『BIO HAZARD RE:2』【PS4】

 さすが『バイオ』シリーズ!

 ってな面白さでした!


 というわけで今回は『バイオハザードRE:2』を語ります。

 毎度のことながらストーリーと攻略的なことを少しだけネタバレしていますので、そこはご了承の上、お読みください。


 『RE:2』はPS1で出た『バイオ2』のリメイク作品です。

 三人称あちこち視点だったオリジナルが、TPSにリメイクされました。ガンシューティングとしてとても緊張感があり、オリジナルでは個人的に少しあっさりと感じた謎解きも、程よく手ごたえのある難易度にリメイクされていました。


 まだ本編をクリアしただけでおまけには手を出していませんが、本編について語っていきたいと思います。

 ただ、個人的な感想ですが、ゲーム的に面白かったのは『RE:2』ですが、レオン編クレア編二つのシナリオのつながりはオリジナルの方が好きでした。


 そういう意味でも『RE:2』とオリジナルの、ここがええんよねぇ、ってところも語っていきたいと思います。


 まず、オリジナル同様、主人公をレオンとクレアから選べます。

 最初に選んだ主人公でクリアすると、選ばなかった方の主人公が裏で何をしていたかという裏編をプレイできるようになります。


 今回私はクレア編からプレイ。


 クレア・レッドフィールドは、兄のクリスを探して一人、ラクーンシティにバイクで来ていました。しかし街の様子が妙です。

 立ち寄ったガソリンスタンドで、ガラスの割れる音を聞きます。店内に入ってみると血まみれの店員が力なく奥を示します。

 奥に進むと、クレアはゾンビと遭遇するのでした。


 というわけで早速戦闘になります。

 オリジナルでは新米警官のレオンに銃を渡されますが、今回のクレアは最初からハンドガンを持っています。普通の大学生の女の子がなんで銃を持ってるの?! と思いましたが、普通じゃなかった。

 特殊部隊S.T.A.R.S.スターズの隊員である兄のクリスに戦いを仕込まれてる大学生の女の子でした。……とは言え、普段から銃を持っているものなのかという疑問も少しよぎりつつ、ゾンビをヘッドショットで倒そうと、発砲しますが、あたらん!(笑)


 すぐに弾切れになり、わーわー言いながらいきなりデンジャー(瀕死)になりながらガソリンスタンドを脱出します。

 そこでもう一人の主人公のレオンと合流し、車で警察署を目指しますがゾンビのせいで車が爆発してしまい、二人は分断されてしまいます。


 爆発に巻き込まれずに車を脱出しますが、そこはゾンビだらけの街でした。一瞬、ゾンビだらけで戦うしかないのかと思いましたが、案外一発も弾を使うことなく警察署の正面入り口にたどり着きます。


 『RE:2』はすぐに警察署にたどり着きますが、オリジナルでは結構、警察署までの道のりが長いです。

 街がゾンビだらけなことを実感する絶望が感じられて、そこはオリジナルの方が好きですね。


 警察署にたどり着き、玄関ホールを探索すると、オリジナルを彷彿とさせる謎解きをしそうな像が見えますが、オリジナルより厄介そうな印象を受けます。

 そして探索しているとマービンという警官に助けられます。

 しかし彼は腹部を大怪我していました。彼の末路が簡単に想像できてしまいそうな大怪我……。

 彼は自分のことは気にするな、自分の身を守れと、しっかりした意思の力を感じられる声で言い、ナイフをくれます。 


 彼の末路は想像できてしまう……。それなのになんでいい人でカッコいいんだようぉ……!


 そんなことを思いながら進みます。

 さてナイフですが、今までのシリーズのナイフを使うのは接近戦になって難易度が高いけれども、使用制限はありませんでした。

 しかし今回のナイフは、使い続けていると壊れてしまうという要素があります。


 え。壊れるの?


 と思うと、貧乏性の私は使うのを躊躇ってしまいます。

 接近戦で使うのは難しいですが、銃で敵をダウンさせてからナイフの下段攻撃で追い打ち、という使い方もできるので、使うのはもったいない気がするけど使い道はあるわけです。


 が、もうひとつ、今回のナイフには敵に襲われたときに反撃する、という要素があります。なのでどうしても、


 追い打ち<いざというときの反撃用


 と考えてしまって、ナイフが使えません(笑)


 なので、


 耐久値が残ってるナイフで反撃⇒耐久値が残ったナイフが敵に刺さる⇒そいつを倒せば耐久値が残ってるナイフを回収できるが、他の敵に襲われて倒してる場合じゃない⇒反撃で使った一回しか耐久値を使ってないナイフが敵に刺さったまま……。


 結論。


 追い打ちでガンガン耐久値使った方がよくない?

 

 ってなるんですけど、なかなかナイフ使いませんでしたねぇ(^_^;)



 進めていくと、フェンス越しにレオンと再会します。

 裏編では、レオンがフェンスの向こうにいる理由がわかります。こういう、もう一人の主人公との絡みはオリジナルの方が多いですね。

 オリジナルでは一度ちゃんと再会して、トランシーバーをお互い持つことになり、色々やり取りするシーンがあります。

 ちゃんと合流したのならば一緒に行動したほうがよくない? と突っ込みたくなりますが、この時の通信はこういう状況で通信してきたのか、とか、裏で色々分かるシーンが多いので、その辺はオリジナルが好きですね。


 怖さとガンシューティングの面白さは『RE:2』が好きですね。

 いや、オリジナル当時はどれだけビビったかは憶えていませんが、オリジナルは割とすぐ怖さに慣れた気がしますね。

 『RE:2』はクレア表裏、レオン表裏、をプレイしましたが、後述するタイラントの怖さには慣れませんでしたね。恐怖耐性には自信があるので、逆になめてかかってたというのもありますが(笑)


 リッカーに遭遇します。視力はほぼないらしく、音に敏感な敵です。それを知っているのならば、静かに歩いてやりすごすという選択もあるはずなのですが、なぜかグレネードランチャー(硫酸弾)で攻撃してしまいます。怖かったです。


 謎解きをして、地下通路への道を開きます。

 そこで幼い女の子に出会います。

 オリジナルで知ってるのでこの女の子――シェリーに会えて喜びましたが、髪が乱れてる! この状況で十二歳の女の子が生き延びてるってどれだけの苦労をしてきたのだろう……乱れた髪がそれを物語ります。

 せめて髪をなおしてあげたい……。


 一緒に行動する二人でしたが、すぐにある人物に引き裂かれてしまいます。

 地下を探索すると警察署に戻ることになり、戻ったそこでキーアイテムがカギがかかった鉄格子の部屋にあるのを見つけます。それを取るために必要なアイテムを求めて再び警察署を探索することになります。


 そして、ある時から出現する、かなり大きな人型生物兵器のタイラントが出現して警察署を徘徊するようになります。


 攻撃してダウンさせてもしばらくすれば復活して、また徘徊するので、トロフィーを取るため以外はあんまり攻撃する意味はないかもしれません。

 タイラントは基本、その辺をウロウロしていますが、主人公を見つけると見失うまで追いかけてきます。


 反対に言えば、目視されなければ追いかけられないようです。

 隠れられる壁があったので隠れたら、気づかずに行ってしまったことがあります。

 ならばカウンターとかある所ではしゃがんで隠れたいのですが、主人公はしゃがんでくれないので、隠れられる時って多分ほとんどないのですが……。


 徘徊するタイラントは足音が聞こえるので、イヤホンやヘッドホンでプレイするのがおすすめですね。どちらから足音が聞こえてくるのかわかるので。

 私最初からイヤホンでプレイしてたんですけどで、なんか足音っぽいのしてるなぁ、と思いつつもその足音がタイラントと思っておらず、扉を開けた目の前にタイラントが来てて「ぎゃああ!」って思いっきり叫んでしまいました(笑)


 しかしタイラントの恐怖は、リッカーのいる場所でタイラントと遭遇するのが一番ヤバいです。リッカーがいるところは走ったり銃を使ったりしない方がいいわけですが、タイラントが来るとゆっくり静かに歩くということができないわけです。

 なのでリッカーとタイラントの最強コンボが攻撃してくるのです!

 このコンボで結構な回数死にましたよ。


 ちなみにハードのタイラントは耳がいいような気がしますね。しっかり検証したわけではないので、多分なのですが、銃撃ったり走ったりしてたらすぐにそこに来る気がします。

 一回、ゾンビ倒した後、壁に隠れて待ってたらタイラントがやってきて「あれぇ? いないなぁ」みたいな感じでしばらくその場にとどまってから帰っていった時がありましたね。


 ところでタイラントは研究で作られた生物兵器なわけですが、服を着てるわけです。自分で服を着る知能は持っているのかしら……と考えると、知能があるのなら、お着替えしてるタイラントかわいいかも。とか思ったり。

 知能がないなら、研究員か誰かに服を着せてもらってるタイラントかわいいかも、と思ったり。


 ちなみに、この辺からたぶん、心情的に倒したくないゾンビが出ると思うのですが、近づかなければ彼はずっと眠っててくれるようです。


 そして目的のキーアイテムをゲットすると、捕まっているシェリーに操作キャラが移ります。

 しばらく進むと、シェリーを捕まえた人物と、かくれんぼになります。


 でも度々このエッセイで書いてますが、わたしはステルスゲームが苦手です。めっちゃ苦労しましたね。

 でも追っかけてくるその人物が「みぃつけた」と言いながら障害物にぶつかったまま走ってるモーションで進めなくなってる姿が見れたので良かったです(笑)


 操作キャラがクレアに戻って、それからも苦戦ポイントはいろいろありましたが、さすがに細かく憶えてないので端折りますが、初見プレイだけではなく、今の所のすべてのプレイで一番苦戦したのは、この初見のクレア表編での、ラスボスの一個手前のボス、G第三形態です。


 弾もそんなに充実してるわけではなく、回復が一つもなく、しかもデンジャー状態。

 戦うエリアに一つ、完全回復ができる救急スプレーがありますが、敵の攻撃をかいくぐりつつ取りに行かなければいけません。


 救いは比較的多めに残っている硫酸弾でちょっと怯んでくれるということ。

 何回も死につつ敵の動きを把握して、弾を全弾打ち尽くしましたが……倒せない……だと?

 外した弾があるとはいえ、これは大変な事態だと思いました。


 しかし、一つのセーブデータに上書きし続けていた昔の私ではありません。いくつかに分けてデータを残していたので、少し戻って探索しなおし。ほんの少し弾を見つけることができ、再びボスに挑み、また何回も死につつ何とか倒すのでした。


 クレア表のラスボス、実はあんまり印象に残っておりません。ノーマルだったからだと思いますが、一回で割とあっさり倒せてしまったのですね。

 しかし、クレア裏編で、同じボスと対決するのですが、そこではかなり苦戦しました。ハードでプレイしたからですけど、弾が少ないのと、時間制限があるというのとがあって。

 強い弾が少なく、強い弾を撃ち尽くした後はリロードに時間がかかる銃の弾しか残ってなくて、リロードに時間かけてたら時間切れで死んじゃって。


 もう一回、ひとつ前のボスのG第三形態と戦って、リロードが早く強い銃の弾を残しつつ戦って、再戦。それでも弾がギリギリで一回弾が尽きて死んで、その次に丁寧に弱点をついて行ってようやく勝てました。


 裏編ではさらに真のラスボスがいますが、弾がヤバいと思いつつも割と余裕ありでなんとかなりましたね。


 というわけでクレア表編をクリアして、次はレオン裏編。そしてレオン表、クレア裏。とプレイしました。


 少し残念なことは、それぞれのシナリオでは、ストーリーや謎解きなどが被ってるところが多いというところですね。

 クレア表とレオン表は序盤がほとんど同じで、レオン表とレオン裏は中盤がほとんど同じ、クレア表クレア裏も中盤が同じ……とそんな感じで、レオンクレア、裏表、と四つのシナリオをプレイしてるうちに、すでに同じシナリオを何週もしてる気分になる感じが少しありました。


 なので飽きが来てしまった方は、このシナリオはまだ初見だから……と思わずに難易度を上げてみましょう。私はクレア表、レオン表裏はノーマルでプレイしましたが、クレア裏はハードでプレイして、めっちゃ楽しかったです(笑)


 ちなみにセーブは所々に置かれているタイプライターでするわけですが、ノーマルでは回数制限なくセーブできます。が、ハードではインクリボンを消費してセーブします。

 初期の『バイオ』シリーズと同じ方式ですね。


 なのでセーブしすぎないように加減を考えながらのプレイとか、「さてセーブしよ」って時にアイテムボックスからインクリボンを取り出して、セーブしたらインクリボンを片付ける……っていう一連の動作が、すごい懐かしい感覚になりましたね。


 オリジナルのレオンは正義感ゆえにか少し攻撃的な性格をしていましたが、『RE:2』では穏やかな雰囲気になっていますね。警察署への初出勤が夜になってしまった理由が、オリジナルでは(ゲーム内では説明されませんが)恋人にフラれて飲んだくれていたから……でしたがそこも変わっていますね。イベントの会話で判明します。


 トロフィーの他にいろいろなことが達成するとイラストやフィギアが解放されるので、やり込みたい方はやりがいを感じられるのではないでしょうか。


 一つのシナリオをクリアするとおまけが解放されます。

 私はまだ手を出していませんが、めっちゃプレイしたいゲームが他にあるので、おまけをするかそっちをするのか迷いどころです。


 というわけで、今回はここまでです。

 もしかしたらおまけをプレイして語りたくなったらまた語るかもしれません。


 ではでは~。 





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