『ミッキーのマジカルアドベンチャー』【SFC】

 何かを書きたいけどネタがないけど書きたい。というわけで思い出をひねり出します(笑)

 というわけで、以前ミッキーはファミコンでも語りましたが、今回はスーファミのミッキーを語ります。


 『マジカルアドベンチャー』シリーズは、『3』まで出ていたようですが、当時はそんなにホイホイソフトを買える(買ってもらえる)わけではなかったので、この一作目しかプレイしていません。

 代わりに結構な回数をプレイしていました。セーブ機能がない、当時としても少し短めのゲームでしたが、かなりの時間を楽しませてもらったゲームです。


 ミッキーは、ドナルド、グーフィー、プルートと野原で仲良くキャッチボールをしていました。

 ミッキーが取れなかったボールを追いかけて、プルートがどこかへ行ってしまいます。

 心配するな、僕が見つけてきてやるよ、と、グーフィーはプルートとは反対の方向へ、行ってしまいます。


 グーフィーはあてにできないと、自身もプルートを探し始めるミッキー。しかしうっかり崖から落ちてしまい……そこからゲームはスタートします。



 ……これを書いていて、今さら気づいたんですけど……ドナルドはプルートを探しに行けへんの?


 1ステージは天空の木。


 ミッキーは敵に触れるとダメージを喰らいます。ライフは難易度によって違いますが、ノーマルでは三つです。あるアイテムを取るとライフの最大値を増やすことができます。


 最初は何も武器を持っていないので、攻撃方法は踏むか、後述のボックスを投げつけるしかありませんが、攻撃してダウンさせた敵は、掴むことができ、その掴んだ敵も、敵に投げつけることができます。


 トマトが実っており、掴むことができます。

 放すと、ヘタがプロペラになって飛んでいきます。

 初見時では、飛んでいくトマトはどう使うのか、というか、使う物なのかよくわからずに、掴んで、飛ばして……なにこれ? って、なっていました。


 そんな風に戸惑いながら進むと、家があり、入ります。

 そこで出会った魔法使いのおじいさんにプルートのことを訊いてみると、悪の支配者ピート皇帝に連れ去られてしまったと言います。

 ピート皇帝は連れ去った者に悪い魔法をかける。奴の魔法に打ち勝った者はいない、諦めるのじゃ。と言います。


 しかしミッキーは友達を見捨てることはできないと訴えます。そうすると、おじいさんは、ピート皇帝の領地に魔法のボックスをまき散らしてやろう、と言ってくれます。


 進むとステージにボックスが配置されます。『スーパーマリオ』のブロックみたいに空中に浮いています。

 おじいさんはボックスって言ってるけど、言ってたのに、今回ウィキでちゃんと調べるまで、ずっとブロックと思ってた……。ボックスって呼ぶんですね……。


 で、このボックス、足場にしたり、掴んで投げて敵に攻撃できたり、他のボックスにぶつけて壊したりできます。

 そして掴んだり壊したりしたボックスからは、コインが出てくることもあります。

 

 そのボックスを登っていったりすると、隠し扉を見つけることがあります。コインや、ポイントが増えるアイテムが大量に取れたりするので、探索して見つけたいところですね。


 ボックスを登る以外にも上に登る方法があります。

 前述のトマトですね。


 初見時、使い方は分からないけれど、うまく使えれば空を飛べるのでは? と思い、飛んでるときに上にのぼるのかと乗ってみて、でも滑って乗れなくて、再び掴みなおせばいいのかとやってみて、難しくて、掴むのではないのか? とか疑心暗鬼になりながら試行錯誤しました。

 やっぱり掴みなおすのが正解でしたが、そこにたどり着くまでには結構な時間がかかりましたね(笑)


 足元とげとげ地帯を、乗るとすぐ消える雲を足場に行くところとか、ミッキーの動きに合わせて追いかけてくる蜂とか、序盤でもなかなか苦労どころが多かったのですが、一番苦労したのは巨大トマトです。


 ステージ1-2に出てくる巨大トマトは、右に向かって下っていく坂の上に配置されています。乗ると転がっていくのですが、ボーっとしてられません。


 転がっている物の上にそのまま乗っていたら落ちてしまうのは当然なので、落ちないように十字キー左をちょこちょこ押して、落ちないように調整するんです。

 しかし勢いがついてくると、ちょこちょこでは追いつかないので、左を押しっぱなしにする感じです。

 その調節がなかなか難しく、一向にうまくいきません。


 そんな難しい乗り物に乗っていかなくても……と降りたいところですが、とげとげ地帯の橋渡しをしてくれるので、降りるわけにもいきません。


 頑張って頑張って、そのトマト乗りを成功させて、やった! と思っても、すぐに中ボス戦です。なんてこった。

 動きを見極めるとそんなに難しくないのですが、初見時にはトマトで死にまくって、中ボスで死にまくって絶望感が漂いましたね。


 ゲームオーバーになると、魔法使いのおじいさんが、「諦めてはいかん! プルートを救うのじゃ!!」と言ってる画面が出ます。

 ……おじいさん、前はプルートを救いに行くの止めてたやんか。


 ステージボスは、中ボスの時と違って、ステージが始まってすぐに出てくるので、中ボスと比べて気が楽ですね。

 やっぱり動きのパターンを見極めるまでは時間かかりましたけど。


 2ステージは魔法の森です。


 始まるとすぐに、魔法使いのおじいさんと再会し、魔法のターバンをプレゼントしてくれます。攻撃魔法が使えるようになり、水の中でも長時間潜っていられるという代物です。


 手に入れるとお着替えタイム。

 画面を見ているプレイヤーの目を気にしてか、どこから出て来たのか赤いカーテンを引いてお着替えです。


 ボタンを短く押すと、射程の短い弱い魔法が。

 ボタンを長押しすると、射程の長い強い魔法が撃てます。

 画面下の方に、魔力ゲージがあり、それを使用して魔法を撃ちます。

 落ちている魔法のランプを取ることで回復です。


 残念ながら、ボックスは、破壊できてもつかむことはできません。

 どうしてもつかみたい場面があれば、いつもの服に着替えることもできるのですが、初見では着替えができるのを知らなかったので、服を手に入れて自動で着替えたら着替えっぱなしです、


 やり込んで慣れた今なら、常に魔法のボタンを押し続けて溜め攻撃の準部をしつつ進んで、いざとなったら放つ、という感じに使っています。

 しかし初見では、長押しでの溜め攻撃を知らないので、射程の短い攻撃でちまちま攻撃してました。


 それで道中、白い虫のような奇妙な生物が、三体、木の幹からぶら下がっています。

 ぶら下がってる敵の下を通るのは難しいので、倒して通るわけですが、弱い魔法では一撃では倒せません。しかも、ぶら下がっていた糸から離れて地面に落ちて、ぴょんぴょん近づいてくる!


 溜め攻撃を知らなかったので、中途半端な攻撃で三体ともぴょんぴょんさせてしまったのです。顔のついた白くて大きい豆みたいな形の生物が、なんか舌を出してぴょんぴょん近づいてくる! 三体も!

 なんだか妙に怖かったのを憶えています。


 2-2では、大樹の中を通っていきます。

 樹液でしょうか、木の中は液体でいっぱいで、顔の周りに空気の膜を作ってくれる魔法のターバンが活躍します。

 ここはあまり苦労せず大樹の中から出ることができますが、その出た直後、普通はジャンプ台になっている木の幹でジャンプして、上に行くのですが、下に行きます。


 一見落ちたら死にそうな場所ですが、そこにはショップへの扉が。

 ゲットしたコインでお買い物できるわけですね。

 しかし、なぜかすでに持っている魔法のターバンが並んでいて、それが高くて買えませんでした。

 最初はなんで売られているのかよく分かりませんでしたが、魔力消費が半分で済む魔法のターバンなんですね。

 全てのステージに一つ、こういうショップが隠れています。

 初めて見つけたのはここでした。


 中ボスもステージボスも強かったイメージはありませんね。

 多少の苦戦はしたかもしれませんが、サクッとクリアです。


 3ステージは炎の地底。


 3-1は強制スクロール、というか、地面がエレベーターみたいに下に動いていきます。

 ここは多分、中ボス戦以外は魔法のターバンよりも普通の服の方が有利な気がしますが、初見では着替え方を知らなかったので、魔法のターバンで行ってました。


 中ボスは、ハンマーを持っていて、それで床をドーン! とすると、地面のさらに下のマグマが地面を押し上げる、という攻撃をしてきました。

 うまい具合にミッキーの足元の地面があがるので、そのまま乗っていたら天井にあるトゲにグサグサ刺さるわけですね。

 今ではそんな難しくないと感じるのですが、初見時にはそれに苦労していました。


 3-2ではいきなり新しい服に着替えます。

 この謎の地底世界になぜか、ショーウィンドーみたいな(?)ガラスの箱があって、上から降ってきたボックスがそこに当たって割れて、なぜか飛び出してきた消防士の服がミッキーの所に飛んできて、いきなり着替えるのです。


 というわけで、水が出るホースもついている消防士の服です。

 ボタンを短く押すと、射程は短く。長押しで射程が長くなります。

 威力的には魔法に劣りますが、炎を消したり、炎を纏っている敵も消火することができます。

 壊すことのできない灰色のボックスを動かすこともできます。

 水を発射するにはゲージを消費します。落ちている消火栓で回復です。


 ステージボスまでの道のりは、どんな風に難しかったか覚えていませんが難しかったという記憶だけはあります。

 で、ステージボスがさらに難しいんです。


 画面真ん中に大きな顔があり、口の中に炎を焚いています。

 放水してそれを冷やしきると勝利です。


 なるべく常に、顔に水をかけたいところです。

 水をかけられない時間が長くなると、口の中の炎が顔を再び温めてしまうからです。


 床は炎だらけで落ちるとダメージで、乗れる足場は小さな物が、顔の周りを六つ回っています。最初は反時計回りです。

 で、その足場に向かって顔が炎を撃ってきて、足場を燃やしてしまうんです。

 顔に放水し続けたいですが、その足場の炎も消しつつ、しないと、回ってくる足場が燃えていてダメージを受けてしまいます。


 最初は画面左側で足場に飛び乗っているといい感じに乗っていられるのですが、一段回顔の体温(?)を下げると、足場が逆回転を始めます。

 そうなると画面右側に行きたいのですが、向かっている間に顔が温まって、また反時計回りに足場が回りだして、また元の位置に戻りたくなって……という永久ループに陥ることもあります。


 やっぱりこれも、慣れるとそんなに難しくないんですけどね。


 4ステージは風の岩山。


 いきなりグーフィーが現れます。プルートはまだ見つかっていないそうです。

 ミッキーは結構過酷な道を進んできたけど、グーフィーもすごい道のりを進んできたのでしょうか。


 君ならこのしゃれた道具を使えると思うよ。と、新しい服をくれます。 

 クライマーの服です。

 フック付きロープを短い射程ですが繰り出すことができます。

 気絶した敵や、ボックスを引き寄せることができ、足場のふちにフックをかけて上り下りができます。

 ゲージ使用はしません。


 攻撃力はありませんが、敵の盾を弾いて外すことができ、すかさず踏んで倒すって感じです。

 それから、フックをひっかけられる……あれは何て言ったらいいんだろう……丸い物体が空中に浮かんでることがあります。


 で、4-1の終盤。すごい難所がありました。

 上下するリフトがあり、その少し先の上の方に、フックをひっかけられる丸い物体があるのです。

 丸い物体にはジャンプをしないと、フックをひっかけられません。


 リフトの動きのタイミングと、丸い物体にうまい具合にフックを出すタイミングとを合わせられなければ、進めないんです。

 行けなさ過ぎて半泣きになるほど、そこは苦労しましたね。


 4-2では、上から穴に向かって強い風が吹いており、その風に巻き込まれると必ず穴に真っ逆さま、というステージです。

 そんな感じで、風に巻き込まれると大体死んでしまうのですが、風に巻き込まれて穴に落ちた時、すぐに死ぬのではなく、結構な距離を落下するんです。


 なので風に巻き込まれたとき「うぎゃー!」ってなりながら、フックを超連打で出しまくっていたら、今まで歩いていた島の裏側にフックが引っ掛かったのです。


 島は空中に浮いているのか、どこかで地面から繋がっているのか、構造はよくわかりませんが、普通に歩いていた場所のさらに下の部分を、ジャンプしてフックをひっかけて、ジャンプしてフックをひっかけて……としながら進んでいくことができました。

 ちゃんと元のルートに復帰することができます。


 ステージボスは大きな鷲っぽい鳥です。

 画面左右どちらかから、高速飛行で風を発生させながら登場します。

 その時の動作には当たり判定がないのですが、ミッキーが画面端にいたとしても、反対の画面端まで吹っ飛ぶような風を巻き起こすのです。


 足場は三つあり、真ん中が少し高くなっていて、低い足場との間の隙間がありますが、端っこ以外から落ちることはまずないような足場になっています。


 しかし風によってふっ飛ばされた時、何もしないと必ず落下してしまうくらいに吹っ飛びます。


 本来なら、フックを使って丸い物体にぶら下がっていれば、風の影響は受けないのですが、初見時ではその発想がありません。

 しかも戦闘中、何度も風を巻き起こしてくるので、必ずどうにかしないといけません。


 鷲の動きでどっちから風が吹くかわかるので、それを見て画面端っこに行き、風に逆らうように十字キーを押していれば、足場のギリギリで踏みとどまることができるので、なんとかそれで対処していました。

 この攻略法だとかなり難易度が上がります。フックにぶら下がる方法を知った時には、わっ、簡単! ってなりました(笑)


 5ステージは氷の谷。

 地面が凍っていて滑りまくるステージです。

 消防士の服の時の回復アイテムの消火栓が置かれていました。

 でも、着替える方法を知らずにずっとクライマーの服で行くものだと思い込んでいた初見時には、なんで消火栓が置かれているのか意味が分かりませんでした(笑)


 空中に、雪玉みたいなものが浮いていて、それに向かって放水すると、一時的に足場ができる仕組みになっているので、ここでは消防士の服で行くのが有利です。

 ステージボスでは魔法のターバンも強いですけど。


 6ステージはピートの城。最終ステージです。


 結構な迷路になっており、はずれの通路などもあって、結構迷ったりもします。


 どのへんで着替えられるということに気がついたのか、なんだか思い出せませんが、ここでは魔法使いの服にも、消防士の服にも着替えないと詰むギミックがあるので、ここまでの間には気がついていたのでしょう。


 6-3では、道を間違えると、今まで出てきた中ボスと対決することになります。

 ルートを知っていると、全部スルーですけどね。


 正解ルートで進むと、ピート皇帝と対決です。

 今まで倒してきたボス敵の魂らしきものが、全てピート皇帝に吸収されていきます。


 かなり多彩な攻撃パターンがあります。雑魚敵を呼び出すこともあり。

 その雑魚敵が、頭に炎がついているので、消防士の服がいいのかと思って、攻撃力の低い放水で戦っていました。

 しかし、ゲージがなくなって、これで行けるのか? と不安に思いながら魔法のターバンにチェンジしたら、頭に炎がついた雑魚敵も倒せて、相手に与えるダメージ量も大きいということに気がつきます。


 縦一列で迫ってくるブロックのようなものは、放水ではずらすことしかできませんでしたが、魔法では破壊できましたし、魔法の方が使い勝手良いやんけ! ってなりました。


 それでも、パターンを見極めて倒せるようになるのはかなり苦労しました。

 そしてダメージを与え続けて、体力が少なくなると、敵の体が赤くなるのですが、その直前辺りから、攻撃パターンが二つ増えます。それに対処できなくて、惜しいところでやられる、ということが頻発します。


 倒した時の達成感より、苦労しまくったということの方が強く印象に残っています。


 倒すとプルートを救出して、そしてまさかの…………!

 そうしてまた、みんなでキャッチボールをしているところで終わりです。


 わー。今回、実況動画を見ながらこれを書いたのですが、懐かしすぎて記憶がよみがえりまくり、そんなすごい失敗談とかはありませんでしたが、書くことがたくさんになってしまいました。

 苦労しました、ってばっかり書いた気がします。ゲームが難しいのか、当時の私が下手だったのかはよく分かりません(笑)

 とにかく、書いてて楽しかったです。

 

 というわけでまた次回。

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