このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(128文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(46文字)
このお話は、暇つぶしの作り話?それとも…?そして彼は、一体"誰"で、なぜ主人公にわざわざ話したのでしょうね…?
こちらの構えを裏切る“驚嘆”。それが重なることにより、どこまでも底の知れない恐怖の存在がほのめかされます。井戸のなかに潜むもの、いったい何なのか……。
本当なのか、作り話なのか。そして、先輩は何だったのか……。
読んでから日が経っているはずなのに、詠んだ直後の鳥肌、ぞくりとする感覚がふとよぎるのは、考えてしまうからかもしれない。居座り続ける恐怖を体感してください。
短い物語の中に、実にうまく「怖さ」が仕込まれています。最後まで読むと、また、ぞぞぞぞ となる、つくりのうまさ!こういう怖い話は大好きです。しばらくしてから、もう一度読みたい。きっとまた怖くておもしろくて、感動する。
先に作者さまの近況から読んだのです。ふむ。エッセイとホラーどっちにジャンルつけようか迷ったとな?それを念頭に入れて読んだもんだから、怖さ増し増しです。ホラーの盟主の作家さまなんで、100%フィクションだとしても、内容・文章共に大変良い&怖いお作品なんですが。え、エッセイ??と思うと……辛いラーメンにさらに激辛トッピングして食べるような……嫌な汗出てくるほどに、素晴らしいお作品です。
真偽のほどがはっきりしない。人は、そのことに不安になり怖ろしさを感じるのだろう。ホラーらしいホラー。お勧めです。
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