『Devil May Cry HD Collection(デビル メイ クライ HDコレクション)』【PS3】

 今回はスタイリッシュアクションである『デビルメイクライ』を語りたいと思います。

 PS2で出ていたころは存在を知らなかったのですが、PS3でコレクションとして出る時、何かの動画を見て、「なにこのかっこよすぎるゲームは」と興味を持ちました。

 それは『3』の動画で、主人公のダンテさんが前をはだけていたので「なに、このセクシーダイナマイツなおにーちゃんは」とも思ったのを憶えています。

 なので『1』のプレイを始めた時、「あ、ちゃんと服着てるんやん」ってなりました(笑)


 もともとは『バイオハザード4』として開発されていたそうですが、アクション要素が強すぎたとかで『デビルメイクライ』になったそうです。

 そのことを考えて見てみると『1』は、ダンテさんは『バイオ4』の主人公、レオンの色違いに見えるし、足音とかの効果音が、それまでの『バイオ』シリーズと同じなんですよね。


 さて『1』『2』『3』と収録されていますが、順番に『1』からプレイしていきます。


 魔界の王が人間界に侵攻してきたとき、魔剣士スパーダという一人の悪魔が、人間の味方になり、人間のために戦いました。

 魔界の王ムンドゥスを魔界に封印することに成功したスパーダは、その後も人間界を見守っていました。

 そして人間の女性との間に双子をもうけます。


 現在、スパーダの息子のダンテは母と双子の兄を殺した仇を探すために、悪魔退治専門の便利屋、デビルメイクライを営んでいました。

 そこにトリッシュという美女が依頼にやってきます。ムンドゥスが復活したのだと話すトリッシュ。

 依頼を受け、悪魔の住む島へと向かいます。


 とりあえず言いたいこと。

 ダンテさんマジイケメン。銀髪ってかっこいいですよね。

(しかしなんで私はダンテのことを、ダンテと呼びたくなるのだろう……)


 島の洋風なお城が舞台です。この洋風の雰囲気がまた『バイオ』っぽいかも。

 ミッション1から23まであり、ミッションごとに目的があり、それをクリアするとミッションクリアって感じですね。


 城を探索中、わらわら悪魔が出てきます。銃と剣を駆使して戦います。

 技を出すのは、格ゲーみたいにボタンの組み合わせで出す感じですね。格ゲーとかよりはたぶん、簡単に技が出ると思うんですけど。でも私、格ゲー下手なので、やっぱりどんくさいんですね。

 各ボス戦は、毎回よく挫折しなかったな、ってくらいやり直していました。


 ステージには色々なオーブが落ちています。

 新しい技やアイテム購入に必要なレッドオーブ(敵を倒しても出てきます)。

 コンティニューに必要なイエローオーブ。

 四つ集めると体力が増えるブルーオーブになるブルーオーブの欠片。


 他にも回復アイテムのバイタルスターや一定時間無敵になるアンタッチャブルなど、いろいろなアイテムが落ちている場合があります。


 悪魔の血を引くダンテさんならではの技、魔人化するデビルトリガー(以下DT)というものがあります。

 魔人化すると悪魔の姿になり、攻撃力防御力が高くなり、少しずつ体力が回復していきます。魔人化しているとき限定の技が使えたりもします。

 使用中はDTゲージを使用します。DTゲージは敵に攻撃を与えたり、攻撃を喰らったりで増えていき、3ゲージたまるとDTを発動できます。


 城を探索していると、雷の力を宿した魔剣、アラストルと、炎の力を宿した籠手、イフリートを見つけます。

 しかし私はどうにも隙が大きいイフリートを使うのが苦手で、アラストルばかり使っていました。炎に弱い敵もいるのに、そのことを考えずにアラストルばかり使って、めちゃくちゃに苦戦してました。 

 イフリートの方が有効な敵がいる、と気がついたのは三周目くらいだったでしょうか。イフリートで戦うと想像以上にあっさり倒せてびっくりしたりしました(笑)


 それ以外のこともホントへたっぴで、初見のボス戦は常に、遠距離から銃で攻撃して、DTゲージが溜まったら、アラストル装備時に魔人化で使える、空中から雷を落とすエアレイドという技頼みのチキンプレイでした。

 銃は剣と比べてダメージが小さいので、銃だけで攻撃するのはかなりの根気がいる作業でした。

 接近武器で戦う楽しさを知ったのは『2』『3』『4』と一通りプレイした後だったでしょうか……。


 で、スタイリッシュに戦うと、スタイリッシュランクというのが上がっていくのですね。

 ランクが高いと敵を倒した時にたくさんレッドオーブが出てくるんです。なので色々な技を出してスタイリッシュに戦う方がお得なのですが、前述のとおり、私のへっぽこプレイではスタイリッシュランクが上がるわけがありません。

 命のかかった戦いなのに、カッコいいかどうかとか気にしてる余裕なんかないわ! なんて思うんですけど(スタイリッシュに戦うのがだいご味なゲームだけど)、うまく戦える人は、たぶん自然とスタイリッシュになるんでしょうね。


 シークレットミッション、というものがあって、特定のミッションの特定のタイミングで特定の部屋に行くと受けられる隠しミッションがあるんです。全部で十二個あります。

 シークレットミッションをクリアすると、ブルーオーブの欠片を手に入れることができます。

 なのでなるべくクリアしていきたいのですが、初見プレイでは見つけることすらほとんどなかったですね。

 二週目以降は攻略を見ながら探したのですが、ミッションの内容がまた難しかったりします。


 シークレットミッション1が個人的には一番厄介だったと思います。

 まず、出現場所が、中ボスを撃破後に、ある場所に行くと出る、ということで中ボスを倒してからでないといけません。

 そして出てきた敵にクリティカルヒットを当てて倒せば成功、というミッション内容。

 でも正直、クリティカルヒットってどうやって当てるの? という疑問から始まります。攻略サイトで、クリティカルヒットの当て方を調べ、挑むのですが、全然当たりません。しかも敵は攻撃してくるので体力が削られます。

 やがて死に至ります……。


 シークレットミッションで死ぬと、また(シークレットではない)ミッションの初めからプレイしなければいけなくて、もう一度シークレットミッションに挑戦しようと思ったら、また中ボスを倒さなければいけないんです。

 で、また突破口が開けないままシークレットミッションで死にます。また中ボスと戦う……のくりかえし。

 あれはなかなかしんどかったです。そして一度だけ奇跡的に成功しました。そのセーブデータは自分の中の最強データとして残してあるのですが、それ以降、そのシークレットミッション1をクリアしたことはありません(泣)


 そんなド下手プレイでしたが、最高難易度のDante Must Die!(以下DMD 和約は、ダンテ死すべし!)をなんとかクリアしました。

 ホント自分でも何で挫折しないんだと思うほどに苦労しましたが、クリアして、クリア得点の無限に魔人化できるスーパーダンテになれた時は感動しました。それで喜んでプレイしましたが、でも、無双プレイって最初は気持ちいいですけど、飽きますよね……。


 『1』を一周した後にプレしたのは『2』でしたが、うーん。『2』はあまりプレイしていませんね。

 ダンテと、ルシアという女性から選択してプレイ可能です。


 『コレクション』の中で、一番最初にハードをプレイしたのですが、プレイしたのはハードまででしたね。

 他のシリーズでは近距離戦の楽しさに目覚めたので、周回プレイするごとに楽しく感じていきましたが、『2』は遠距離攻撃でも敵を撃破できてしまうんですよね。

 そのせいか、近距離戦の楽しさに目覚めなかったのでした。

 『2』だって面白いんだよ! という方は、本当にごめんなさい。


 そして『3』をプレイします。『1』よりも昔のストーリーです。正確に言うなら『コレクション』に収録されているのは『3 Special Edition』ですね。


 ダンテが便利屋を開業する前。男がダンテの事務所にやってきます。

 「君の兄上が招待状を渡したいそうだ。ぜひ受け取っていただきたい」と言って机をひっくり返したと思うと、男の姿はありませんでした。そして悪魔が大量に現れます。

 音楽のならないジュークボックスを、殴って壊して無理矢理音楽を鳴らし、ノリノリで悪魔を倒していくダンテ。(ムービー後、ミッション1が始まります)


 悪魔を倒し外に出ると、そこにも大量の悪魔が。風呂上がりで上半身裸だったダンテは、無駄にスタイリッシュに服を着ます(笑)

 そして悪魔たちを蹴散らした後(ミッション2)街の中央に巨大な塔が出現したのでした。

 その塔には最初にダンテの前に現れた男、アーカムと、ダンテの双子の兄、バージルがいました。

 ダンテは塔に向かいます。


 個人的には『3』のダンテさんが一番好きかもしれないですね。

 ボスを挑発するセリフとか大好き。ミッション3のボスのケルベロスに対して「おしゃべりワンちゃん」呼ばわりしたりするノリがホント好き。


 『3』からの新しいシステム、スタイルというものができました。

 ミッション開始時に、どのスタイルで行くか選びます。選んだスタイルで、使える技が変わっていくのですね。

 スタイルの数は最初は四つ。


 移動力に特化した、トリックスター。

 剣などの近接攻撃に特化した、ソードマスター。

 銃での遠距離攻撃に特化した、ガンスリンガー。

 防御ができて、防御したダメージをエネルギーにして、好きな時に放出できる、ロイヤルガード。


 あと、あるボスを倒すと手に入るスタイルが二つあります。


 DTゲージを使用して時の流れを遅くする、クイックシルバー。

 DTゲージを使用して分身を生み出し、分身と共闘できる、ドッペルゲンガー。


 この二つ、正直まともに使ったことありません。

 DTゲージをうまく管理しながら使うなんて無理だもん(泣)


 初見では、移動に特化したトリックスターを一番使っていました。とにかくよけて逃げるヘタレプレイのために。

 ロイヤルガードは……やりこんだ今でも、うまいタイミングでガードできないので使いません。


 ガンスリンガーもマスターしようと練習しましたが、接近戦が楽しくなってきたころには、ソードマスターが楽しくてよく使うようになりました。

 ソードマスターの方が使える技が多いですし、接近戦用の武器が過去二作に比べて数が多いんですよね。


 初期装備の剣、リベリオン。

 氷属性のヌンチャク、ケルベロス。

 一本は炎属性、もう一本は風属性の二本の剣、アグニ&ルドラ。

 演奏すると雷属性の攻撃ができるエレキギター、ネヴァン。

 光属性の籠手と具足の、ベオウルフ。


 この中からミッション開始時に二つ選んで、持っていきます。ミッション中は二つの武器を切り替え可能です。

 近接武器の技を出すボタン入力には、例えば △△少し待って△△ という技があるんです。

 でもどうしても私は、この“少し待って”ができなかったんですね。どうしても連打してしまうんです。それは『4』プレイ時にも続きましたが、『3』の二週目あたりで、かなり練習して何とか習得しました。

 できるようになると楽しくてその技ばっかり出すようになります。ケルベロスで気合を発するダンテさんが素敵。


 近接武器でお気に入りはリベリオンとアグニ&ルドラ。技の入力が比較的簡単で大技が出せるからです(笑)

 苦手なのがネヴァン。かなり練習したのですが、結局うまく技を出すことができませんでした。ネヴァン、めちゃくちゃカッコいいんで使いたいんですけどね。


 うまい人のプレイ動画を見て、使いだしたのがベオウルフ。

 エネミーステップという技で、敵を踏みつけてジャンプできるのですが、空中から落下して敵に蹴りを見舞う、キラービーという技があって、エネミーステップと組み合わせると、延々とキラービー、ジャンプ、キラービー、ジャンプ、と床に足をつけることなく敵を蹴り続けることができるのです。


 動画でその習得方法が丁寧に解説されていたので、練習して身に着けましたよ。私が唯一スタイリッシュにできる技。


 相変わらずのへたっぴプレイでしたが、どうしてもクリアできない時だけ回復アイテムを少し購入しつつ、ベリーハードまでをクリアします。

 ベリーハードをクリアするとスーパーダンテが使えるようになります。そして最高難易度のDMDに挑戦できるようになります。

 が、通常状態のダンテではミッション1をクリアするのがやっとの私。ミッション2でスーパーダンテに切り替えます。


 それでも! クリアできないぃいい!


 最高難易度のDMDとは言え、ミッション2をスーパーダンテでクリアできないってなんだよ。でもなるべくアイテムは使いたくない。しかし……! と思いつつ回復アイテムを購入して使用しつつDMDを進めていくのでした。


 ネヴァンに頼ってみます。魔人化して空を飛んで、雷を落とす技、サンダーボルトが出せるのです。

 スーパーダンテだから、無限に空中から撃つことができます。『1』でも同じような技が使えて活躍しましたが、しかし『3』では、活躍した記憶がありません。

 すぐにこの技ではダメだとやめてしまったので、なぜダメだったのかはっきりと憶えていませんが、屋内で天井が低く、敵の攻撃が当たったんだと思います。

 ラスボス相手には、ホントどれだけ回復アイテム使っただろうか……。


 そんなプレイでしたがなんとかDMDをクリアすることができました。わーい。


 『3 Special Edition』では、おまけで兄のバージルが使えるので、バージルで頑張ってみることにします。

 近接武器が三つしか使えませんが、常に三つ所持しています。スタイルはダークスレイヤーという、瞬間移動できるスタイルが一つだけ。


 ただ、ダンテさんは技を購入すると二段ジャンプできましたが、バージルはできないんですね。

 ノーマルでは普通にクリアできましたが、ハードになってくるとかなりしんどくなってきました。


 シークレットミッションに二段ジャンプがないとかなり難しいものがあって、ブルーオーブが取れないんです。

 それから武闘神像という像に攻撃を当てて、決まったスタイリッシュランクまで上げることができるとブルーオーブを得られるというものがあるのですが、どうしてもバージルではスタイリッシュランクがあげられなかったり。


 ステージ上に配置されているブルーオーブの欠片も、二段ジャンプがないと難しいものがあり、ブルーオーブ不足で体力が増えないんです。

 それでも何とか頑張って高難易度に挑戦していたんですが、ある時、ダンテでプレイしていたデータで間違ってバージルのデータに上書きセーブしてしまったのです。

 予備のセーブデータなんか作っていない私。かなりの難しい場所のブルーオーブの欠片を取ったりもしていたデータに上書きしてしまった……。もう一回最初からするのはしんどい……と挫折してしまったのでした……。


 『3』はデビルメイクライシリーズで一番楽しみましたね。

 ダンテもバージルもカッコよくて、ムービーのアクションもすごくてカッコよくて、ヒロインの女の子も強くてカッコよくてかわいくて。終盤のストーリーはちょっと切なくて。


 何もかもがスタイリッシュで、とても楽しめたゲームでした。


 以上が『デビルメイクライ』の思い出です。


 今回この文章を書いていて、あるスタイリッシュなゲームがあって、やり込もうと思っていたのに、他のゲームもやりたくてやり込まず今に至っているゲームがあるのを思い出しました。

 さくさく新しいゲームを買ってしまう大人はいけませんね。


 ではでは、またそのうちの次回で。

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