このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(641文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(411文字)
ちょっと奇妙な芸術家肌の女の子と、学校へ行けなくなった「モブ」の少年。 彼女は彼に、自分にメイクをさせて写真を撮らせてくれと提案する。 二人が壊れそうな心を支えながら美しいものを表現していくその姿に心を打たれました。ぐいぐい二人の世界に引き込まれました。 是非読んで欲しい一作です。
美とは。自分らしさとは。答えは分からないけれど、分かっていることはこの自分ではないってこと。そんな脆いけれど、正直で真摯な2人は互いが必要だった。マジョリティとは違う自分等。暗闇の中に光る夢を探り、時には傷つけ合いながら、自分自身に向き合う。そんなヒリヒリとした青春を体験させてくれる小説です。