『GOD OF WAR(ゴッド・オブ・ウォー) 落日の悲愴曲』【PSP】

 これを書いている時点でまだプレイしておらず、新鮮な気持ちでプレイしたいので中身の情報をほとんど仕入れていませんが、新作が出た!


 ということで、布教活動をしたいけれど、新作のネタバレをすぐにしてしまうのはどうかと思い、こちらを語ることにしました。

『ゴッドオブウォー』の、PSPで出た『落日の悲愴曲』をプレイしながら語りたいと思います。

(書いたものを機種別に並べたら、新作の方が先に並んでしまいましたが、こっちを先に書いてあったのです)


 ストーリー、ゲーム的なネタバレどちらもありで行きますのでご注意ください。

 あと、このエッセイではセルフレイティングをつけたくないので、一部、描写をぼかしますが、シリーズ通して少し性描写があり、暴力描写が激しい作品ですので、プレイしたり、プレイ動画などを見る時は注意してください。


 前から『ゴッド・オブ・ウォー』のことは書きたいと思っていたのですが、主人公の魅力は言葉通りそのままの、残酷なまでの手段を選ばない性格なため、残酷描写を避けて彼の性格を書くのは難しいと考えて、今まで語らずにいたのです。

 ですが、このゲームの魅力はそこだけではないと思いなおし、今回、残酷描写書かない縛りで語ることにしました。


 ギリシャ神話をモチーフにした作品です。

 私、全然ギリシャ神話に詳しくなかったんですよ。ポセイドンと言えば『ドラえもん 海底鬼岩城』のポセイドンだし、ゼウスと言えば『ビックリマン』のスーパーゼウスだし(笑)

 しかし別に神話に詳しくなくても、面白くプレイできました。


 私がプレイしたのはPS3で出たコレクションで『1』『2』。そして『3』と『Ascension』を。PSPで『落日の悲愴曲』と『降誕の刻印』をプレイしています。


 時系列的には『Ascension』『落日の悲愴曲』『1』『降誕の刻印』『2』『3』という感じです。しかし、開かされるストーリー的には発売順でプレイする方がいいと思います。

 ちなみに『Ascension』と『3』と、新作は十八禁になっています。

 さらにちなみに、『3』はグロ耐性がかなりあると思っている私でも、ちょっと気持ち悪くなったシーンがありますので、グロテスクな表現が苦手な方は、もしプレイなどする予定があれば、本当にご注意してください。


 なんで今回『1』ではなく『落日の悲愴曲』を語るのかというと、ゲームができるテレビが自室になくて、携帯機の方がプレイしやすいからって理由です(^_^;)

 あと、一応一番グロ描写が緩いかな、と思える作品です。



 かつて偉大なる将軍だったクレイトスはスパルタの亡霊と呼ばれ、ある理由からオリュンポスの神々の戦士として仕えていました。その日、クレイトスは神々の命により、アッティカの町にペルシャ軍によって放たれた魔物と対峙することになります。


(『ある理由』と、このエッセイでは伏せていますが、それは『1』で初めて明かされる事実なのですが、『落日の悲愴曲』でも、冒頭のムービーで軽く触れられています)


 というわけでアッティカの海岸での、建物の屋上で、いきなり戦闘シーンから始まります。せっかくだからハードでスタートしましたが、最高難易度はベリーハードなので、そこそこ難しい程度(のはず)でしょうか。


 クレイトスは白い肌をした、つるっぱげでマッチョなおじさんです。

 無骨なイメージですが、彼が持つ武器、ブレイズ・オブ・カオスを使うところはとても華麗です。


 腕に巻かれた鎖につながる二刀の剣で、投げつけるように敵を攻撃するのですが、ヨーヨーのように手元に戻ってくるのです。その軌道と、ブレイズ・オブ・カオスを操るクレイトスの姿は力強い舞踏を踊っているようで、カッコいいのです。


 何人かの兵士が屋上に上がってきます。それを、まあ序盤なので適当に舞っていれば倒せます。倒した敵からはレッドオーブが出てきます。武器などを強化するための物ですね。ヒット数をつなげるほどに、レッドオーブが増えていきます。

 その辺の木箱とか壺とかを壊すことでも出てきますので、周りを探索するのも忘れてはいけません。


 床に穴が開いたので下に降り、敵を倒します。

 緑色に光る箱があるのでそれを開けるとグリーンオーブが出てきます。体力回復ですね。


 そして扉を開けようとするのですが、このシリーズで共通して出てくる扉は、床から手をかけて上に引き上げて開けるのですね。シャッターみたいな感じに。超マッチョなクレイトスがすごく重そうに開けるのです。

 いつも思うのですが、これ人力で開ける扉? 人力で開ける扉だったら、こんなのクレイトス以外の誰が開けるの? と思ってしまいます。


 その扉を開くと、サイクロプスが入ってきました。攻撃されますが押し返した瞬間、その後ろからさらに大きいトカゲのような怪物が出てきてサイクロプスを食べてしまいました。

 その敵、バジリスクと対決です。


 巨大な口での噛みつき攻撃をしてきますが、防御することができます。

 しかし、口から吐く炎攻撃は喰らってしまいます。


 さっき先に回復取らずに残しておけばよかったと思うくらいにボコボコになりましたが、なんとか敵の体力を削ります。すると、敵の上部に○の表示がでました。

 近づいて○ボタンを押すと、QTEのように画面に押すべきボタンが表示されます。この作品ではCSアタックと呼ばれます。

 ボタンを押せれば敵にとどめを刺すことができますが、失敗すると、敵が体力ゲージが表示されるボスの場合、体力が回復してしまうこともあります。


 QTEのあるゲームを最近やっていなかったこともあって、見事に失敗してしまいました。

 体力もあとワンパンでやられるのでは? というギリギリにしか残っていませんでしたが、何とか切り抜けて、もう一度CSアタックに持ち込みバジリスクを撤退させることに成功します。

 そのバジリスクから出てきたグリーンオーブで全回復します。


 進むとレッドオーブの入った箱と、もう一つ箱があり、ゴルゴンの目が入っていました。集めると体力の最大値が増えるアイテムです。

 ちょっとした仕掛けを解きつつ、進んでいきます。


 アッティカの町に魔物を放ったペルシャ人とボス戦です。

 人間でありながらクレイトスよりもかなり大きく、大きな刀を振り回してきます。そして範囲攻撃のイフリートを使ってきます。使用者の周囲に攻撃効果のある魔法です。防御はできません。


 防御ができないなら回避するしかないわけですが、なぜか回避がうまくいきません。LR同時押し+アナログパッド操作で回避ですが、なぜかさらに×ボタンを押して回避と思い込んでおり、うまく回避が発動しません。後で説明書見て「あ……」ってなった。

 ボッコボコになって死んでしまいました。


 ちなみに、PS2やPS3でプレイする場合は右スティックを操作するだけで楽に華麗に回避してくれます。


 再開した今度は回避がうまくいき、倒すことができました。

 敵の魔法能力、イフリートをゲットします。ちなみに捕まっていた二人のお姉さんにお礼をしてもらうこともできます。CSアタックで。

 画はうつりませんが、エロい声が聞こえます。

 ……これはなのか?


 失敗せず彼女らを満足させられれば、たくさんのレッドオーブが出てきますが、失敗するとものすごくがっかりした感じに「はぁー?」と変なため息をつかれます。

 お礼をさせてください、って言われてしたのに、何でこっちが満足させたらなあかんねん。


 進むと箱にフェニックスの羽が入っていました。集めると魔力の最大値が増えます。


 広い場所でサイクロプスが襲ってきます。

 攻撃力が強いのであまり近づきたくありません。

 離れた場所で□×5(たぶん。適当に連打してるから正確に何回か知らない)で小攻撃を続け、続けて△で少し遠距離に届く得大攻撃が出せるので、その得大攻撃だけで敵を攻撃します。


 パターン的に次は回避、と遠くに回避した瞬間に、敵の頭の上に○が出て、それが消えては大変と慌てて近づいてCSアタックでとどめです。


 自分がいるのとは違う建物の屋上から弓で攻撃してくる敵がいたので、そっちの建物に飛び移って倒そうとしたのですが、飛び移るのに失敗して落ちて死んでしまいました。二段ジャンプできることを忘れていた……。


 さらに進み、人としてそれを重りに使うのはどうなのよ、とツッコミたくなる解き方で仕掛けを解き、進みます。


 そしてバジリスクとの最終決戦です。

 自分よりも何十倍もの巨体のバジリスクに近距離で対峙して、少しも動じることもなく、ブレイズ・オブ・カオスを構えるクレイトス。


 顔と左右の前足を攻撃できます。

 顔の前にいると噛みつき攻撃をしてきます。防御可能ですが、喰らったら痛そうなので、右足を攻撃しましたが、叩きつけるような攻撃も痛そうです。攻撃するタイミングがわかりやすい顔の前で攻撃することにしました。


 炎攻撃は防御不可なので躱すしかないのですが、またしても二段ジャンプの存在を忘れて、地面での転がり回避で躱そうとして、焼けます。

 熱い。死んだ。


 攻撃し続けると、バジリスクは後ろに下がっていきます。

 壁際に追い込まれて建物に上るバジリスク。

 右前足の上に○が出るので、近づいてCSアタックです。


 ボタンを押すのではなく、アナログパッドをグルグル回します。

 しかし、左手の親指では回し方が遅かったようで失敗してしまいます。


 再びチャンスが来てCSアタック。今度は右手の人差し指でグルグルします。成功です。


 さらに攻撃を続けて、CSアタックでとどめです。

 ボス戦のCSアタックでのとどめはいつもダイナミックで大迫力です。


 しかしその勝利はクレイトスにとって些細な勝利で、満足できません。あることを忘れるために戦いに没頭したいクレイトスは、他に使命はないのかと神に問います。

 しかし返事はなく、太陽が滑り落ちるように姿を消し、世界が闇に覆われます。


「今度は何の災いだ」


 そう呟いたクレイトスは、地平線の向こうに見える光を目指します。

 

 世界が闇に包まれたのは夢の神、モルペウスの力が強まっているせいで、ここから敵は、鎧を着たアンデットの戦士が出てくるようになります。


 さて、バジリスクを倒した時のレッドオーブで、パワーアップに必要な量が溜まったのでパワーアップします。

 武器や魔法に、個別にレッドオーブを振り分けることができます。

 最初はやっぱり基本武器であるブレイズ・オブ・カオスをパワーアップさせました。


 場所はマラトン市街にうつります。

 場所によってはモルペウスの霧が立ち込めていて、触れるとダメージを受けます。炎の周りは少しだけ霧を退けることができるので、工夫して進んでいきます。


 アンデットの剣士がわらわらと、弓兵も結構いっぱい出て来ます。

 剣士を倒そうとしていると弓矢でぶすぶす刺されるので、先に弓兵を倒そうとするのですが、結構遠いところにいるので近づく間に、剣でザクザク、弓矢でブスブスになりました。危ないところでしたがイフリートで一掃です。


 攻撃的な精霊バンシーや、巨大な獣サーベルトビーストを何とか退けつつ進みます。


 やがて太陽神ヘリオスの神殿にたどり着きます。

 そこでクレイトスは奇妙な旋律を耳にします。


 そして女神アテナの像を見つけます。その像を使ってアテナが話しかけてきました。

 ヘリオスが天空から引き下ろされた。ヘリオスがいなければ、モルペウスが不滅の力を手に入れ、世界が支配されてしまう。すでに多くの神々が眠りについてしまった。

 ヘリオスを見つけるのです。


 クレイトスにそれを伝えると、アテナの声は途絶えてしまいました。


 この辺りからまた敵が変わって、サテュロスが出てきます。

 小柄ですが、二刀流のやつと、爆弾を投げてくるやつがいて、そのコンボが厄介です。

 ちょっと探索しつつ戦ってたら体力を半分まで削られてしまいます。まぁいいや、と進むのですが、サテュロスがどんどん湧いてくる地帯が出てきます。逃げることはできません。


 いやぁ、死にまくりです。チェックポイントは体力削られた後から再開なので、ロードしようかと真剣に考えましたが、防御しつつ、隙を見てちまちま攻撃し、魔力の残りと相談しながら、イフリートを放つ、緊張感ある戦闘になりました。


 体力も魔力ももう残りがほとんどない状態で、体力回復の緑と、魔力回復の青で点滅している箱を見つけます。欲しいオーブの色に光ってるタイミングで箱を開けると、そのオーブが出るのですね。

 一瞬迷いましたが、やっぱり体力優先です。

  次に進む道を開きましたが、心配なので戻ってセーブです。


 防御無視の攻撃をしてくる金の鎧を纏ったアンデットが出てくるようになります(ジャストガードなら大丈夫っぽい)。

 昔は私、防御するって頭がなくて一生懸命回避していたのですが、今では防御を使えるようになったのです。すると、防御ばっかりしていて回避をしないって言う。この敵が大量に出てくる地帯でボコボコになって死にました。


 今度は慎重に回避を使い、切り抜けます。盾を持った大きめの敵が出てきますが、得大攻撃を当てると盾が砕けるので、盾が再生してもすぐ大攻撃で、わりとあっさり勝利しました。


 ヘリオスの妹、暁の女神エオスの像があり、話しかけてきます。

 タイタン族のアトラスが、兄、ヘリオスをさらったのだ。太陽神の力を渡してはいけないと。

 そして、さらに進むための太陽の盾を持っていきなさいと告げられます。


 しばらく忘れていて気づきませんでしたが、この盾、キーアイテムでもありますが、戦闘でも使える盾でした。

 ジャストガードのタイミングで攻撃を弾き返すことができます。でもジャストガード下手だから意図的に出せない……。


 螺旋階段を上って神殿の外に出ると、モルペウスの力が増しており、神殿が黒い霧に覆われており、敵が出てきます。巨体の敵、サーベルトビーストと弓兵。それらを倒すとまたサーベルトビーストが出てくる難所です。

 何度も死んで、難易度をハードにしたことを少し後悔してきますが、防御、小攻撃、防御、小攻撃……と超地味な戦闘で勝利をおさめます。


 再び神殿の中に入り、太陽の盾を使った謎解きをし、さらに神殿の奥へ。奇妙なもやもやが見える門を見つけ、それをくぐるとオリュンポスの洞窟にワープします。

 

 湖があり、泳ぎますが最初は潜れません。

 しかしすぐに水中でも息ができるようになるトリトンの槍をゲットします。


 水中を進み、上がると大きなミノタウロスが出てきました。

 突進攻撃が厄介ですが、パワーアップして覚えたブレイズ・オブ・カオスの△△△で出せる、特大攻撃を遠距離から放っていたらあっさり倒せました。


 進むと女神エオス本人と対面します。

 太陽の光がなくなったので衰弱しているようでした。


 改めてヘリオス救出を頼まれ、原子の炎を持っていきなさい。と。原子の炎が、ヘリオスの場所まで導いてくれる戦馬への、その道筋を照らし出すでしょう、と言われます

 原子の炎を手に入れると太陽の盾がパワーアップし、敵の飛び道具を防御して反射できるようになります。


 そして新しい魔法、ライト・オブ・ドーンを身につけます。

 こちらは遠隔攻撃の魔法です。太陽の盾とともに、遠距離の敵にも強くなるわけで、それ用に練習するための敵が配置されます。

 しかし、太陽の盾ばっかり使っていて、気づけば魔法の方を練習してないって言う……。


 そして様々な謎解きをして、ヘリオスの炎の戦馬を起動させます。

 その道中、以前聞いた旋律を耳にします。その笛の音色は、ある事情で亡くなってしまったクレイトスの娘が奏でるものだと気がつきます。

 しかし姿はありません。


 そして戦馬に乗り、たどり着いた場所は冥界だったのです。



 さてこの辺でストーリーを語るのは終えておきましょう。


 この後、ブレイズ・オブ・カオスでは攻撃が通らない盾や鎧を装備した敵が出てきますが、それを壊せる籠手、ガントレット・オブ・ゼウスを手に入れたり、敵の動きを封じて攻撃が多段ヒットする魔法、カロン・ラスを身に着けたりします。


 クリアすると、ハデスの試練なるモードが解禁になります。

 色々な条件で、敵を倒したりするモードなのですが、初見プレイ時、ノーダメージでクリアのお題が、すごく難しくて、もう深夜までかかって一生懸命プレイしていたのを憶えています。


 この作品で手に入れた能力は、時系列的には次にあたる、『1』ではなくなっていて、何でなくなっているのか、描写はありません(アイテムはなくなる描写がありますが)。

 しかし、『2』『3』では、それまで持っていた能力がなくなる描写があって、序盤ものすごい強いんだけど、イベントで体力も魔力も初期値に戻っていくのが、毎回切ないです(笑)


 下手なくせに毎回、ベリーハードに挑戦しています。

 難しすぎてしょっちゅう絶望感に包まれますが、必死に頭をひねってクリアしています。


 しかし『3』は挫折してしまいました。

 難易度ノーマルでは死に過ぎるとイージーにするか選択できるのですが、間違ってイージーにしてしまい、うまくならなかったことが敗因で、ハードどまりで、心が折れました。


 『Ascension』は、初見ノーマルでプレイしたのにもかかわらず、難しすぎて攻略サイトやプレイ動画を参考にしないと進めなかったくらい難しかったので、高難易度には一度も手を出していません。


 難しいアクションゲームが好きな方、残酷な描写や展開が好きな方にはおすすめです。

 切ない要素もありますが、普段のクレイトスの行いを見ていると、可哀そうと同情してはいけない気もしてしまいます(笑)


 新作は、これまでの作品をプレイしていなくても、問題なくプレイできるようになっているようです。

 今度は北欧神話の世界のお話です。


 早く新作もしたいけど、他にもやりたいゲームがあって、果たしてどれからやればいいかしらとぜいたくな悩みを抱えています(^^)


 それではまたそのうちの次回で。

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