ぼくとパトカーさんとおまわりさん

だいたいの話に猟奇表現、暴力表現があります。ごくたまに性描写を含みますが、猟奇とはセットです。

ぼく（彼）：十一代目クラウンの警邏車両こと「パトカーさん」がだいすきな半不死。感染する怪異の子。性別ないし姿かたちはあまり重要ではない。
おまわりさん（俺）：とある田舎町の駐在さんをしているおまわりさん。肩書は巡査。背が高くて顔がこわい。地元のひとには優しくて頼れるおまわりさんとして慕われている。
パトカーさん（パトカー）：誰よりも優しくて強くて、いつも寡黙で、どんな時もじっと黙って待っていてくれる無線警邏車両。十一代目クラウンモデル。昇降機つき。

そんなふたりと一台が、猟奇と怪異の染み込んだ営みの中で、ゆっくり救いとしあわせを積んでいく短編連作。
希望としてのジャンルは、ハートフル猟奇メルヘ…続きを読む