『深夜廻』【PS4】
夏はホラー!
というわけで今回は、二頭身でかわいい女の子二人が主人公の、ホラーゲーム『
でも、見た目に騙されてはいけません。本当、心臓の弱い方にはお勧めできないと思えるような――普段あまりホラーでびっくりしない私が、びっくりしまくったほどに怖いゲームになっています。
一作目はPSVitaで出た『夜廻』ですが、私はVitaの本体を持っていなかったのでプレイできていません。しかし、今回の『深夜廻』とのつながりはほとんどないので、前作が未プレイでも問題なくプレイできるようになっています。
赤いリボンをつけたユイ、青いリボンをつけたハル。
小学生の二人は、なかよく山の展望台へ花火を見に行きました。
穴場なのでしょうか、誰もいないその場所で、二人っきりで、花火はよく見えました。
ハルが言います。
「ふたりではなびをみるの、ことしでさいごになるんだね……」
ユイが答えます
「ハル、もうすぐひっこしだもんね……」
私引っ越すのやめる、ずっとこの町にいる、というハル。
それになにも言わずに、花火見ようよ、というユイ。
花火が終わり、二人は下山します(ユイを操作していきます)。暗い山道です。懐中電灯の光を頼りにい行く道中は怖くて、ハルはユイに手をつないで行こう、と言います。
しかし途中でハルが立ち止まります。変な声が聞こえる、と。
ユイは懐中電灯を持っている私が見てくるから、ハルはそこの草むらに隠れて待ってて、と言います。
ユイが一人で進むと、犬につける用の赤いリードを見つけます。ユイが飼い犬を連れて散歩に行くときのリードでした。
そして、ユイは何かに襲われます。
一方、草むらに隠れていたハルは、戻ってこないユイを心配して自分も進むことにしました(ハルを操作していきます)
やがてユイが落としたらしき懐中電灯を見つけ、拾います。
山の道にはいたるところにオバケが徘徊していて、たくさん怖い目に会いましたが、ハルは山を下りきります。道中、ユイの姿がありませんでした。
なので、ユイの家まで行き、帰ってきていないかとチャイムを押してみましたが反応がありません。置き手紙を置いて、ハルは自分の家に帰ることにします。
その道中、町の中も、オバケでいっぱいでした。
なるべくびっくりポイントは伏せながら序盤のストーリーを紹介しました。
いや、もう序盤から心臓に悪いところばかりです((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ハルが家に帰ると、ユイ視点にうつります。
ユイとハル、二人を交互に操作して、夜の町で、お互いがお互いを探す物語は進んでいくわけですね。
カメラは俯瞰で操作キャラを追う感じです。
基本移動は歩きで、走ると下のスタミナゲージが減っていきます。歩きに戻すとスタミナが回復します。
懐中電灯は左右に振ることができ、向きを固定したまま動くこともできます。
ゲーム中、二人はたくさんのオバケに会いますが、もちろん小学生の彼女たちには戦う術がありません。逃げたり隠れたり誘導したりするのが基本です。
光を当てないと見えないオバケや、光を当てると後退していくオバケがいるので、うまく懐中電灯を使って進みます。
そしてその、オバケたちの姿が怖い! まさに異形の化物、と言った感じです。触れると一発即死で、セーブポイントから再開になります。
セーブはお地蔵さんに十円をお供えすることで行います。
拾った十円なんですけど……いいんでしょうか。
お地蔵さんを調べると、『セーブする?』との質問に『うん』『やだ』って選択肢がちょっとかわいいです。
様々なアイテムが落ちており、手に入れると投げられるアイテムが色々あります。石ころとか紙飛行機とか。
その投げたものに反応して、オバケを誘導することができますが、どのアイテムに反応するのか、というのは試してみないとわからないのです。
なのでドンドンいろんなものを投げて試してみた方がいいのですが、レアアイテムは投げたくない……と、なかなか踏ん切りがつかず、結局何に反応するのかわからないままでクリアした敵も多々あります(笑)
オバケに近づくと、ドクンドクンと心臓の音がなります。近づくほどに激しくなります。
心臓の音が激しいほどに、スタミナが速く減ります。
どうにもオバケの対処が難しい場合は隠れたいところです。
草むらや看板の裏などに隠れることができます。隠れている間、キャラとその隠れている場所以外は画面が暗くなります。そして、オバケの気配が赤く表示されます。
待っていればその気配が遠ざかる場合も、そのまま居座ってる場合もあります。慎重に判断して、勇気を出して隠れ場所から出ましょう。
それにしても、隠れてるときどう見ても、体がはみ出してるんだけど、絶対に見つからないんですよね(笑)
町を探索していると、不気味な顔の落書きを見つけることがあります。
色々な場所に同じ落書きがあって、十か所の落書きを見つけると何か起こるらしいです(これを書いてる時点では、まだ全部見つけていませんが。クリア後の世界で頑張ります)。
そんな、サブイベントがちょこちょこ見つかります。
クリア後にしか見つからないものもあるみたいですが、色々な場所を探索するのも面白いかもしれません。
図書館や廃屋、といった、屋内を探索することもあります。
基本、逃げの一手のゲームですが、ボス戦もあります。
逃げつつ、何かを拾い集めたり、何かにアクションして回ることで、ボスをどうにか退けることができます。
それだけなら簡単そうな感じに読めるかもしれませんが、私はなかなかに苦戦しました。
時々襲ってくる、大きなハサミを持ったコトワリさま。
ゆっくりな動きだからスタミナに気をつけて、走って逃げてたら余裕では? と思いきや、こちらの動きに合わせて瞬間移動して近づいてきます。
そして動きに合わせてハサミをこちらに向けて、突進する機会をうかがうような動きをします。そんな感じでこちらの動きに対応して、すかさず突進してくる攻撃は、なかなか避けるのが難しいです。
そんな風な攻撃をかわしつつ、目的の物の場所に行きたいのにさえぎられてギャー! ってなりつつ走ります。
スタミナがなくなって、走るボタンを離してちょっと回復、すぐに押して一瞬走って、一瞬回復、走る、一瞬回復、走る……とボタンを連打して、走るのよりは遅く、歩くのよりは少し速い状態を何とか作り出すのですが、隠れ場所にまで届かずにグシャ! という音とともにやられるのを繰り返しました。
いや、オバケにやられたときの瞬間が毎回ちょっと、エグくて、「痛っ!」って声が出てしまいます(笑)
もう一体、紫の毛糸玉みたいなものに、目玉がたくさんついているボスがいます。
そいつに追いかけられつつ、商店街の広い一本道を逃げるのです。
腕を伸ばしてきたり、紫のモヤモヤのようなものを出してきたり。そのモヤモヤが雑魚敵になったり、という攻撃をしてきます。
しかもゆっくりな強制スクロールなので、画面に阻まれて距離を取ることができません。
動きはそんなに複雑ではないのですが、なんで逃げるだけなのにこんなに難しいん?! って感じにやられました。
途中、何度か角を曲がるところがあるんですが、曲がるのに躊躇っていると、あるいはタイミングが悪いと、伸ばした手に道を防がれたりしてしまいます。
曲がりたいんだ! 早くその腕どけて!
と思いつつ雑魚を回避しながら待っていると、迫りくる本体!
って感じに追い詰められたり、なかなかに大変なボス戦です。
他にもいろいろ大きくやっかいなオバケやボスがいます。
どれも怖いという意味で、デザインが秀逸です。
物語は、二人の強い友情が、とても切ない形で描かれています。
そして終盤、鳥肌ものの、ものすごい怖い演出が仕掛けられています。
例によってこのゲームを知ったのは実況動画なのですが、なるべく内容を忘れた状態で自分でプレイしたかったのですが、あの恐怖はなかなか忘れることはできません。
脅かし演出が好きな方には間違いなくお勧めです。
全体的に怖いですけど、メインキャラの、ユイ、ハル、犬のチャコがかわいくて和みます。和んで気を緩めるから余計に怖くなる説があるかもしれませんが。
夏はホラーだ! って方は、ぜひプレイしてみてくださいね。
それではまたいつかの次回で。
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