DS
『ナナシノゲエム』【DS】
今回はDSのホラーゲーム、『ナナシノゲエム』を語ります。
今回もプレイしながら語る感じで行きたいと思います。とりあえず、ゲームの本番になるひとつめのステージクリアまでと、ちょっとプラスアルファくらいまで書きたいと思います。
一人称視点の現実世界と、レトロゲーム風のゲームをプレイするパートが行ったり来たりするゲームです。
主人公(自分)の性別の選択画面で女を選択しました。次に名前を入力します。
こういう名前入力って、デフォルト名がないと毎回本当に何にしようかと悩みまくりなのです。
この時、自室に飾ってあるリラッ〇マを見て、このエッセイで語るゲームのほとんどの名前入力を、クマクマにしちゃえ、と決めた瞬間です。
昔のセーブデータもまぁ、なんかのキャラクターをモジったような名前でした(笑)
ホラーに向いてない名前ですけど、まぁいつものことです。
ゲームが始まると、DSを縦に持ちます。十字キーがある方を下にして持つのですね。
明るさを決めて縦に持ってゲーム開始です。
世間では、ツインスクリーン(TS)、という、上下に二つ画面がついたゲーム機がはやっていました。
ゲームがネットワークでプレイできたり、ゲームのデータを他の人に送れたりするのです。
そのゲーム機について、女子高生(?)が噂しています。プレイしたら一週間以内に死んじゃうゲームがあると。
場面が変わり、
南都大学
現代社会学科講義
領域横断情報学概論
と出ます。
次の画面で、レトロな雰囲気の画面になり、表示されている向きが、縦持ちではなく横持ちで見るような向きで表示されます。
オダカ ▷ クマクマ
オダカという人から、ゲームのデータが送られてきたようです。
TSの画面ですが、まさしくDSのメニューのような画面が出ます。
一番上が配信されてきたゲームの名前。左がメール。右がロード(本当の現実のゲームのロード)。下が中断(本当の現実のゲームのセーブ)です。
ゲームの名前は『アトナノカ』となっていました。
選んでみると、少しバグったような、ファミコンカセットを半分だけ差して起動したときのような画面で
ハジメカラ
と表示されました。
始めてみると、レトロなRPG風なゲームでした。近くの人に話しかけると
「ようこそ ここはヴァルナのむら です」
と言われます。他の人にも話を聞いてみると、夜にお祭りがあるということがわかります。
色々と探索していると、井戸に“みずのドール”というアイテムがありました。
村の北にある門の前にいる人に話しかけると「みずがみさまへの人形を捧げる儀式が行われる」という話を聞かされました。
すると現実世界で声をかけられ、ゲームのプレイをやめました。講義中にプレイしていたようです。
声をかけてきたのは親友の
リコは、彼氏のオダカが、リコにプレイしたら死んじゃうって噂のゲームを六日前くらいに送ってきた。
それでオダカは、そのゲームばっかりやっていて講義に出ない、それが原因で喧嘩した、と愚痴ります。
講義を休みまくるのは心配なので、主人公に様子を見てきて欲しいと頼みます。
外に出るとチュートリアルです。二画面に画面がまたがっている一人称視点です。
DSの下スクリーン(縦に持っているので右側のスクリーン)の真ん中をタッチすると進みます。左右をタッチするとタッチした方向に振り向きます。十字キーを駆使すると素早く動きます。
いつでもTSを起動することができ『アトナノカ』を選ぶことができますが、どこか海(?)の近くにベンチが置いてあるだけの場所が画面に映るだけで何も動かせません。
そんな感じでオダカの住むマンションへ。オダカの部屋のインターホンを連打してみましたが、ピポピポピポピンポーンってならない……。←あほ。
玄関が開きませんでしたが、中から足音がしました。そしてドアが開くようになりました。
中に入って玄関のドアを見るとガムテープで封鎖していたようです。そして窓もガムテープが張りまくられており、昼なのに真っ暗です。
いきなりテレビがつく怪奇現象より、ごみ袋がガサガサ言ってるのが、ゴ……が入ってるみたいで怖い……。
部屋の中をいろいろ探しましたが、オダカはいません。
やがて、奥の方からゲームの音楽が聞こえてきます。先ほど自分の所に配信されたゲームと同じ音楽です。
音楽が聞こえる部屋に入ってみると真っ暗でした。するとTSにゲームが配信されます。
ゲームをプレイしてみると、さっきの村でした。儀式に参加するには松明が必要だと言われたので、道具屋に行きますが品切れだそうです。しかし村の中央に、白黒の、なんだか姿がぶれている女の子がいるのです。
その子に話しかけると「コレアゲル」と言われました。
気づくと現実世界で、いつの間にか懐中電灯を持っていました。
壁には白い服を着た女の子や、灯台の絵が、クレヨンのようなもので書かれていました。
ロフトに上がると、毛布をかぶった人物がいました。話しかけると後ろに倒れてきます。
オダカは死んでいました……。
真黒な画面に白の文字で
アトムイカ
と表示されます。
次の日、彼氏を失ったリコは悲しみながら地下鉄に乗っていました。そこに彼女のTSにゲームが配信されてきました。
ゲームの中では七体の石像がありました。話しかけると返事が返ってきます。その中にオダカらしき石造があります。オダカの石像はリコに、「おまえは邪魔だった」「本当に好きだったのは……」と黒い感情をぶつけてきます。
ふと気づくと、混んでいたはずの電車に人の姿がありませんでした。
どこからともなく聞こえてくるオダカの声が、リコを呼びます。
その声を追いかけて電車の中を移動します。消えるライト。進むたびにボロボロになっていく広告。さらに広告は血の色に染まります。オダカの声も、不気味になります。
ずっと走ってきましたが、ふと歩いてみると、そのゆっくりな動きが余計怖いです。
そして気がつけば同じ車両をループしているのです。
ゲームが配信され、ゲームの中のある法則と同じようなことをすると、ループから脱出できました。すると隣の車両にオダカの姿がありました。追いかけるリコ。しかし、TSだけを残して、彼女は……。
アトイツカ
南都大学の研究室で新キャラと話をします。
社会学部 現代社会学科
准教授
とテロップが出ます。
教授はいろいろ難しいことを言いましたが簡単に言うと、ゲーム機で呪いや祟りなども伝搬することができると言います。
教授は警察に協力してオダカが死んだ現場にあったTSや、同じような事件の現場にあったTSを調べているそうです。そしてゲームはすべて同じアドレスから経由して配信されていました。そのアドレスが示すのは慈急総合病院という違法行為が発覚して閉鎖された病院でした。
そこに手掛かりを調べてきてくれと言います。
病院に入り探索開始。ここからゲームの本番です。
そしてさっそく回れ右して、今入ってきたはずのドアを調べてみますが、開きませんでした。
廃墟なのでもちろん誰もいない病院内を進んでいきます。
その途中でゲームが配信されてきます。起動してみると、海の近くにあるベンチの何も動かせない画面が出て、その画面にノイズが走っていました。
ふと気配がして振り返ってみると、ナースステーションのカウンターから人の形をしたものが這い出てきました。
白い服を着た男のようでしたが、青白い顔で、目と口が真っ黒い空洞のようになっています。
そんな幽霊のような存在に出くわしたら、普通ならすぐ背を向けて逃げるのですが、もう何回もプレイしているので何も怖くありません。なのでふと観察してみようと思い立ちました。
少し前に出した腕をだらんとたらしながら、うつむき加減でゆっくりと歩いてきます。
主人公が後退する方が速いくらいの速度です。
捕まる前に扉を開けて進みます。
さっそく戻ってみると、幽霊的な何かはいなくなっていました。
進んで、立ち入り禁止の札が落ちている階段を上ります。
ところでなんだか画面が見にくいんですよ。画面が基本的に暗いせいか自分の顔が映っちゃって。なので綺麗に見える角度はないモノかと調節していたら、階段を上がったところで起こった怪奇現象を見逃す私。
まぁ、画面に映った色白な自分の顔も怖いけどね!
廊下の床が抜けていたので、近くにあった扉に入ります。するとトイレでした。しかも男子トイレじゃないですかやだー。
洗面所に水が流れています。水がもったいないので止めたいのですが、蛇口をタッチしても反応なし。くそー、と何度もタッチする私。(怖がれ)
また廊下に出ます。
薄暗いですが、ほのかに明かりがついてるんですよね、廃墟なのに。ライトのスイッチらしきボタンを見つけタッチしますがやはり無反応。
また扉に入ります。壁には赤い手形が。そしてどこからか赤ん坊の声がします。部屋を仕切っているカーテンを開けると泣き声はやみましたが、誰もいません。何の声だったのでしょう。
廊下に戻ると、先ほど出た幽霊的な何かが、またいました。今度は赤いワンピースを着た女でした。
今度も観察してみようとバックしながら敵と距離を取ります。
何でゾンビとかのああいう理性のない(?)敵って、手を前に突き出して歩いてくるのでしょうか。
なんて余裕を持ちながらそんなこと思いつつ、そろそろ部屋に入らなければ捕まると後ろを向いて移動します。が、相変わらず自分の顔が映っていて画面が見づらく、出てきた部屋の扉がどこなのかわからなくなってしまいました。
捕まっちゃった……。
触れるだけでゲエムオーバーです。
リトライ。
再開は最初の幽霊的な何かが出てきたナースステーションからだよ。ずいぶん戻されたよ。余裕ぶっこくものじゃないですね。
ゲームオーバーになったところまで戻ってきて、扉の場所を確認すると、もう一回曲がることができたのに気がついていなかったことが判明します。そら扉ないわ。
幽霊的な何かから逃げて、扉に入るとTSの配信の通知音が鳴り響きました。鳴りやまない音で見つかると思い、主人公はTSを壊してしまいます。
しかし部屋の中に再びTSの通知音がなり、新しいTSがあるのを発見します。
なぜこんなところにTSが落ちているのでしょうか。
ゲームが起動します。
今度は以前にゲームを始めた村とはまた違う町に来たようです。どうやら結婚式があるようです。
町の奥のお墓を調べると“はなのリング”を見つけました。
イクタという男性とトモカという女性が結婚式を挙げていました。
まだこの時点でゲームの世界観がよくわかりませんが、日本風にはあまり見えません。なのになぜ彼らの名前は日本風なのか……。
神父と話していると、以前ゲームの中で「コレアゲル」と言っていた女の子が現れて、どこかに行ってしまいました。
追いかけてみると悲鳴が。悲鳴の方に行ってみると、花嫁が死んでいました。
何もできずに宿屋に泊ると、夜、花婿さんが、主人公のことをトモカと呼んできました。移動すると彼はついてきます。
彼は主人公を花嫁さんだと思っていて、逃げる主人公を見て自分のことを嫌いになったのか、と恨みに思ってそのままついてきます。
街の外に出る門まで来るとゲームは終わりました。
ナースステーションの所で配信されたゲームを起動し、ノイズが消えたのを確認します。敵がいると画面にノイズが走るようでした。外の幽霊らしき何かの気配が消え、進みます。
誰もいないはずなのについている手術中のランプ。入ると勝手に点灯する手術台の明かり。
何かがホルマリン漬けにされている瓶がたくさん並ぶ部屋……。
教授からメールが届きます。TSが変わったのになぜ届くのでしょう……。
そのメールには、オダカの変死事件と同じように死んだ人物がここに運び込まれていた。その人物、
天井に金網が張ってあったり、部屋が金網で区切られていたりします。その金網の向こうから、ガシャガシャ! と例の幽霊的な何かが金網を揺すってきます。
でもね。初見ではびっくりするかもしれないけど、敵は金網を越えられないからゲーム的には怖くないんですよ。
近づいてじっくり観察しても大丈夫です。
なんだか壁がどんどん気持ち悪い色になっていき、まるで異界に来たような気がしてきます。
位牌が置かれている部屋がありました。遺体を寝かしておく場所でしょうか、そこに幽霊的な何かが寝ていて、ゆっくりと立ち上がりました。
一度引き返して部屋を出ます。
するとドアを出たすぐ外に、目の前にまたそいつがいるんですよ。不覚にもちょっとびっくりしてしまいました。
部屋に戻るといなくなっていました。
不気味な廊下を進み、院長室にたどり着きます。カルテを見つけるとゲームが配信されてきました。前日、リコにも配信されていたゲームと同じような、石造がある場所でした。
そしてそこにはオダカとリコがいました。
彼女は「あんたのせいで……!」と主人公に恨みをぶつけてきます。
そしてリコは例の幽霊的な何かになって、現実世界に出てくるのです。
今まで出てきたやつらと比べて少し素早い気がするので、観察はしないで逃げます。
ひたすら逃げていれば追いつかれることはないようです。それでも音楽がものすごく急き立ててきます。
病院の入り口まで逃げなくてもある程度逃げればクリアになりました。
アトヨッカ
次の日大山教授と話をして、教授はゲームの呪いがあることを確信します。
主人公が見た幽霊的な何かは、ゲームの呪いの真相に迫ろうとする者を排除するシステムだと仮説を立てます。
教授はその幽霊的な何かを、フランス語で『後悔』という意味の、ルグレ、と名付けるのでした。
次のステージはカルテの人物、湯谷紳が社長をしていたゲーム会社に行くのですが、語るのはここまでにしておきます。
このゲームの雰囲気が伝わったでしょうか。
作中での一日に一回、ゲームの中で手に入るアイテムをすべて集めると、終盤ちょっとだけいいものが見れます。
『ナナシノゲエム』の一作目として話はちゃんと完結しますが、呪いはまだ完全には終わらず、二作目の『ナナシノゲエム 目』に続きます。
やっぱりプレイしたら七日後に死んでしまうゲームに巻き込まれるのです。
『目』では新しいシステムがあって、片目を幽霊の女の子に何かされて、片目が特殊なものが見えるようになるのですね。ちょうど縦に持ったDSの右側が右目、左側が左目になるようになっています。
そしてステージは、一日一ステージですが、二択でどちらのステージに行くか選ぶことが何度かあります。
やはり一日一回、ゲームの中でアイテムが取れるのですが、選ばなかったステージでは他のゲームが配信されるので、二周しないとすべてのアイテムを集めることができません。
『目』では、一週しただけでは真のエンディングにたどり着かないのですね。
もちろん私は二周して、真のエンディングを出しました。
この真のエンディング、私かなり好きです。
『ナナシノゲエム』をプレイするなら 『目』もプレイして、ぜひ真のエンディングを出してみてください。
ついでに『目』のおまけの横スクロールアクションの難易度がえげつないです。
という感じで『ナナシノゲエム』については以上です。
ホラーゲームのプレイ日記的な文章は、怖さたっぷりに書いた方がいいのか、怖さ控えめの方がいいのか、ちょっと迷いましたが、結局今回は中間をとった感じでちょっと茶化しに行ってしまいました。
どっちの方がいいでしょうかね……。
ではでは、また次回。
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