『スーパーマリオカート』【SFC】

 語ってきたものを機種別に並び替えるようになってから、ふと気づく。

 スーファミで語っているものが少ない! と。

 別にスーファミの作品が嫌いってわけじゃないんですよ? ただ失敗談とか語るネタが思い出せないってだけで、大好きなんですよ!

 というわけで、スーファミの『スーパーマリオカート』を語りたいと思います。


 説明不要な、絶大な人気のアクションゲーム、『マリオ』シリーズのキャラがカーレースするゲームですね。

 当時はカーレース的なゲームって、確かファミコンで何か、プレイした気がしたのですが、正直面白くなくて、カーレースのゲームに少し不信感があったのですが……『マリカー』はめちゃくちゃ面白く、カーレースの面白さに目覚めたゲームでもありました。


 操作キャラは八人。それぞれに性能差があります。


 マリオとルイージは、全体的に平均的な性能。


 ピーチとヨッシーは、加速しやすくすぐに最高速度に達しますが、最高速度が遅め、という欠点があります。そしてコーナリング性能も悪く滑りやすいです。


 クッパとドンキーコングは、加速性能が最低ですが、最高速度が一番速い上級者向け。


 キノピオとノコノコは、初心者向け。最高速度は最低ですが、とても曲がりやすく、滑りにくいです。ただ、車体が軽いため、他のキャラにぶつかると最も吹っ飛びやすいです。

 

 なんだか私、名前が四文字以上のキャラクターを、頭二文字取って○○さん、と呼ぶ癖があります。

 なので、ルイージはルイさん。ドンキーコングをドンさん。キノピオをキノさん。ノコノコをノコさん。と呼んでいます(笑)


 今回のエッセイでもその名前で呼ばせていただくことにしましたので、お付き合いください。

 

 で、私は最初よく使っていたのはヨッシーでした。

 加速しやすいので、これは速い! と思っていたのですね。滑りやすさや最高速度のことは目に入らず。


 初心者の頃は、クッパとドンさんは、加速すると速いということを知らずに、スピードに乗っていない時の遅さを見て「なんやねんこの性能は」と思っていました。


 そして、ヨッシーの次に使いだしたのは、ノコさんでした。

 曲がりやすく滑りにくいので、その点では何の心配もなく走れ、ゆえにブレーキをかけるのも最低限ですむので、最高速度に達しやすく、維持しやすいんですね。

 最高速度を維持できるので、小ジャンプするジャンプ台に乗ったら若干ジャンプが大きくなって、それが楽しくて、いつも使っていました。


 しかしいつも使っていたのはノコさんでした。キノさんも同じ性能なんですけどね。不思議とノコさんの方が速い気がするんですよ。なんでですかね。


 レースでは、当時のレースゲームとしては初(らしい)妨害アイテムの存在がとても面白いです。


 緑こうらや赤こうらを当てて、ぶっ飛ぶ車体に爆笑。


 CPUは、決まったアイテムを一つ、無限に使えるので、滑るバナナの皮を落としてくるドンさんの後ろにいる時は、警戒して走ったり。


 いつでも無敵スターを使うマリオとルイさんには恐怖したり。


 ピーチとキノさんが落とすキノコは取ると小さくなって、直後他の車に踏みつぶされてぺらぺらに……ってこともあったり。

 しかし、小さいときにそのキノコを取ると大きくなるので、全員一発で小さくできるアイテム、イナズマを使われたときは、必死にキノコを取ろうとしたり。


 妨害アイテムはレースを面白さの極みに高めてくれます。


 印象深いのが、一瞬加速させることができるスーパーキノコ。

 キノコカップのマリオサーキット2では、レース中、大ジャンプしなければいけない箇所があるのです。

 その大ジャンプする方法は、ジャンプ台の手前に、乗ると加速するダッシュ板があって、それに乗った時の加速の勢いでジャンプするんです。


 でもさらなる大ジャンプを目指そうと、ダッシュ板の手前でスーパーキノコでダッシュ。さらにダッシュ板でダッシュ、そして超大ジャンプ!


 ってやってました(笑)


 スーパーキノコやダッシュ板でダッシュしたときの効果音にちなんで、ダッシュするときのことを「キーンする」って言ってましたね。アラレちゃんか。


 レース以外にも、バトルゲームがあります。

 カートに取り付けられた三つの風船を、先に相手の物をすべて割った方が勝ち、というゲームです。


 もちろん妨害アイテムを使って、風船を割るんですが、車同士ぶつかって割れないものか、とか考えて、ガンガンぶつけあったりしてましたね(笑)


 アイテムの中に大ジャンプするジャンプ羽というものがあります。

 飛んでくる赤こうらとか避けるのに使えると言えば使えるのですが……相手がこうらをぶつけてくるまで羽を持ち続けて待つ……ということは普通はしないので、意味はなくともさっさと使って次のアイテムを取るって感じでした。


 しかし、羽でこのバトルしているフィールドから出られるのでは? と考え、羽でジャンプして壁を乗り越えます。

 外に出るとしばらくすると、ジュゲムが来て、中に戻してくれるのですが……記憶が確かなら、外に出た後もちょっと進めた気がします。

 そしてジュゲムに中に戻される前にどこまで進めるか、という遊びを始めたのでした(笑)


 そんなこんなで、妨害アイテムで楽しいレースができるレースゲームでしたが、普通のレースゲームとしても、とても優秀なゲームだと気がつきます。

 アイテムを拾うことができずに、己の力だけで行く、タイムアタックが面白いのです。


 キノコカップのおばけ沼のコースが一番得意だった私は、上述の理由で一番早いと思っていたノコさんで、一分切れないかと奮闘します。

 何回やっても何回やっても、一分切れそうで切れずに結局、諦めてしまいましたが、そのスピードを極める戦いは本当に楽しい物でした。


 タイムアタックにハマると、クッパとドンさんの、最高速度の速さに注目するようになりました。

 タイムアタックでは、他の車もいないですし、他のモードで設置されているお邪魔障害物とかも排除されているので、その辺にぶつかることなくスムーズに走れるので、トップスピードまで乗るのもそんなに難しくありません。

 しかし、


 うわ、すっごい! 超速い! でも、このスピード、制御できないぃいい!


 ってなってしまって、クッパとドンさんが超速いのはわかりましたが、やっぱり使いこなすことができませんでした(-_-;)


 そんな感じで、レースゲームが楽しいものだと教えてくれたゲームです。

 それ以来、レースゲームをちょくちょくやるようになりました。


 サターンで、『デイトナUSA』とか『セガラリー』とかをやり込みましたね。

 ドリキャスで、『首都高バトル』という作品にもハマりました。

 先行していると相手のポイントを削って行けて、それで勝敗を決めるゲームでした。

 すっごい楽しかった記憶がありましたが、レース中になんだが風景が消えていくという現象が起こりました。

 ……バグではなく、ドリキャスの故障でしたね。保証期間がまだあってよかった。



 というわけで今回はここまでです。

 また、そのうちに。

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