概要
せっかくだし、お前が寝付くまでまた昔みたいに怖い話をしようか
久しぶりだなあ。
昔はこうやってよく遊んで、お前に怪談を聞かせてくれってせがまれたっけ。
時代も場所もバラバラで、オチも理由もないものだけど、またあの頃みたいに怖い話をしようか。
「お前」を昔から知る誰かが語る百物語。
禍原は昔の隣人でも、学校やバイト先の先輩でも、親戚でも、兄でも姉でも、離れて暮らす父でも母でもいい。
忙しくて長編が更新できないときに簡単に投げられる二百字程度のホラー掌編の置き場です。不定期更新。百話で終わらないかもしれない。
昔はこうやってよく遊んで、お前に怪談を聞かせてくれってせがまれたっけ。
時代も場所もバラバラで、オチも理由もないものだけど、またあの頃みたいに怖い話をしようか。
「お前」を昔から知る誰かが語る百物語。
禍原は昔の隣人でも、学校やバイト先の先輩でも、親戚でも、兄でも姉でも、離れて暮らす父でも母でもいい。
忙しくて長編が更新できないときに簡単に投げられる二百字程度のホラー掌編の置き場です。不定期更新。百話で終わらないかもしれない。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!すばらしい物語世界
物語と小説のちがいは何だろうかと問われれば、「桃太郎」は物語だか、小説ではないと答えたい。
「桃太郎」で、桃太郎やおじいさんの心理描写が描かれることはない。風景の描写はそもそもない場合が多いが、描かれたとしても、そこに何かしらの意味を込めることはない。
ある意味、研ぎ澄まされているのだ。物(出来事)を語ること以外のすべてが削ぎ落とされている。本来、そういう物語は、幾人もの人を経て、磨かれるものだか、この作者は、ひとりで成し遂げている観がある。
作品としては、星新一の最晩年のそれを連想させる筆致である。ただ、物を語る。その難しさに挑戦したおもしろさが、この作品にはある。