Ｓ．Ｚ．Ａ―第２課勇者係　Episode１　ブレイブハート

　テンポとリズムでついた勢い、雰囲気がもたらすスピード感で、迫力の戦闘シーン、また恐ろしい秘密が明かされるシーンに緊張感が走っています。

　スキルやジョブといったシステムも、ＪＰＲＧに親しんだ人ならば、すんなりと受け入れられるはずです。

　しかしストーリーは、最近のファミレス風の味付けがされたＪＲＰＧとは対局の、ハードなダークファンタジー。

　毒です。しかし毒を持つ花ほど、美しいのは、現実と同じ。

　いうなれば極彩色の闇が、私の頭を支配しました。

　そこを征くのは、心に勇気という灯火を持つＢＨたち。

　展開はハード、雰囲気はダーク…しかしＢＨたちの輝きは、だからこそ眩しく、読者の…続きを読む

　Loon……それは不可視のエネルギー源。
　それの発見に人類が歓喜したのもつかの間、それの恐るべき弊害により、人類は窮地に立たされることになった。
　Loonは生物に悪影響を与え、状況によっては異形に変質させてしまう。
　そうして生まれたと考えられる生命体、MEは人類の生存圏を脅かしていた。

　それの対応を行うお役所、特区管理局の局員、浅日宗一は地方特区のME駆除に派遣される。作業員のツナギのようなそれに加えて携えたのは、一振りの剣。
　相手は、ゴブリンの群れ。だが、その状況に彼は違和感を覚える。
　同時に、発見される女性の不審死の死体。
　得体の知れないゴブリンの動き、そして無数のゴブ…続きを読む

設定の細かさと話の展開のうまさで読む人を引き付ける作品だと思いました。それに、私も真似してみたいと思う文章の表現がありました。面白かったです！

自分も取り入れていきたいと思いました。

ひとつの殺人事件事件の捜査の過程で、この世界の舞台紹介、登場人物紹介がされており、まったく飽きません。

1話目が季節描写で完結するので、ちょっともったいないかなと思いますが、しばらく読み進めると、殺人事件や主人公の謎が次々展開して目が離せなくなります

当方、ファンタジーが苦手なのですが違和感なく物語に入り込むことができました。そして気がつけば最新話まで一気読みしておりました。
読みやすい文体、物語の運びもさることながら、練り込まれた世界観が素晴らしいです。散りばめられたほの暗さが堪りません…！！！
ゴブリンの繁殖の描写や、BHの戦っている様が恐ろしいからこそ、ここまで物語に入り込めたのだと思います。
続き楽しみにしております。
現代ファンタジー初心者、ダークテイストの小説が好きな方には是非一読頂きたいです。

強烈なインパクトでした。まだ、多くの謎が明らかにされていませんが、世界はLoonに影響を受け始めています。今は特区という枠組みで区切られている中。その枠組みはエリアではありません。者、物。そして、Loonを感知するこの出来る人間をBraveHeart（通称BH）と呼んでます。それはミュータントエネミー（ME）を狩るものでもあります。
そして、BHとMEの関係に共通するLoon。それは間違いなく増えていく。
舞台は近未来日本。
何かがあって、こうなっている。
まだ序章に近い感じだが、一気に人類の生存をかけた物語になる予感がします。ある女王の誕生で。

どうする人類。

望みの綱はBHと呼ばれる…続きを読む

勇者が警察のような組織でゴブリンを狩る現代ファンタジー。舞台が現代だけあって武器はシステマチックだし、被害も具体的で悲惨極まりない。
そんな中で主人公が秘められた実力を段階的に開放していく様子は、実に王道かつ爽快で心躍る。つぎつぎと訪れるピンチにどう対応するのか、展開に目が離せない。
続きを楽しみにしています！

設定がしっかりしているので、引っかかるところがなく読み進めることができました。キャラクターも上手く個性が出ておりました。

何となく読み始めたのですが設定も結構きちんとしており好感が持てました。
細やかなところまで作者様のこだわりが見えます。
多くを説明しないところも良いと感じました。
いずれ話しを読めば分かってくるのだろう的な感じなんですかね？

話しの内容も、これから何処までも広げられそうな物語で、現代社会にゴブリンが出る。
それを警察や国が対処してけば実際こうなるんだろうなと何となく納得しました。
たまに格好をつける主人公にも好感がもてました。

正直もっと評価されてもいいと感じました。
頑張って続きを書いて下さい。
応援してます。