『ワギャンランド』『2』『3』【FC】『スーパーワギャンランド』【SFC】

 今回は、面白い失敗談などを全然憶えていないので語る予定はなかったのですが、You Tubeでプレイ動画を見つけて懐かしくなって、紹介したくなった『ワギャンランド』シリーズを語ります。

 その動画、ワープとか駆使して、エンディングも含めて十八分くらいでクリアしてるんですよ。すごいなぁ。


 確か『2』の方を先に買った気がしますが『1』から順番に語っていきます。


 恐竜の形をしたロボットのような不思議な生物、ワギャンを操作していく横スクロールアクションです。

(今回ウィキで調べるまで、ロボットのではなくロボットそのものと思っていました。なんでそう思っていたかは後述します)


 ワギャンたちが住む島がマッドサイエンティストのDr.デビルに支配され、仲間がみんなさらわれてしまいました。

 島と仲間を救うため、ワギャンは旅立ちます。


 とりあえず言いたいことは、ワギャンめっちゃ可愛い!

 大きなつぶらな瞳に、恐竜っぽい緑の体、短い脚。歩くときはその短い脚をちょこちょこ動かしているのがたまらなく可愛いです。


 攻撃方法は、口から吐く超音波。攻撃と言っても敵を倒すのではなく痺れさせるだけなのですが、痺れさせた敵は足場にできたりします。

 最初は「ワッ」という小さい声ですが、パワーアップアイテムのワギャナイザーをとると、「ギャ」「ガー」「ギャー」と、効果範囲が広くなり、痺れさせる時間が長くなっていきます。


 ステージの最後には、分岐点があったり、ボスが待ち受けていたりします。

 ボス戦は戦闘するのではなく、神経衰弱かしりとりです。

 縦に四枚、横に六枚、カードが並べられており、神経衰弱は書かれたイラストを合わせていきます。

 しりとりは、カードに書かれたイラストの名前などでしりとりします。

 くつしたのイラストが書かれたカードを選んで『くつした』。たぬきの書かれたカードを選んで『たぬき』という感じですね。

 時にはイラストの名前からでは想像できないワードが飛び出すことも。

 『きつね』のカードが『ごんぎつね』になったり、『たぬき』のカードが『しがらきやき』になったり。


 正解数のノルマを越えていると、たとえしりとりが手詰まりになっても通してくれる優しいボスたち。

 しかも何回もプレイしていると、神経衰弱の並びにパターンがあることに気づきます。シンメトリーになっていたり、単純に横並びになってるだけだったり。


 なので神経衰弱は答えの予測が簡単につきます。そしてしりとりはノルマが多くなければそんなに難しくありません。

 神経衰弱で勝ち続けるのも簡単な時が多く、ワギャンがずっと大口開けて勝ち誇って笑っています。それがちょっと相手をバカにしてるようにも見える?(そう見えるのって私だけ?)


 一番好きなステージはジェットコースターのような滑り台ステージです。上下にうねうねしている滑り台をギュンギュン滑っていって、その勢いを使って大ジャンプとかするのが楽しいステージです。


 終盤、一発で敵を吹き飛ばす、スーパーワギャナイザーという超音波砲や、超音波を出せなくなりますが空を飛べるようになるワギャコプターなど強力なアイテムを手に入れることができます。

 もしもそれらのアイテムがいらなければ、受け取ることを断ることができるので、縛りプレイもできます。


 それでワギャコプターを使っているワギャンの姿がちょっと衝撃的です。

 頭をプロペラのようにグルグルグルグル回して飛ぶんですよ。

 最初に書いた、ロボットそのものと思っていたのはこれが理由です。ロボットではない生物がこんな頭をグルングルン回して平気なわけない。ロボットに間違いない、と思っていました。


 最終ステージはワギャコプターで飛んでいてもかなり難しいステージになっていました。

 でもワギャコプターなしでもちゃんとクリアできる構造にもなっていて、初プレイ時の当時は、ワギャコプターがあってもこんなに難しいのに、誰がこんなステージを歩いてクリアするの? と思っていました。

 それは未来の自分でしたけどね(笑)。かなりやり込んだのでやっぱり挑戦したくなってプレイしました。 


 そして緊張感のあるカッコいい音楽を聴きながらステージの上に登っていくと、檻に捕らえられている仲間がいるのが見えます。


 最後にDr.デビルと対決です。神経衰弱に勝つと、「今のはほんの小手調べ」と言われ、今までのボス戦のことを考えると異常なノルマのあるしりとりが始まります。

 しかも普通は、ノルマに到達していない状態でも、相手を手づまりに追い込むと勝てるところを、Dr.デビルは手づまりになっても納得せず、ノルマ達成までひたすらやり直しさせるのです。

 ちゃんと相手も手詰まりにならないように、考えながらしりとりしないといけないのです。


 そんな激闘の末クリアです。

 スタッフロールの後、裏面でプレイできるコマンドが出るのを、今回プレイ動画を見るまですっかり忘れていました。いろいろなことが懐かしい。


 『2』の主人公はワギャンではなく、ワギャン二世なんだそうです。

 水や緑の源である大木が病気になってしまい、それを治す方法を訊くために木の故郷へと旅立ちます。


 ボスの対決内容が増えていたり、道中でゲットできるアイテムが増えていたりしました。

 !の書かれた四角いものに超音波を当てるとアイテムが出てきます。

 ボタン連打で滑空できるプロペラや、敵に当たってもミスにならない透明薬、長押しでパワーを溜めて、一撃で敵を吹き飛ばす音波を放てるミニスーパーワギャナイザーなど。


 この一撃で敵を倒せる音波は、普通、一発ずつしか打てないのですが、放つときタイミングよくボタンを押すと二発出る(ように見える)ことがあるんですね。敵に効果があるのかわかりませんが、いつも二発撃ってました。


 新しいボス戦の種類は、


 1から40までのパネルの中から指定された数字を探す、数字探し。

 開いたパネルのイラストでじゃんけんする、パネルじゃんけん。

 音だけの神経衰弱。


 が増えました。


 ちなみにワギャンのリアクションも増えました。喜ぶときはちょっとこっちを向いて笑って、相手にポイントを取られたときはショボンって下を向きます。


 パネルじゃんけんと、音だけの神経衰弱は、確か一回ずつくらいしか出てこなかったと思うのですが、数字探しはバンバン出てきていました。でも私、この数字探しがすごく苦手でした。

 1から9まではすぐに見つかるんですが、二桁になると、他の数字に埋もれてしまって目的の数字が全然見つけられないのです。しかもゲーム終盤のボスの数字探しは、探す数字が順番通りじゃなく、飛び飛びになってたりするから余計に厄介です。


 ウィキを眺めていて可愛いアイテムがあったの思い出しました。たまごヘルメットです。

 卵の殻が半分に割れているようなヘルメットで、目の部分を開けた状態で頭にすっぽりかぶるんです。

 超音波は出せませんが、頭突きで敵を吹っ飛ばせるようになります。

 普段ワギャンは敵に一回当たるとやられてしまいますが、たまごヘルメットは一度だけダメージを防いでくれます。

 そんなたまごヘルメットをかぶったワギャンがまた可愛いのです。


 次はスーファミで『スーパーワギャンランド』がでました。

 旅の理由を忘れてしまっていましたが、調べるとまたDr.デビルだそうです。


 ボス戦にモザイク当てが加わりました。

 ゲームに出てくるキャラなどにモザイクがかけられ、それが何かを当てるゲームです。

 難易度が低いと、当てる対象もキャラ一体とかで、制限時間もたっぷりあるので簡単なのですが、難易度が上がるとちょっと理不尽と思えるくらいの難易度になってきます。

 なんのキャラが、どんなところで、どんなことをしているか、などを、動いているモザイク映像で当てるんです。

 そんなのわかんないよー。そうなるともう、いつもあてずっぽうでした。


 でもボス戦の時のワギャンのリアクションがまた可愛くなっています。

 敵にポイントを取られたときは、口を開けて煙を吐いてるみたいな、なんかポンコツロボみたいな見た目になります。

 喜ぶときはこっちを向いて、わーいわーいって言ってるみたいに腕を振っています。

 グラフィックもファミコンの時と比べると、少し優しい色遣いになっていて可愛いです。


 『スーパー』の次はまたファミコンに戻って『3』が出ました。

 もうほとんどスーファミばかりをやっていた時代なので、『3』はあまりやり込んでおらず、あまり憶えていませんが、宇宙が舞台のゲームでした。

 ワギャンの親戚のヒソピソ族に助けを求められ、それに応えての冒険です。


 ボス敵のことよりも、重力を使ったステージが面白かったのを憶えていますね。

 重力が弱く、ふわぁと大ジャンプできたりするステージがあったり。

 超音波を当てると重力が逆さになる装置があり、それを駆使してうまく進んで行くステージがあったり。

 画面の真ん中を越えると、天井に重力があって天井に着地して、天井からジャンプして、画面下に行くと重力が床になったりするステージがありました。


 私がプレイした『ワギャン』シリーズはここまでですが、これ以外にもまだまだシリーズは続いていたみたいですね。今回ウィキで調べるまで存在を知りませんでした。


 今回は思い出と言うよりも紹介になってしまいましたが、『ワギャン』については以上です。


 最近、リアルなグラフィックのゲームばかりで、こういう可愛さ重視のゲームってやってないかも、と思ったり。


 では、またそのうち語るだろう次回でお会いしましょう。

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