見れば、彼女は恐ろしく弱く不器用で、その歩みはかたつむりのように遅い。社会の中で虐げられる立場に置かれる要素しかない小さな生き物に見える。
しかし、どぶの中で宝石を見極めようとするような鋭い感性が彼女にはある。たった十数年の人生で蓄積させた心の濃度は、もしかし…続きを読む