ファミコン
『コナミワイワイワールド』【FC】
今回はコナミのヒーローたちが集結したファミコンソフト、『コナミワイワイワールド』(以下、『コナワイ』)を語ります。
ファミコンソフトのプレイした思い出って、もうかなり幼い頃だったので、ほとんど憶えていません。なのでここで語るとすれば、ある程度大きくなってもプレイしていたゲームになります。
その代表であるのが『コナワイ』です。大人になっても楽しくプレイしていたので、初見プレイの時の思い出もよく思い出していて、色々と憶えています。
大魔王ワルダーに捕らえられた六人のコナミヒーローたち。
彼らを助け出し、ワルダーを倒すのが目的のゲームです。
捕らえられているのは以下のヒーローたち。助けると仲間になってくれます。
みんな最初は近接攻撃しかできませんが、そのキャラの専用アイテムを取ると飛び道具が使えるようになります。
『がんばれゴエモン!』から、ゴエモン。
キセルを使った上段攻撃が特徴。上から迫ってくる敵には強いが、足元の敵には弱い。アイテムを取ると使えるようになる飛び道具は、小判。
ところどころに置いてある、回復アイテムが入っている、『?』のついた宝箱を開けられる唯一のキャラです。
『悪魔城ドラキュラ』から、シモン。
鞭による攻撃は、他のキャラの攻撃よりも射程が長くなっています。誰も飛び道具を持っていない状態での、遠距離の敵に攻撃したいときは必須のキャラクターです。
アイテムを取ることにより使える飛び道具は、クロス。飛び道具を使用するときに使う弾丸を五つ使用しますが、他キャラの飛び道具よりかなり強力で、ブーメランのように手元に戻ってくるのが特徴。
『
武器は刀で、道を封じている特殊なブロックを壊すことができます。
飛び道具は三方向に飛んでいく三つの手裏剣で、こちらも特殊なブロックを壊せます。弾丸は三つ使用。
『グーニーズ』から、マイキー。
近接攻撃はキックで、飛び道具はパチンコ。他キャラクターと比べて非力ですが、他のキャラが通れない狭い通路も通れるキャラです。足元を這うキャラは他キャラではしゃがんで攻撃しなければいけませんが、マイキーなら立ったままで攻撃可能(というかしゃがむと攻撃できない)。
『グラディウス』から、モアイ。……。『グラディウス』のモアイって敵やん、て思う方もいると思いますが、でも味方なんです。
近接攻撃は頭突き。特殊なブロックを壊せて、攻撃力も高いですが、若干動作が遅いのと、足元を攻撃できないのが弱点。
飛び道具は、ドーナツ? アイテムの形はどう見てもドーナツなので、私はずっとドーナツと呼んでいましたが、いまウィキで調べてみるとアイテム自体はドーナツですが、撃っているのはイオンリングなのだそうです。黄色いリングを口から吐きます。特殊なブロックを破壊可能。
ジャンプ力が他のキャラよりも高いです。
『キングコング2 怒りのメガトンパンチ』から、コング。
近接攻撃はメガトンパンチ。見た目は普通のパンチですが、キングコングが放つパンチなので強力。
飛び道具は、岩。放物線を描いて、重力に従うように画面外に落ちていくので飛距離は短いですが、とても強力。特殊なブロックを破壊可能。
モアイ同様ジャンプ力が高いです。
以上のヒーローたちを助けに行きます。
このゲームを買ったのだから、これを書いてる作者はコナミのゲームが好きなのだろうな、と思われるかもしれませんが、実は当時の私は上記のゲームを何一つ持っておりませんでした(!)
かろうじて『グーニーズ』を友達の家でやって(借りたのかもしれない)、コナミマンが出てくるというのを知ってるくらいでした。ではなぜこのゲームを買ったのか、と聞かれれば、憶えていませんと言うしか……。
さて話を戻しまして、最初に使えるのは、コナミマンとコナミレディの二人だけ。
コナミマンの近接攻撃はパンチ。飛び道具はビームガンで連射に優れています。マントを入手すると空を飛ぶことができ、飛行中はビームガンを撃つことができます。
コナミレディの近接攻撃はキック。飛び道具はヒートガン。敵を貫通します。コナミマン同様、マントで飛行することができ、飛行中もヒートガンを撃つことができます。
シナモン博士の指令を受け、出動します。
1、2、3、と番号の付いたシャッターの前から操作可能になり、一番にはシナモン博士がいる部屋。二番が転送装置のある部屋。三番はヒーロー全員を助けるまで開きません。
二番に入ると選択画面が現れ、各ヒーローの、各ゲームを彷彿とさせるステージを選びます。ペンギンに転送装置を操作してもらい、目的のステージに転送してもらいます。
序盤はどう頑張っても進めないステージとかがあるので、最初はゴエモンが捕まっている江戸か、シモンが捕まっている城へ転送してもらいます。
横スクロールアクションです。一人用の場合は最初はコナミマン一人ですが、上キー+Aでコナミレディにチェンジできます。
二人用だと同時に二人で操作するわけですね。
仲間を助けると、そのキャラにもチェンジできるようになります。
横スクロールで進んでいって、階段をのぼったり降りたりして、次の画面へ。という風に進めていきます。
兄と友達と私で、交代しながらプレイしていたんだと思います。一番年下の私がもちろん一番下手で、かなり怒られつつのプレイだったと思います。
とくにギリギリでジャンプしないといけないところが連続で続いた時なんか、私はすぐに落ちてしまって、とんでもなくへっぽこでした。
キャラが死ぬと、弾丸百個でシナモン博士の弟のサイモンに生き返らせてもらうのですが、なんか弾丸集めばかりしていたイメージです(敵を倒すと、時々落とす。拾うと弾丸五個増える。なのでステージをひたすら行ったり来たりしてました)。それだけよく死んでいたってことですね。
しかしネットにつなげられるようになってから知ったのですが、死んでる状態でもいいのでパスワードを取ってリセットし、パスワードを使って再開すると、弾丸を使わなくても全員が復活するって裏技があったっていう……。
あの弾丸集めに費やした時間っていったい……。
私より年上と言っても、兄も友達もなんだかんだでまだ子供で、今考えるとかなりの時間を費やしての攻略でした。
基本、ボスを倒して、カギをゲットし、捕まっている牢屋にカギを使って、仲間を助ける、という感じですね。
ボスのいないステージもありますが、いないステージには必ず普通より強い雑魚敵がウヨウヨいて(ドラゴンとか、怪獣とか)、かなりの苦戦を強いられます。
試行錯誤の末、ゴエモン、シモン、マイキー、コングを助けます。
そしてフウマを助けるべく、地獄のステージへ行きます。
難易度がまさに地獄のステージです。
回復アイテムの入った宝箱を開けられるゴエモンを死守し、強いコングを酷使しつつ進みます。宝箱を見つけたら誰を回復するかと作戦会議。難関に挑むときはキャラのライフの残りと相談しながら、進みます。
ですが、当時、なぜか私は男性キャラを使うのが大嫌いだったんです。女の子はコナミレディしかいないのに。
かろうじて、性別を感じないマイキーと、コングと、モアイは使えたのですが、地獄挑戦時にはモアイはいません。なので、使えるのは六人中三人だけ。
しかし難易度の高い地獄ステージでは、コナミレディはすぐに瀕死になったり、死んでしまうことが少なくありません。
マイキーはジャンプ力が低いので、穴が多いこのステージには不向きです。
強くて重要なコングは使わせてくれません。なのですごい苦い顔で超渋々、男性キャラを使ったのをぼんやりと今でも覚えています。
そして何とかたどり着いたボス戦、ボスを撃破します。カギが手に入ると思いましたが「おーい、たすけてくれー」というメッセージとともにフウマ自身が落ちてきました。
フウマを助けることができましたが、しかし、フウマの飛び道具のアイテムが見つかりませんでした。他の仲間のアイテムは、助けたステージのどこかにあったのですが……(その時点でシモンのアイテムも見つけられていませんでしたが)。
仕方なく、高難易度の地獄にもう一度アイテムを探しに行きます。
地獄にあったマントのおかげで、最初よりは多少楽に進めることができました。ですが最奥のボスがいた所まで行っても見つかりません。分岐点も他にありません。
あれー? と思いながら、画面の端っこまで歩いていきます。するとスクロールされて、そこにフウマのアイテムが……。
ボスがそこの画面で切れていたので、その切れているところが、その部屋の端っこだと思い込んでたんですね。
フウマを助けた時、もう少し奥に進んでいたら、難関の地獄を二回もクリアるする必要はなかったのです……。
次は、モアイが捕まっている遺跡のステージで、地獄以上の難関でしたが、何とかクリアします。
そして開かずの扉だった三番のシャッターが開きます。中には『グラディウス』に出てくる機体のビックバイパーと『ツインビー』のツインビーが。
ラスボスのワルダーは宇宙にいるので、それらに乗って宇宙を目指すのです。
ワルダーの元にたどり着くまでは、縦スクロールのシューティングゲームになっています。
『ツインビー』のように(ってプレイしたことが『コナワイ』シリーズでしかありませんが)雲を撃つと鈴が出てきて、それを撃つとパワーアップアイテムが出現します。ビックバイパーとツインビーの専用装備を取ると、パワーアップするのですね。
取った装備アイテムは、全機(仲間の数と同じだけ機数があります)消滅しても、次のプレイで装備されています。
なので、全装備を取った後は、ホーミングミサイルを撃てるビックバイパーをみんな使いたがります。機体を選ぶ画面では争奪戦です。
まぁ、一番年下の私はなんか、いつもツインビーを使わなきゃいけない感じになっていたんですけどね(苦笑)
そしてシューティングステージでのボスはワルダーです。小さく表示されているビックバイパーとツインビー。それに対して画面いっぱいのワルダー。とんでもない大きさです。
しかしビックバイパーの安全地帯からのホーミング攻撃で撃破します(ダメージを与えていると画面がぐらぐら揺れまくるので、そんなに安全地帯でもないですが)。
けれどまだ完全にワルダーは死んでいません。体内に入ってワルダーの心臓を壊すことで真の撃破になります。
ワルダーの体内を横スクロールアクションで進んでいきます。体の中なので気持ち悪いです。当時ホラーとかが嫌いだった私は相当にビビっていました。(ウィキで調べると『
道中の雑魚敵すら、大きくて強いものが多く、難関です。
途中、シャボン玉のような丸いふわふわした敵がやってきました。そいつに触れると、ずっと体にまとわりついてきて離れないという厄介な敵でした。取りつかれたら、二人でプレイしている場合は、相方に助けてもらえますが、一人でプレイしているときは、追い払う術がなく、なるべく早く階段を降り、画面を切り替えるしかありません。
初見プレイ時、そこをどうやって切り抜けたかは憶えていませんが、のちのプレイで定番になった攻略法がありました。
活躍するのは、それまで宝箱を開ける時くらいしか活躍しなかったゴエモンです。
若干、上の方からキャラに襲い掛かってくるそのシャボン玉を、いい感じにゴエモンの上段攻撃は捕らえてくれるのです。ちまちま倒しつつ進みます。
(今、ちょっと攻略サイトを眺めていたら、コングかモアイの飛び道具で一発で倒せるって書いてた。そういえばそうだった気がする。でも弾丸節約したいやん)
そしてラスボス戦手前(かどうかは初見時にはわからないけど)、なんか内臓っぽい赤い丸い体に、なんかうねうねした長いものが生えていて、その先っぽには目玉がついている、謎の巨大な敵が出てきます(キモイ)。
攻撃を当てると画面が光ります。他のボス敵と同じ手ごたえです。
これを倒さなければいけないのかと、必死に戦い、ものすごい強敵でしたが撃破します。しかし少し進むと同じ敵がまた出てくるではありませんか!
もちろん戦うのを諦めて逃げました。逃げるのが正解だったんですね。倒さなくてもラスボスのいる場所に到達できました。
そしてラスボスを撃破するとカウントダウンが始まりました。カウントがゼロになる前にワルダーの体から出なければいけません。敵はもういないのでコナミマンかレディのマントで飛んで行ってサクッとクリアです。
これは友達の家に、友達の友達が来たときのエピソードなのですが、ビックバイパーとツインビーが置いてある場所まで帰ってくると、カウントダウンの表示が消えるんですね。
なのでその友達の友達は、「なんや、もうカウントダウンないんやん」と、機体に乗らず、その場で遊んでいたのです。が、あくまで表示が消えただけで、カウントダウンはしていたのですね。そのままお亡くなりになりました。
エンディングの後は、ゲーム中の音楽が聴けました。
キャラを交代すると、そのキャラのゲームの音楽が流れて、ボス戦も、そのステージにちなんだボス戦の音楽が流れていました。そのすべての好きな曲を選んで聞けたのですね。
カッコいい曲が多かったので延々と聞いてました。
クリアして嬉しかったですが、一つ納得できないことが。シモンの飛び道具のアイテムが見つかっていないんです。
いくら探しても見つからず、結構な年月が経ちました(といってもまだ小学生でしたけど)。
シモンが捕まっていた城のステージで、強敵のドラキュラがいる場所があります。そこには一見、どこにつながってるわけでもない謎の足場がありました。
ドラキュラを倒し、なんとなくその足場に飛び乗ったりして遊んでいました。すると、キャラが空中に浮くではありませんか。
そこには見えない階段が存在していたのです。
見つけた私はもちろん、みんなでテンション上がりまくりです。そして階段を上がると、見たこともない場所で、リフトが上下しており、そのリフトに乗った先には、ずっと探し続けていたシモンの武器のクロスが……!
隠し階段を見つけた時は本当に衝撃的でした。
そのあとも、たびたび普通にプレイしていましたが、だいぶ大人になった時、縛りプレイでゲームを遊ぶ方法を知り、『コナワイ』でも何か縛れないかと考えます。
そして中盤で手に入る、攻撃力パワーアップと防御力パワーアップを取らずにクリアしたり、飛び道具禁止、マント禁止プレイをしたり。
大人になっても楽しみました。
大人になってから中古で『キングコング2 怒りのメガトンパンチ』を買ってプレイして、「おお、コングの曲!」と喜びました。本来は逆の順番で感動するところなんでしょうけどね。
最後に書きたいこと。
スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ
最強パスワードです。いまだに何も見なくても憶えてます。逆にアホみたいです。
以上が『コナミワイワイワールド』の思い出です。
ここまでプレイの思い出を憶えているファミコンソフトは、もうないと思われます。
では、またそのうちいつか書くだろう次回で!
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