概要
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!割れ石や みそとせ流る 波紋かき 石庭眺む 日向濡れ縁
これは波瀾万丈の現代ドラマではなく。
一人の女性の、三人の子を抱えた母が、過去に実際に体験した物語。
「本当にこんな酷いことが起こりうるの?!」夫の所業がありえな過ぎて。ヒトデナシレベルが、鬼畜、人間とは思えない。そんな夫との結婚生活が綴られています。(肉体的非暴力内容)
妻は、苦難を何度も強いられ、信じる心を粉々に打ち砕かれてなお、どんなに涙で毎日穿とうとも、割れまいと。歯を食いしばり存続させた結婚生活。
12年目にしてとんでもない一撃によりバックリ、巨石が割れたのです。
それは彼女を押し潰していた石だった。
彼女をそこに封印していた石だった。
それでも彼女が頑なに護りつづけた石だっ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人生の荒波 苦難を乗り越えて 幸せをかみしめる喜び
作者さまの実話
馬鹿で滑稽だと、ご自身を評されていますが、とんでもありません
一体どれほど、心に傷を負わされたのか
文章からは計り知れないほどの現実があったかと思います
きっと涙枯れても涙するときがあったのではと想像します
幸せを夢見る一人の女性
数々の苦難に胸がつまされます
それでもなお、あきらめず、大事な家族と生活を守る日々
月日をかけて手にされた幸せが、なんて素晴らしいことでしょう
ここからは乱暴で個人的な感想です
女の人生なんだと思ってるんだ!!!
くずな男なんて(女もですけど)
ぶっちぎってドブに捨ててやる!!!
大変失礼しました
作者様の心の平穏を心底願っております - ★★★ Excellent!!!世の女性に言いたい事がある!「男は尻に敷け!それくらいが丁度良い!」
私はこのエッセイ?を読んで、非常に憤っている!
怒っている!
憤慨している!!
どうして!?
なぜ!?
こんな素敵な人間が騙されなければならない!?
犠牲にならなければならない!?
人生を食い潰されなければならない!?
私は世の中の女性に言いたい!
耳をかっぽじってよく聞け!!
「男は子供だ!例外はない!」
「男はエロい!例外はない!」
「男は座布団だ!尻に敷け!」
※例外はあります
恋愛するとフィルターがかかって美化されることもあるでしょう。この人は違う、そう思いたい気持ちは当然でしょう。
しかし、侮るなかれ、男性と言う生き物は、悲しいかなその様な生き物…続きを読む - ★★★ Excellent!!!オーマイガーッ!!!
このノンフィクション・エッセイを読んで。
私は猛烈に。
叫びたい!!
オーマイガーッ!!
拓哉このやろう!!!
(拓哉とは、このエッセイの主人公の夫です。)
怒りのあまり、つらつらネタバレしそうだ。
作者さまは、心が深く傷つき、自分の結婚生活を、軽々しく人に話すことができなかった。
それを、文字にしようとしてみた。
淡々と振り返るように……。
血を流し、かさぶたになった心の傷を、そっとなぞるように……。
そんなエッセイ……いや、物語仕立てなので、物語と言わせていただこう。
物語は、人をひきつけ、最後まで読ませる力に満ちあふれている。
人生とは、時に、このような……。
ああ………続きを読む - ★★★ Excellent!!!穏やかな生活に行きつくまでの道のりは、険しく苦しい
12年間、忍耐と我慢の生活が続くとわかって飛び込む人はいない。
スタートはいつだってキラキラと甘い砂糖細工。
しかし月日の流れで糖衣が剝げた時、苦い現実が現れた時、周囲に手を差し伸べてくれる人がいるかどうかは「運」だけではないと思う。
その苦しい年数、前を向いて周囲に誠実に生きていたからこそ彼女の周りに優しい人々がいてくれたのだと思う。
お話しのメインは彼女のツラかった結婚生活なのだが、私はたびたび登場する周囲の人々に目を向けたい。
そのタイミングで優しく接してくれるのは、彼女自身が何かの折に優しくしていたから。
そのタイミングで助け舟を出してくれるのは、彼女が助けたいと思う生き方をして…続きを読む - ★★★ Excellent!!!どんな風の中も生き抜く葦のように
まるで葦のような強さだ。
と、これはこの作品を読む中で感じたことだ。
筆者の12年にわたる結婚生活、それはまさに小説を超えた数奇な事件の連続であり、心身が削られるような過酷さである。
これでもかと筆者に降りかかってくる苦労を思うと、途中で心が折れてしまっても無理はないだろうと思えてくる。
しかしそうはならない。どんな裏切りにあっても、哀しみの渦中にあっても、その時にでき得るすべての努力で一日一日を生き続ける。
それはどんなに強い風が吹いても、ぐっと頭を下げて堪える葦のように見える。
つらい時期を乗り越え、最後にすっと背筋を伸ばした葦の姿には、読んでいる方も胸が熱くなる。
淡々と綴りながら、本…続きを読む