蜂蜜ひみつ

　奈良の世で、小さな女の子がたくましく生き抜き、本当の意味で女性として幸せをつかむ、物語。 こちら大人気作品で、多くのレビューが書かれてますから、私は補足的な内容をば。 　色鉛筆…続きを読む

好きなもの、好きなこと、を。 否定されない、否定しないって、大事なこと。 他者に対しても、自分に対しても。 このスタンプラリーには、いろんな人(オバケ含む)のいろんな大好きが隠…続きを読む

これは波瀾万丈の現代ドラマではなく。 一人の女性の、三人の子を抱えた母が、過去に実際に体験した物語。 「本当にこんな酷いことが起こりうるの？！」夫の所業がありえな過ぎて。ヒトデナ…続きを読む

ドキドキしながら一気に読みました。 静かにそれでいて勢いのある六千字です。 その勢いは。 まさに未来に駆ける子供らの速さで。 空に架ける虹の速さで。 固唾を飲んで、どうかどうか、と…続きを読む

ハーレム、サキュバスとえちちなワードが入ってますが。 鼻の下を伸ばしてやってきたお方、ちょっと警戒しちゃったお方。 こちらのお作品はお年頃の男子高校生らしい妄想も持ってるけど、純情…続きを読む

教室から、舞台は、広い広い海辺に。 まるでこれから高校さらにその先へと、人生が、世界が広がっていく、彼ら自身のよう。 夕焼けどきのように少しセンチメンタルで。 水平線が綺麗に見え…続きを読む

　AIで色々な作風の絵創作を嗜まれる作者さま。 　ひょんなきっかけで、龍と虎を用いたとあるイラストが生まれたそうです。 　それが大迫力で、緊迫感の中にもユーモアがあって、凄いイン…続きを読む

主人公、ちゃんと豪速球ど真ん中に投げましたよ。 読んでる私の心情としては。 カキーン！とスカッとホームランを打った気分です。 ほのぼのするやら、きゅんとするやら。 よくやった！と…続きを読む

ペットのオカメさんというオカメインコとの、愛しき日々。 そのひとときが、ほんやら描かれていてます。 可愛いキュートなオカメさん。 そして彼女のおかあしゃんである、作者様のめろめろぶ…続きを読む

先に作者さまの近況から読んだのです。 ふむ。エッセイとホラーどっちにジャンルつけようか迷ったとな？ それを念頭に入れて読んだもんだから、怖さ増し増しです。 ホラーの盟主の作家さ…続きを読む

思いにかたちをみいだすのが難しくて　 声に出す出し方も　 なんて言ったらいいかも 分からないんだけど 確かに持っているの　だって胸が痛いんだもの。 震災をきっかけに書かれたこのお…続きを読む

四季折々の小さなお子さんと過ごした、日々の思い出が綴られています。 子供は親への愛を小さなうちに全て返す、と言われていますが。 本当にそうでありますね。 子供らが巣立って、自分の身…続きを読む

内容も好き。
140字だからいろんな捉え方もできますが。
『大人の時間の片隅』だからきっとこっち……
苦くて甘くて夜の湿度に導いてくれる、題名が天才。

圧倒的にして革命的、暴力的なまでに麗しい美少年(作品内文章抜粋)に、衆道紳士が己のパンクを密やかにロックするのです。 さらには白昼堂々、おズボ〜ンの中でヘヴィメタラー・アグレッシブ…続きを読む

主人公は通称『まっちゃん』 アホ飴を作り、それを売っている男です。 彼にはとても大きな夢と目標があるのです！！ それを叶えるべく、今日も熱い想いとアホ飴を持って露店で売ります。 あ…続きを読む

大学の学園祭中のキャンパスをぶらつく青年二人。 ここでは「自分の通う大学」とは明確に書かれていないからどうだろう？ 『賑わいに誘われてって』キャッチコピーに書いてあるから、外部の人…続きを読む

そうなの。そうなの。 同じものを読んでも、それぞれ違うものが見えている。 正しいとか間違ってるとかそんなんじゃなく。
そうなの、をこんな美しい言葉で、作品で、触れることができるよう…続きを読む

　お馴染みのジュキ&レモ。 　KAC 2024で、楽しいノリの良い短編にいっぱい触れ合えたのは、記憶に近しいことでしょう。 　実はコレはそのもうちょい前に書かれた作品。 　現代を…続きを読む

もう題名に偽り無し！！　な、お話です。 そしてサブタイトルにあるように、ターゲットはカツオです。 この仲良し兄弟の見事な連携プレイ、カッコいいのであります。 肝心のカツオのお料理…続きを読む

詩はね、何もかも自由なんです。 わかり良い詩もあれば、難解なものも。 よく分からなんけどなんか好き、読み手はそれで良いのです。 難解な風情のものは、書き手が心のありようを自ら掬…続きを読む

異なる世界のお話。未曾有の自然災害に見舞われた国がとった決断。 それは琥珀に人々を包み休眠すること。 端っこのこの場所では２人に１人分ほどの量しかない…… 「僕」のその時までの２時…続きを読む

ほぅ〜。読後そんな声が漏れてしまう。 なんとも大人の風情漂う趣のある短編です。 色街の片隅が舞台であり、15歳の頃からの顔馴染みでありますが、男女の関係にあらず。 そして10年経…続きを読む

穏やかな秋空気持ちの良い天気。 釣り道具を持って、おっちゃん２人で防波堤。 繰り広げられる飯テロ！！ こんな休日悪くない、いやむしろ素晴らしい〜。 なんだか自分もしたくなる、心…続きを読む

睥睨師とは。『万象越えて睨みを効かし、穏やかなるを解とする者』と作中に書いてあります。 待って待って、検索してもせんなきこと。 これは作者さまが作られた言葉だから。 異界の森や…続きを読む

優しく。美しい。短歌をお造りになるお方なのです。雰囲気たっぷり怪談哀歌なども。 今回おそらくきっかけは、友情出演で立ち上がってくださったじゃないかな？ 企画にちなんだ短歌と小さな…続きを読む

シャーペンの芯って。力がかかりすぎると、ぽきぽき折れてしまったりする。 そう、この子はちょっとイラつき中だからさもありん。さらにイラつきに拍車がかかるというもの。 そこにイラつ…続きを読む

なにげなく読み始めたら… 不覚にも泣かされてしまった。 創作の森には 真実の木が 生えていたりするのです 陽だまりの中　 笑顔で葉を揺らし手を振る その　地中深く 悲しみの養分を…続きを読む

てんとれないうらないの、おポンチな１行が。 (私がてんとれ作者なのでこの表現はOK) なんとも愛に溢れる、穏やか晴れやか、美しい１行に生まれ変わりました。 短歌と１〜３行ほどの小…続きを読む

主人公は前領主の老紳士。 そして お孫ちゃまに、いい味出してる侍女どの。 そして直接出てこず、話にのぼる他２人の女性。 中庭の四阿(あずまや)は、お茶のお花の優雅な香りが漂ってい…続きを読む

とある男性が、仕事帰りにふらりと角打ちの店に立ち寄るところから始まるお話。 ふふ、美味しそうなツマミに酒、シメの飯、粋な常連のオジサンと女将。上質の酒を飲むように、面白くてするする…続きを読む

雨にまつわる、俳句とショートストーリーの連載です。豪雨や嵐はなく、まだ降っていないものも含めて多様な雨と、誰か。 そこには博識ウィット(雨だけにウェットじゃないよ)に富んだ作者さ…続きを読む

一つのベンチ。 ひょんなことから座り合う、クラスメイトの男の子と女の子。 作中の用いられている、なんとも素敵な表現。 それは『２人で１人づつ」いるという状態。 昼休みの少しの時間の…続きを読む

(いつも私の父も昼食後は居間で15分仮眠してたなあ)などと序盤ぬこぬこして読み進めていたら…… うひやぁー！！　良いではないかー！！！ 『てんとれ祭』の看板を外して(私こそが企…続きを読む

　このお話「雨ではなく飴が降る」キャンディレインなんて、甘く可愛らしい童話ではありませんでした。 　サラッとニュートラルな文体で内容も恐ろしい感じではないんですが。 　まさにいろん…続きを読む

なんだか読後、涙がじんわり浮かんでしまいました。 悲しいんじゃないんです。 月日が、穏やかな色褪せぬ愛情が温かで尊くて。 金木犀の香りはトップに華やかさが挙げられますが。果物を髣髴…続きを読む

　詩の中で、『あなた』と声をかけている人物の性別は書かれていませんが。圧倒的に女性であると、なぜか感じられます。 　人を惹きつける文は、往々にしてそれを語らずも、作者様の持つ雰囲気…続きを読む

品ある金地に龍紋様、歴史ある看板(なんせこの御作設定は奈良時代)を掲げた屋台を祭りで目にした。そこで何気なく食った串焼き。 うっ！　こいつはウマい！！ 出会い頭に拳骨喰らった気分だ…続きを読む

たった一粒の滴が。 こんなにも美しく広がる大海になるなんて！ なんて素敵な物語なんでしょう…… 静かに揺れる、年月、こころ機微、輝く光、秘めた感情。次第に大きく大きく揺れて　ついぞ…続きを読む

「短編一気に読んじゃいましたよーほんとほんと楽しいねー！　愛しい愛しい世界でありました！」 こんな一文を真っ先に作者様に送りました。 本当はカッコ付けたいのです。少し親しくなるとア…続きを読む

『中身はダンディなオレなんだがな』(作中より抜粋) 　自国内での争いにて、騎士団副団長同士の一騎打ちで敗れた主人公ジェリド。(お互いに面識あり。のちに関係性が描かれる) ……です…続きを読む

扉を開けたそこは、出会い頭に万葉の歌スペクタクル〜。ふあ？！　呪文みたいでカッコいい！ はい……アホ丸出しの第一声であります。 とても短いながらも四部構成。 漢字たっぷり万葉呪文…続きを読む

「鍵を差し込んでエンジンぶるぶる変身する。というダサカッコいいシーンが浮かんだのがこの作品のイメージ発端」(作者談) ひらがなタイトル『めかまじょ』もあえての表記で、80年代の匂…続きを読む

女の子と、むかし女の子だったおんなのこたちの 、夢とわくわくとキラキラを魔女鍋で煮たお話！ すっごく楽しかったです。 わしオッサンなんだけど…… そんな方も安心してください。 思…続きを読む

蒸し暑い空気に土と緑のにおいが満ちる亜熱帯。 その森で今、繭から子供のままの姿で生まれ落ちたのは、こちらの世界で乾いた人生を送り、図らずも事故に遭ってしまった女性でした。 同世代…続きを読む

作者様ご自身で作ったひらがなの造語や、 さも、そんな雰囲気の漢字単語を並べて、え？ご存知ない？って実は漢字造語だったり。 これらを織り交ぜて、言葉遊びの歌がぽつりぽつと並びます。 …続きを読む

死なないのが不思議なくらい。腐食MAXの意識の無い状態で何故か生き延びていた主人公が。ケロっと何もなかったように目覚めるとこらから物語が始まります。 主人公を取り巻く登場人物た…続きを読む

連載当初から面白くて追っかけて読んでるんですが、作家さま、近ごろあらすじをシンプルなものに変えられまして。 ネタバレしたら勿体ないから「これは言ってもいい？かな」と恐る恐るレビュー…続きを読む

　大人気のこのお作品！　イチオシレビューも多く、私は補足援護文をば。 　今から読むのにちょっと迷うたっぷりの話数。 　とても読みやすいので、読み始めたら沢山あって嬉しいな、に変わる…続きを読む

　とある方が書き手に向けたエッセイで、「キャッチコピーが全てだ」と言っていました。この作品をふと目にした時に、「なるほど。こういう事か！」ホイホイ香ばしい匂いにつられて、読みに行っ…続きを読む

　タグやあらすじなど、女子が読むのをちょっと躊躇し、二の足踏むようなキーワード満載ですが……。 　自称ふんわり女子の私も全然大丈夫でした！　むしろとっても楽しいです♪ 　主人公はち…続きを読む