『ドラえもん』【FC】

 今回は数あるドラえもんのゲームの中でも一番最初のゲーム、ファミコンの『ドラえもん』について語りたいと思います。

 復習のためにウィキを見てたら通称がカセットの色から“白ドラ”と呼ばれてることを初めて知りました。

 大人になってもちょくちょく遊んでいたファミコンの名作です。

 さすがに初見プレイは憶えていませんが、大体いつもこんなプレイをするというのを書いていきます。


 ステージは映画の舞台がモチーフになっています。

 1ステージが『宇宙開拓史』

 2ステージが『大魔境』

 3ステージが『海底鬼岩城』


 どの映画も初見プレイ当時は見てなかったんですけどね……。

 (のちにドラえもんの映画はレンタルしまくりましたけど)


 さらわれた、のび太、スネ夫、ジャイアン、しずかちゃんを、ドラえもんが助けに行きます。


 まずステージ1の開拓編。

 カメラは上から見下ろした感じです。ファミコンながら、ドラえもんが可愛いです。

 最初ドラえもんは何も持っておらず、まず目の前のマンホールに入ります。

 すると横スクロールになり、体力が全回復するドラヤキが置かれています。奥に進むとショックガンがあります。ゲットしてマンホールを出ます。


 ここから何をするのか、ゲーム内ではほとんどノーヒントです。が、幸いにも当時買っていた雑誌に、ステージのどこに何があるのか載っているマップが付録でついていました。

 まずはショックガンよりも強い武器、空気砲を手に入れるべく移動します。


 その空気砲のあるマンホールは、攻撃を何度か当てることで出現するんですが、ゲーム内では、見た目には何もないところに攻撃を当てないと出現しないんです。

 付録のマップがあったからよかったものの、当時はネットで攻略を調べるなんてできない時代。何の攻略も見ないでプレイしていた人たちはどうしていたんでしょうか……。


 さらに攻撃力が上がる強力うちわや、武器の連射性能が上がる、連射ドリンクや、体力ゲージが伸びる元気キャンディなどを取っていきます。

 それらのほとんどが、攻撃を当てないと出現しないマンホールの中だったりします。本当に攻略を見られない人は(略)


 しかし今回ウィキなどで調べたアイテムの名前と、今まで認識していた名前が違っていて驚きました。

 強力うちわはたしか神風うちわだったと記憶しているし、連射ドリンクは連射ミルクだった気がします。何かのきっかけで呼び名が変わったのか、当時の攻略が間違っていたのか、それとも私の記憶違いか……。


 敵の攻撃はゲーム中一番マイルドですが(最初のステージだから当たり前だけど)、決まった順番で敵を倒していくと無敵アイテム(アイテムっていうかキャラ?)チャミーが出現します。映画の『開拓史』に出てきたピンクのもこもこの生物です。

 当時雑誌の攻略に乗っていたその順番を、コブーン、コブーン、ナーメ……とよく唱えて憶えましたが、さすがに今は忘れていますね(攻略サイトで敵の順番が画像だけ載っていたのですが、名前が思い出せない)。


 所々どこでもドアがあります。攻撃を当てると出現するものもあり。

 それを駆使すると、次に進むためのマンホールにたどり着けます。

 このマンホールの中にはステージ2で使うスモールライトが落ちています。ゲットするときに……どうするんだったか詳しく覚えていませんが、たしかタイミングよくボタンを押すと、開拓編では使えないにもかかわらず、スモールライトを使ったときの音が聞こえるのです。

 それが嬉しくて毎回必ずやってましたね。


 マンホールを抜けると荒野にたどり着きます。(最初がトカイトカイ星でこの荒野がコーヤコーヤ星なのだそうです。マンホールを通っただけなのに星を移動する?)


 しかし荒野を進む前に体力が減っていたときは、先にやることがあります。マンホールに戻ります。

 マンホールに入ると、マンホールのエリア画面上からドラえもんが降ってくるんです。その下にちょうど敵のネズミがいるんですね。着地する前に連射すると、例外的に下に向かって攻撃ができるんです。

 なので比較的に安全に敵を倒せます。(必ずノーダメージとはいきませんが)

 敵を倒せば時々回復アイテムのドラヤキを落とします。

 なのでドラヤキが出るまでひたすらにネズミを倒し続けるのです。


 そういえばゲームとは言えドラえもんがネズミに立ち向かっている……やるじゃない。


 ドラヤキをゲットしたら荒野を進みます。そこでは処理落ちするほどの敵の猛攻が。

 猛攻ですが、処理落ちするのが幸いして、敵の動きが遅くなるので多少はよけやすくなります。でもボコボコになるのは間違いなし。

 がんばってステージ1のボスがいる建物の前まで来ますが、入る前にやっぱりドラヤキが出るまで粘ります。

 建物の前で左右に移動していると、少ない敵が、比較的安全な間隔で出てくるので粘ります。


 ところでその建物の右横で、攻撃を当てながらⅡコンのマイクで叫ぶと得点が八万点入る隠しアイテム(キャラ?)がでてきます。

 たしか名前は“のざわさん”で、ゲームの製作スタッフの方、と憶えているのですが、今回色々な攻略サイトで誰だったのか調べてみたら、“野村さん”だとか“高橋名人”とか書かれていました。

 ……本当は誰?


 ドラヤキをゲットして回復したら、ボスの部屋に入ります。

 ボス戦はダメージ前提で連射のごり押し。それ以外で倒せた記憶がありません。

 倒すとのび太を救出してステージ1クリアです。


 ステージ2は魔境編です。横スクロールのシューティングですね(ときどき縦にもなります)。

 タケコプターで空を飛びながら移動します。ステージ1でスモールライトを取っているとスモールライトを使えます。

 ボス以外は一発当てるだけで敵を消し去ります。スモールライトだから小っちゃくなって生きてるんでしょうけどね。

 しかし何度かダメージを受けるとスモールライトを落としてしまいます。すると威力の低いショックガンに切り替わります。

 ショックガンは絶対落とさないのに、なんでスモールライトは落とすんだよう。しっかり持ってよ。


 画面下に現れる水たまりのような場所に一定時間いると、縦スクロールになって、違う道に進みます。その道の奥にはスネ夫やジャイアンがいたりして、助けられます。助けると仲間として一緒に攻撃してくれるのですね。

 ただジャイアンもスネ夫も、ダメージを喰らいすぎるとスモールライト同様、離れて行ってしまいますが。


 しかしダメージを受けずにジャイアン、スネ夫を連れたまま、さらに水たまりゾーンに行くと、スモールライトが出現し、次にひらりマント、元気キャンディが二回、最後にステージ3で使う通り抜けフープが出てきます。その後はすっとドラヤキです。

 攻撃を当たらなければ当たらないほど、強くなっていくというわけですね。


 でも、やっぱり子供の頃は下手ですから、ひらりマントまで出せたら奇跡でした。ていうか、その前に水たまりの中に入る時点で下手なんです。

 水たまりは地形に挟まれています。そして画面は強制スクロールです。でもスクロールして地形が動いても、ドラえもんの位置は変わりません。


 なので、地形に挟まれた水たまりの所にいると地形がドラえもんに迫ってくるんです。水たまりは結構狭いので、地形にめり込まないように調節が必要になります。子供の頃の私はどんくさく、その調節すらも下手だったので、地形にめり込んでダメージを受けるばかりで、アイテムのある道に行けないっていう……。


 ステージ2には三体のボスがいます。

 一体目のボスは顔がついた山で、目から放物線を描いて落下していく大量の弾を発射します。隙をついて口の中に入って連射、が鉄板でしたね。


 二体目は……どうしてたかな。特に決まった攻略法はなくて、普通に弾をよけて攻撃してた気がします。


 三体目の倒し方はちょっと卑怯です。敵の攻撃が貫通しない壁を挟んで戦うのですが、普通はこちらの弾もその壁を貫通しません。けれど一部貫通するポイントがあるんです。そこから攻撃して撃破します。


 三体目を撃破すると、さらに進んで、階段状になった地形の上にあるハートを取るとクリアです。

 しかし地形にめり込むとダメージを受けるので、体力が少ないときはかなりヒヤヒヤしながらハートを取りに行きます。ホントにそこで地形にめり込んで死んだことも、確かありました。


 ステージ3は海底編。スクロールはなく、画面の端っこに行くと次のエリアの画面になる、って感じですね。

 そして助けたはずの、のび太、スネ夫、ジャイアンがまたいなくなってしまいます。

 確か雑誌の付録に海底編のマップもついていましたね。

 海底を探索していると、持って移動できるアイテムが見つかります。


 所々にある宝箱を開けるカギ。

 無敵の敵であるウミヘビを唯一倒す手段であるお守り。

 ふさがってる道が通れるようになる通り抜けフープ。

 基本、一つずつしかアイテムが持てませんが、これを持つと二つのアイテムを一緒に持っていける取り寄せバッグ。


 通り抜けフープは魔境で取っていると最初から持っています。


 ちなみに死んだとき、再開は必ず通り抜けフープがあるところからなんです。通り抜けフープで通れるようになる道は、他の場所に行くとまた塞がれてしまうので、通り抜けフープがないと詰んでしまう可能性があるからですね。


 まだゲットしてなくても通り抜けフープの所から再開します。なので「え? ここどこ?」ってなります。

 そうならないために基本的に通り抜けフープを持って進みます。

 しかし小さい頃はこのシステムを理解していなくて、兄のプレイを見ていてなんでどのアイテムより、優先的に通り抜けフープを持っていくのかわからなくて疑問でした。


 ある場所でⅡコンのマイクで叫ぶと、ドラミちゃんがすべてのアイテム持ってきてくれます。

 今は昔のファミコンが壊れて、ニューファミコンを使っているのですが、ニューファミコンだとマイクがついていないので、ドラミちゃんが呼べなくて寂しいです。


 鍵で開けられる宝箱の中にははずれの場合、ウミヘビが入っています。BGMと、動くときの効果音が超怖いんです。

 所持アイテムが基本的に取り寄せバッグ、カギ、通り抜けフープ、なのでお守りを持っていないことが多く、即対処ができないので、そういう意味でも怖いです。

 なので宝箱を開ける時は超ドキドキ。

 そして放っておくと、他のエリアに移動するので、あっちこっちに現れるようになります。これがまた怖い。


 当たりの宝箱の中身は、のび太、スネ夫、ジャイアンのいずれかです。ここでは一緒に攻撃してくれるわけではなく、アイテム扱い。のび太が浮き輪してるのがちょっと可愛い。

 海底の奥に三人を連れていくと鬼岩城の門が開くので、そこまで連れていく必要があるわけです。


 一部の宝箱を守っているオオダコがいます。強いのでなるべく戦いたくないですが、三人が見つからない場合は戦わないと仕方ありません。

 倒し方は、伸びてきたタコの足に接触して、ダメージを喰らいながらのひたすら連射。

 それでしか倒したことがありませんが、他に倒し方ってあるんですかね?


 しかしオオダコより苦戦していたのが、助走をつけてジャンプしないと届かない宝箱です。

 海底に空気のたまっているところがあって、そこに宝箱があるんです。水のないところにある宝箱は、水面からジャンプしないと届かないわけですが、普通のジャンプでは届きません。なので潜ってから上に勢いをつけて大ジャンプするわけです。

 が、そこの宝箱に届かせようとしたら、もう一つ下のエリアの活火山があるところから勢いをつけないと届かないんです。


 火口の上に立っていくのがベストなのですが、岩を噴き出しているので危ないです。なのですべての動きを止めるタンマウォッチが出るまで岩を破壊し続けます。動きが止まっても岩がばらまかれている状態では、危ないのでいい感じに岩がない状態になるまで調節します。そのチャンスがなかなか来ません。

 チャンスが来て助走をつけてジャンプするも、失敗したりしている間にタンマウォッチの効果時間が切れてまたやり直し。繰り返してやっと宝箱を開けたと思ったら……ウミヘビだった、なんて時のがっかり感と言ったら……。


 三人を助けたら海の一番底へ。

 海の上の方は青くて明るいんですが、底に行くとどんどん暗くなっていって、音楽も暗くなって怖いです。

 一回では鬼岩城の門まで三人を連れていけないので、その怖い道を往復しなければいけません。

 門を開け、ラスボスまでの道を進みます。道中ウミヘビが三回も出てきます。超怖いですが、他のエリアに移動するわけではないし、いちいち倒すのは大変なので、スルーです。


 そしてラスボスのポセイドン戦です。画面の真ん中にはしずかちゃんが捕らわれています。

 その檻(?)の周りをグルグル回りながらポセイドンの隙をついて攻撃します。


 雑誌の攻略に載っていた写真が、ポセイドンが檻の部分にめり込んでいる写真だったんです。それを見た私はなぜか、ポセイドンはそこに留まって固定されるのだと思い込んでいました。

 でもプレイしても固定されるところを見たことはなく、当時はなぜ固定されないのか、と思っていました。

 今ではなぜ固定されると思っていたのか疑問です。


 倒したらエンディングです。


 ちなみにタイトル画面で面セレクトができるのですが、面セレクトで海底編から始めてクリアした場合と、開拓編から通してプレイしてクリアした場合では、エンディングがちょっとだけ違います。

 なかなか難易度の高いゲームなので、小さい頃は通しプレイでクリアは滅多にできませんでしたね。


 あまり自分独自のプレイをしてないのではないかと思いますが、ファミコンの『ドラえもん』の思い出は以上です。


 ドラえもんのゲームはあまりやったことないですが、ファミコンではRPGの『ギガゾンビの逆襲』をプレイしていましたね。こちらもなかなかの名作です。


 また語りたいゲームがあったら、語ります。ではでは。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る