『ワイワイワールド2 SOS!!パセリ城』【FC】

 今回は『コナワイ2』を語りたいと思います。

 タイトルに『コナミ』の文字がなくなっていますが、私の中での略称は『コナワイ2』です。


 いろいろ個性的なステージがあるゲームなので、あんまり思い出を憶えてなくても、面白く紹介できるのではないかと目論んで書くことにしました(笑)


 ワイワイワールドのお姫様をお城ごと、ワルーモンという悪の大魔法使いが、宇宙空間にさらっていってしまいました。

 コナミヒーローに変身できるロボット、リックルが姫と城を取り戻すために出動します。

 

 基本、横スクロールアクションなのは前作と同じですが、『1』と違ってステージを順番にクリアしていくタイプになっています。

 キャラの見た目は『1』はカッコいい感じでしたが、『2』はかわいい感じになっています。


 そして前作はコナミヒーロー本人と交代でしたが、『2』はロボットリックルが、ステージに時々ふわふわと飛んでくるチェンジカプセルというアイテムを取って、コナミヒーローに変身する、という形になっています。

 ただし、ゲーム開始時に変身パターンを選ぶことになっており、その選んだパターンの三人にしか変身できないようになっています。

 自由に好きなキャラに変身できないのがちょっと残念です。


 チェンジカプセルを取ると、画面下部にある、変身できるキャラののマークが、順番に一つずつゆっくりと赤く光っていきます。変身したいキャラのマークが赤く光ってるときに ↑+A を押すと、変身したいキャラに変身できるようになっています。

 なので間違って、変身したくないキャラに変身してしまうこともあります。

 変身していられる時間は六十秒で、回復アイテムを取ると秒数が増えます。ダメージを喰らうと減ってしまいます。


 選べる変身パターンは四種類。


・ゴエモン・ウパ・シモン

・ゴエモン・ビル・フウマ

・ウパ・フウマ・シモン

・ウパ・シモン・ビル


『がんばれゴエモン』からゴエモン。

『悪魔場ドラキュラ』からシモン。

月風魔伝げつふうまでん』からフウマ。

 この三人はは『1』の時も登場しましたね。


 シモンは攻撃力の高い鞭の攻撃、フウマは攻撃力の高い剣での攻撃、というところは『1』と同じですが、ゴエモンは『1』と違って、キセルをブーメランのように投げて攻撃します。


 ビルは『魂斗羅コントラ』から。

 攻撃力は低いけれど、銃を上下左右に撃つことができて(下はジャンプしないと撃てないけど)、射程も画面の端っこまで飛ぶという使い勝手のいいキャラです。


 ウパは『バイオミラクル ぼくってウパ』から。

 なんと赤ちゃん。ハイハイで進んで、ガラガラで攻撃します。射程距離はとても短いですが、倒した敵は雲になって足場にすることができます。

 そしてその雲が天井にぶつかっている状態で触れるとゲットすることができ、十個獲得するとワンアップするエンゼルマークとしてカウントされます。


『1』の時と同様、やっぱりこの二つのゲームも私は遊んだことがありません。でも『コナワイ』は好き。


 ほとんどのプレイは兄や友達と二人プレイでやっていたのですが、変身パターンはいつも二人合わせて、ビルとフウマとウパが使えるように合わせていました。

 ビルは上下左右に撃てて、弾が画面端っこまで飛ぶという強みがあります。

 フウマは射程が短いながらも攻撃力があって、連射もききます。

 なのでフウマ前衛、ビル後衛って感じで使ってました。

 そしてウパは雲がエンゼルマークになるので、うまくやればいくらでも機数を増やすことができるので、必ず連れていきます。


 なので大体、

・ゴエモン・ビル・フウマ

・ウパ・シモン・ビル

 のパターンを選択していましたね。ビルが被っていますが、同時に同じキャラに変身することはできないので、いつも争奪戦です。

 そしてゴエモンとシモンは使われないって言う……。


 変身パターンを決めたら出動です。

 Ⅰコンは赤いボディのリックル。Ⅱコンは青いボディのブルーリックルです。


 ワールド1は普通の横スクロールアクションで、未来都市が舞台です。そして途中で戦闘機に乗るシューティングステージに移行します。

 このシューティングステージは幼いころはかなり難しく相当死んでいました。


 シューティングステージに移行する前に、他キャラクターに変身していても強制的にリックルに戻されます。変身時間が残っていてもです。

 なので直前で変身するのはもったいないと、変身に必要なチェンジカプセルを温存します。

 でも一機死ぬとチェンジカプセルは無くなってしまいます。


 ということはシューティングステージが終わった後、すぐに変身したければ、とにかく死なないようにしなければいけないのです。

 かなり必死に死なないように頑張りました。そのおかげでもしかしたらシューティングがうまくなったかも?


 ワールド2は『ゴエモン』風な江戸ステージ。

 どこで聞いたのかは忘れましたが、ここには隠しステージがあるという噂がありました。

 穴に落ちてみたり、背景に描かれている屋敷の入り口の前で、色々ボタンを押してみたりしましたが見つかりませんでした。

 で、今回、いろいろ復習するためにネットで検索したりしたのですが、隠しステージに入れるのはゴエモン限定、だという情報が。

 ……そりゃ見つからないわ。ゴエモン使ってないんだもの。


 ワールド3は二つのステージに分岐しており、好きな方を選べます。

 どちらもツインビー(Ⅱコンはウインビー)に乗っていくステージです。

 そのうちの片方のステージにはまた隠しステージがあるという噂があって、一生懸命探した結果、こちらは見つけることができました。ボーナスステージでウハウハなステージでした。


 ワールド4は『魂斗羅』風。ここのボスはかなりの画面上まで飛んでいくので、上に向けて攻撃できるビルが大活躍です。リックルも二段ジャンプできるので攻撃できるのですが、間違って他のキャラに変身してしまうと、全然ボスに攻撃が届かなくて悲惨です。


 ワールド5はウパのゲーム風。ここでは大きなケーキが障害物として出てくるのですが、ウパはそのケーキをムシャムシャ食べて進むことができます。小さな体なのにいくらでも入る……ウパのおなかは四次元か?


 そしてここの後半は、メロンソーダの中の水中ステージです。ゆっくりと上に進んでいく強制スクロールのステージなのですが、ウパ以外のキャラはかなりボタンを連打しないと上に上がってくれません。


 ですが、ウパは体が軽いからか、水中眼鏡を装備しているからか(このステージだけ勝手に装備してます)、ワンボタンで他キャラと比べて、二、三倍くらいは上昇します。

 変身パターンでウパが被っていると争奪戦になりますね。


 ワールド6は、パズルステージと、カーレースステージに分かれます。

 好きな方を選ぶのですが、パズルは二人でプレイしていると、なぜか二人で対決するようになっています(なんで仲間割れ(?)せにゃならんのか)。

 難易度も慣れるまでは難しいので、最初はあまり好きではありませんでした。

 でも、勝つと(一人プレイの時はパズルを完成させると)、予備バッテリーという回復アイテムがもらえた、というのと慣れるとなかなか面白いということで、後々結構プレイしていました。


 カーレースのステージは、正確に言うならカーレース風アクションでしょうか。上からの視点で、車を操作して、敵をよけたり、途切れた道をジャンプして越えたり、弾が撃てるようになるアイテムを取って敵を撃ったり。

 こちらの方が断然面白く感じていたので、こちらを選ぶ率は相当高かったですね。


 ワールド7は『月風魔伝』風の妖怪墓場。

 うーん。このステージは何も印象に残ってない(汗)

 このステージのような横スクロールのステージで、一機やられたあとのちょっとした裏技(?)があります。

 復活するとき半透明の状態で、リックルが戦闘機に乗ってやってくるんです。放っておくと、戦闘機から降りて参戦します。

 しかし、戦闘機に乗っている半透明の状態で、戦闘機の部分を足場の所に重ねていると、いつまでたっても戦闘機から降りないんです。


 なので二人プレイの時は、一機死ぬと、相方に画面を進めてもらって、自分だけ楽をするというプレイも可能です。それをこのステージでよくやってた気がします。


 ワールド8は『グラディウス』なステージ。和風ステージとモアイステージに分岐しています。

 Ⅰコンはビックバイパーに、Ⅱコンはメタリオンに乗っていきます。

 本家の『グラディウス』はかなりの難易度のイメージですが、このステージは程よい難易度に設定されています。

 さしてシューティングがうまくない私でも楽しんで進めることができました。


 本家もプレイしたことがあるのですが、本家でもこれあったかな? という要素を今思い出しました。地面すれすれを飛ぶと、機体から足が出てちょこちょこ動くんです。あれが可愛くて余裕があればよくやっていましたね。


 けど……『1』ではモアイって味方だったのに……。


 ワールド9はいよいよラストのパセリ城です。

 しかし開始と同時にラストだという緊張感は一瞬にしてなくなります。上からの視点で、道路を走る車をよけたり、谷に落ちないようにうまくリフトにのっていく、なんだかコミカルなステージなんです。絵もコミカル。音楽もコミカル。車に引かれたときや、谷に落ちた時の効果音もコミカル。

 ラストステージがこれー? と思いつつも、車に引かれて吹っ飛んでいく姿に爆笑しながらプレイしていた気がします。


 そこをクリアすると『悪魔場ドラキュラ』風なステージです。

 中ボスはバネでパンチを繰り出してくる棺桶なのですが、ボスはダメージを受けた瞬間は一瞬動けなくなるので、二人プレイだと、挟み撃ちにしてひたすら攻撃して動きを最小限に封じていた記憶があります。


 その次が本当にラストのワルーモンのいる場所に続く道です。フウマ前衛、ビル後衛のコンビが一番活躍するステージだった気がします。


 そしてラスボス、ワルーモンの所にたどり着きます。

 え? ってなるくらいふざけた顔……。ふざけてるとしか言えない……。

 そんなワルーモンですが画面上の方に飛んでいるので、リックルの二段ジャンプか、ビルの上向き攻撃でしかダメージを与えられません。

 チェンジカプセルもそんなに手に入るわけではないので、最後にしてリックル一番の活躍どころです。


 撃破してお姫様を助けると、青い髪の可愛いお姫様の顔をアップで見ることができ、感謝の言葉をもらえます。

 そしてエンディングです。


 大した思い出を憶えていないと思っていましたが、書いてみるといろいろ書けるものですね。まぁ個性的なステージが多かったから、というのもありますが。


 というわけで『コナワイ2』の思い出は以上です。


 ファミコンソフトの思い出は、幼いころすぎて憶えていないと思っていましたが、書いてみると意外と書けるとわかったので、またいろいろ書くかもしれませんね。まぁ、思い出ではなく紹介という形になるかもしれませんが。


 では、また語りたくなった時に語ります。またそのうちに。

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