言葉と心の万華鏡

そうなの。そうなの。
同じものを読んでも、それぞれ違うものが見えている。
正しいとか間違ってるとかそんなんじゃなく。
そうなの、をこんな美しい言葉で、作品で、触れることができるように。
作者さま、私にも見せて魅せてくださってありがとうございます。
そんな素敵なお作品です。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（211文字）

同じ風景を目に映していても、隣にいる他人と自分ではわきあがる感情が違うように、同じ国に住んでいる同じ人間の発した言葉であっても受け取った人にはまた違う意味を生じさせる。

その「違い」を「万華鏡」としてあらわしているのがとても素敵です。

こうしてレビューコメントを書いていても、読む方によって「作品に目を通してみよう」とするか「そそられないな」と通り過ぎてしまうかといった違いも現れてくるでしょう。

私としては是非読む気になってほしいものですが。
このレビューはなんだかかたくるしいので、私としてももっと魅力が伝わるように書きたいのですが、これもまた個性なのでしょう。

素敵な作品なのでロマン…続きを読む

恋とは、愛とは。
万華鏡という心のフィルターを介して問いかけてくるこのテーマ。
言葉が秘める千の風景が美しい筆致で紡がれます。
言葉の眼差しで想いをよせて。
心の瞳で愛を見つめて。