『biohazard 4』【PS2】

 今回は『バイオハザード4』について語りたいと思います。


 それまでは客観的なあちこち視点だった『バイオ』シリーズでしたが、ガラリとゲームシステムが変わった最初の作品です。

 キャラの背中をカメラが追ってくる感じの、三人称視点ですね。

 それまでは、真ん中と上下しか、銃を動かせませんでしたが、『4』からは画面のどこにでも、銃で狙えるようになりました。


 合衆国のエージェントであるレオンは、さらわれた大統領の娘、アシュリーを探しにヨーロッパのさびれた村を訪れていました。

 橋を渡ったところにあった民家に住む人に、アシュリーの写真を見せて聞き込みをしましたが、言葉が通じていないようでした。立ち去ろうとすると、その住人が斧で攻撃してきます。


 仕方なく住人を倒したレオン。ゾンビの類かと思いましたが、そうではない様子です。

 そして外から車の音と悲鳴が聞こえます。一緒に来て、車に待たせていた地元警察の人に何かあったようです。


 外にはレオンを殺そうとしている村人がいます。

 その狂気の村人を蹴散らしつつ、レオンはアシュリーを探して村を探索します。



 このゲームはやり込み過ぎて、初見プレイがどんな風だったかあまり憶えていませんが、とにかくへっぽこだったという記憶だけはあります。


 アシュリーを助けると、彼女はレオンの後ろからついてくるようになります。アシュリーにも体力があり、攻撃を受けるとダメージを受けるので、うまく守らなければいけません。

 なので、指示を出して、その場に待たせたり、ついてこさせたり、隠れる場所がある時は隠れさせたりすることができます。


 しかし私はこの、「待て」「ついてこい」の使いどころが下手で、アシュリーを連れたまま、敵が大量に出てくる地帯に突っ込む、ということをやってました。それでやられ、やり直しても、安全なところに待たせておく、という発想がないっていう……。


 でもだって、レオンが離れているときに襲われる可能性が絶対にゼロだって言い切れる? という考えにとらわれてるんですね。まぁ、確かにその考えは一理あるかもしれないけど、比較的安全な場所に置いていく方が安全って場合があるのよ? 当時の私。


 敵を倒すとアイテムやお金を落とし、そのお金を使って武器商人から武器を買うことができます。

 それで私は使い勝手とか、連射力とか、クリティカル率よりも何よりも、一発の攻撃力が高い武器ばかり買ってました。一番わかりやすい数値ですからね。単純です。


 買える武器の中にマグナムがあるのですが(タダで手に入る場所もありますが)、そのリロードの仕方がめちゃんこカッコよくて好きです。

 あと、セミオートのショットガンのリロードの音が、チャ、チャ、チャキ、ってテンポ良い音なのが好きです。


 初見で一番苦戦したのは、終盤にあるクラウザー戦。

 死んだはずだった、レオンのかつての相棒なのですが、このクラウザーとの最終決戦でめちゃくちゃ苦戦しました。

 化物になる寄生虫を取り込んで盾のようになった片腕が厄介で、全然攻撃が当たらないんです。一番攻撃力の強いマグナムを撃っても、無駄ぁあ! というほどに盾で防がれてしまいます。

 あまりにも倒せなくて、PS2つけっぱなしで晩御飯を食べたくらいです。


 のちに、攻略で知ったこと。クラウザーはマグナムに耐性があり、ナイフに弱いということ。

 そのとおりで、やり込み始めてナイフで戦ってみたらかなりあっさり撃破できて、ちょっとあっけない感じです。


 初見のノーマルクリア後、“激ヤバ難易度”なハードをプレイしました。

 そのあとは、あるコスチュームで、弾が無限の、ある武器を装備して、弾が無限なので必要のないリロードのボタンを押すと、レオンがカッコつける、という情報を見つけ、その無限武器を買うべくお金をためるために何週かプレイしました。

 それを達成すると、当時はそれで満足してしまったのです。


 しかしその後、かなりの月日がたった後、攻略動画を見るようになりました。

 攻略動画というものを見ること自体が初めてでしたが、かなりのめり込んで見ました。その攻略では、ビックリするほど効率的な攻略の仕方を紹介していたのです。


 そしてそれを真似してプレイします。初見プレイ以上にハマりまくります。

 建物に籠城して、大量に入ってくる敵を迎え撃つ超難関があるのですが、そこをいとも簡単にクリアできたり。

 最終決戦ではありませんが、クラウザーをひたすら一方的に攻撃できたりと、何とも気持ちのいいプレイができたのです。


 で、その攻略動画をアップしている方が、ナイフ縛りの攻略動画もアップしているのに気がつきます。

 ナイフでの敵の倒し方も丁寧に解説されていて、自分でも真似できるようになったので、自分でもクリアを目指してみます。


 そうとうに過酷な道のりでしたが、物理的にナイフで倒せない敵以外は、ほぼナイフだけで倒してクリアすることができました。

 (一か所だけ、アルマデューラという鎧を着た敵が三体同時に出てきて、それを倒すとまた同じような敵が三体出てくるところだけは、他の武器を使いました。悔しかったなぁ)


 そして、縛り次第で、『バイオ4』はこんなに楽しくプレイできるのだ、と思い、自分でも色々と考えてみます。


 最初にやってみたのは、倒せる敵は全部倒す。というもの。ちょっと縛りプレイとは違うと思いますが、やってみました。

 進んできたエリアを逆走すると、敵が再配置されることがあるのでしょっちゅう逆走して殲滅したり。

 延々と出てくる敵は、出てこなくなるまでひたすら倒したり。

 遠いところから投石器で石を撃ってくる敵がいるのですが、投石器を作動させなくする方法があるんです。その方法を使って無害になったのにもかかわらず、その投石器を使う敵をライフルで狙撃したり。


 クリアするとリザルトが表示され、倒した敵の数も表示されるのですが、たしか2000は越えていたと思います。

 ちなみに見ていた攻略動画の、倒した敵の数を今見直してみると、905でした。普通に(?)プレイしていて倒す敵の数よりも二倍以上も出てくるんですねぇ。


 それが終わって次はどんなプレイをしようかと考えた結果、今度は逆に倒さないプレイをすることにしました。

 一週目で、敵の目をくらませることができる閃光手榴弾を大量に集め、二週目に引き継ぎます。

 避けて通れない敵がいる場合、閃光手榴弾を使って殺さずに無理矢理通るわけですね。


 大量の敵がわいてくるイベントでは、敵を倒さなくても時間が経つと敵が引き上げてくれるのがわかっていましたから、ひたすら逃げて耐えます。

 敵も一緒に巻き込むダイナマイトを投げる敵(ダイナマイトを投げるやつから見ると、味方をいっぱい殺してると思うんだが)は、優先的に倒します。


 そんな感じで本当にやむおえない時だけ、敵を倒していくスタイルで進めていきました。

 そうすると、リザルトの、倒した敵の数は200ちょっとくらいでしたでしょうか。これはなかなかに少ないんではないでしょうか。

 でももう少しあそこは倒さずに行けたんじゃないか? というところがありましたけど。しかし楽しかったですが、なかなか難しくてしんどかったので、多分もうやらないでしょう。


 ところで、アイテムはアタッシュケースに入っていて、マスで区切られています。例えば銃の弾は1×2の大きさで、アイテムによって大きさが違っていて、アタッシュケースに収まるように、パズルのように並べ替えるのですね。

 プレイ動画を見て、弾を種類ごとにきれいに並べたり、回復アイテムは全部下の方に並べるなど、アタッシュケースの中身を整頓することを憶えた私。

 で、ふと、初見プレイのデータを読み込んで、アタッシュケースの中身を見てみたら……びっくりするくらいグッチャグチャ!(笑)


 最後にハードでナイフ縛りに挑戦しました。

 当たり前ですがノーマル以上に過酷でした。難しいステージはより難しく、絶望しそうなくらいに。

 で、ノーマルでプレイしたとき、結局諦めて他の武器を使ってしまったアルマデューラ戦で、「どうせ今回も倒せないんだから、開き直って強い武器をぶっ放してしまおう」と決めて、強力な武器であっさり倒したのですが、そのせいで今まで難しいナイフ縛りをしていた緊張感が切れてしまったのか、なんだか続きをやる気が起きなくなってしまいました。


 そのセーブデータはまだあるはずですが、そこで止まったまま、もう続きをすることはないでしょう……。


 そんなやり込んだ『バイオ4』ですが、いまPS3やPS4で画質が綺麗になって出ているんですよね。

 PS2版は容量の関係で、Wiiなどの他のハードで出たものと少し内容が違うらしいのです。

 なのでPS3版かPS4版がちょっと欲しい気もするのですが、でももうやり込みつくしたゲームをプレイするなら、新しいゲームをプレイしたいとも思うし、今は正直、プレイ動画を見るのとカクヨムにハマっていてあまりプレイする時間がないし……。


 そんな感じで新しい『バイオ4』は買っていない状態です。でもやっぱり欲しいかも。


 という感じで『バイオ4』の思い出は以上です。


 というわけで、また次回で。

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