『BIOHAZARD CODE:Veronica』【DC・PS2】
今回はドリームキャストで出た『バイオ』である、『コード:ベロニカ』を語ります。
『1』がプレステで出て、プレステを持っていない私はサターン版が出るまで悔しい想いをしていましたが、この『ベロニカ』はドリキャスを持っていたので初回限定版を購入することができました。
今でも限定版のおまけのケースとプレートは捨てずにおいてあります。
たしかドリキャス版の『3』に体験版がついてたんだったでしょうか(と思っていたけど調べたら『3』の方が『ベロニカ』より後に発売されてました。体験版はおそらく『2』についていたのでしょう)。初めて体験版をプレイしたソフトでもあります。
主人公は『2』でも主人公だったクレア・レッドフィールド。『1』の主人公、クリス・レッドフィールドの妹です。
行方不明の兄を探していた『2』の三か月後のストーリー。
兄の行方を追いかけて、クレアはバイオハザードの元凶である、製薬会社アンブレラのパリ研究所に一人で潜入しますが、捕まってしまいます。
そして孤島のロックフォートの刑務所に移送されてしまいます。
捕らえられていた檻の中で、何度も爆発音を聞きます。やがて檻の前に男が来て、開けてくれました。
どこの組織の特殊部隊かは知らないが、島が襲撃され、刑務所は全滅した。だからどこへでも行け、と彼は言います。男は怪我をしており、もうそこから動く気はないようでした。(檻から出たところから操作可能です)
外に出ると墓場になっており、土からたくさんのゾンビが出てきました。丸腰のクレアは何とかゾンビを避けつつ進みます。
するといきなりライトを当てられ、機関銃で撃たれます。うまく避け、落ちていた拳銃を広い反撃すると「撃つな!」と慌てる声が。人間のようでした。ゾンビと間違って撃ってしまったと言います。
スティーブと名乗る彼は、空港があるらしく見つければこんなとこからおさらばできる、女は足手まといだからついてきちゃ駄目だぜ、と言い、単独でどこかに行ってしまいます。
探索して見つけた端末で、三か月前の事件(『2』)の時に知り合ったレオンに連絡を取り、クリスに自分の居場所を伝えるようにとメールします。
クリスが助けに来てくれると信じているクレアでしたが、じっとしているわけでもありません。
脱出目指してスティーブとともに島を探索していくことになります。
シリーズの『2』『3』では少し謎解きが地味になっていましたが、『ベロニカ』では歯ごたえのある謎ときになっており、怖さもパワーアップしていました。
ゾンビや新しく出てきたモンスターも怖いのですが、人間の狂気も恐ろしいストーリーになっています。
私はスティーブが結構お気に入りなのですが、この『ベロニカ』にしか登場しないのが少し寂しいです。そしてこの『ベロニカ』にしか登場しない理由は、ネタバレ回避のために詳細は書きませんが、かなりつらくて切ないんです。
いろいろと歯ごたえのある謎解きを楽しんでいましたが、一番悩んだのは、おそらく製作者側は謎解きだと思っていなかっただろう中盤のボス戦でした。
序盤の島を脱出し、飛行機の中での戦いでした。ある程度ダメージを与え、ボタンを押すと射出されるカーゴをボスに当て、カーゴもろともボスを外に押し出す、という攻略でした。
しかし私はなぜか、ダメージを与えるのではなく、ボスが外に落ちるギリギリのところに立っているタイミングで射出ボタンを押して押し出す、と思い込んで戦っていました。
なぜ攻撃せずに倒せると思っていたのでしょうか。なんども「あかんなぁ、失敗や。もっとはじっこにいてる時がいいんかなぁ」とか思いながらひたすら倒せない射出を繰り返していたのでした。あほやなぁ……。
そこをクリアして、次のムービーで、クレアを好きになりつつあるスティーブに萌えます。
飛行機は自動操縦に勝手に切り替わり、そしてたどり着いたのは南極の基地でした。
最初の島にいた時と同じ薄着の二人に、よく凍え死にしないな、と思いながら攻略していきます。
その施設も脱出し、スナイパーライフルを手に入れて外で挑む、ボス戦前。
ボスと戦うステージ上にスティーブが立っているのですが、何週めかのプレイの時にふと思います。
いつも客観視点でアップはムービー中にしか見れないけど、スコープを覗けばスコープの画面になるので、スティーブの姿をアップでじっくり眺められるのではないか、と。
しょうもない考えでしたが、実行して萌える私。
そこから進むとボス戦が始まります。このボスはライフルで弱点に当ててとどめを刺すと、カッコいい専用ムービーが流れるんですね。
ナイフでとどめを刺した時も、専用ムービーが流れます。一、二回くらいしか見たことありませんが、すごいカッコいいムービーです。
そしてそのボスを倒すと雪上車に乗って施設を離れるのですが、ものすごい太い触手のようなものに襲われ、二人は気を失ってしまいます。
そこで操作キャラクターは、島までクレアを助けに来てくれたクリスに変わります。崖を登って強引に上陸しようとするクリスは、持っていた装備をすべて落としてしまいます。ちょっとドジっ子なクリス(まぁ最初から重装備だとゲーム的にアレですからね)。
探索の末、クレアが南極にいるのを知り、飛行機で追いかけます。
南極の施設では、クレアが探索しなかったエリアも探索するのですが、そこでは『1』をプレイした人には「おっ?!」と思える場所があったりします。
そしてそこで、捕らわれていたクレアを発見、救出します。
ここでまた操作キャラクターはクレアに戻り、いなくなったスティーブを探すことになります。
私はいつも通り、持てるだけの装備を持って探索を開始します。
スティーブを見つけ、ボス戦をこなします。しかしスティーブは……(ネタバレ回避のために秘密)。
そこでまた操作キャラクターはクリスに戻ります。直後にボス戦があり、それを倒し、何も考えずにいつもどおり上書きセーブします。
そのままプレイしていて、やがて気づきます。銃とか弾とか回復アイテムとかが少ない……。
クレアが全部持って行っちゃってるんですねー(泣)
また操作がクレアに戻ることを期待してプレイしていましたが、ラスボス戦になってもクレアに戻ることはなく……。
そしてラスボスを倒すには弾が足りない……。
『1』の時もそうだったけど……またやっちゃったぁぁああああ!
少ないアイテムで何度もラスボスに挑むもやはり倒せず、泣く泣くニューゲームを選択するのでした……。
またしてもそんな初見プレイをしてしまいましたが、やはりハマりまくり、無限ロケットランチャーを出すべくやり込んで、挑戦します。
無限ロケランを出すのに必要なのはクリア時間もありますが、さらに難易度を上げているのはノーセーブクリアが必要だということ。
ディスク一枚目と、二枚目を交換するとき、セーブに必要なインクリボンを消費せずにセーブできるのですが、それがセーブ回数にカウントされずにセーブできるだけで、それ以外はセーブしてはいけないんですね。
でももうかなりやり込んでいるので自信がありました。順調に進めていきます。
そして終盤、近づくと一部の天井が落下してくる、という仕掛けがあります。そこの地面につぶしたいアイテムを置いて、落ちてくる天井につぶしてもらう、という仕掛けになっています。
なので下手をすると自分がつぶされてしまいます。しかしそこも自信がありました。けれどその自信が命取りだったのです。
アイテムを置く余裕を作るために、一度、落下させておきたいので、落下する天井の下を走り抜けるのです。ですが自信があるゆえに、いつもと少し違うタイミングで駆け抜けてしまいました。
残酷につぶされてしまうクレア。もう少しでクリアというところで大失敗です。深夜なのにめっちゃ悲鳴を上げてしまう私……。
起こしたわけじゃないけど(たぶん)、眠ってた家族の皆さんごめんなさい。
のちにめげずにプレイしてめでたく無限ロケランゲット。
満足していたのですが、立ち読みした攻略本で(買えよ)ナイフ縛りなるプレイの仕方があるのを見つけます。
歴代のシリーズより少しだけ強くなったナイフ。ラスボスよりもクリスが対決した、いずれラスボスになる敵の第一形態のほうが苦戦しましたが、何とかクリアすることに成功したのでした。
以上が『コード:ベロニカ』の思い出です。
最近五千文字越えしているのが多かったので、今回の三千文字ちょっとが短く感じますが、でも他の作品と好きの大きさは変わりません。
ではでは、また語りたくなったその時に。
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