俳句『雨』～自主企画　てんとれ祭に寄せて～【てんとれ祭】

身近なテーマなので親近感が持てる作品が多いのですが
その親近感の切り取り方がどれも新鮮でかわいく儚い…

雨にまつわる、俳句とショートストーリーの連載です。豪雨や嵐はなく、まだ降っていないものも含めて多様な雨と、誰か。

そこには博識ウィット(雨だけにウェットじゃないよ)に富んだ作者さまの掛け算が仕込まれてます。
例えばひと、には「人」「等し」

また、字数の限られた俳句やストーリーではありますが、記さない物語がきちんと作り込まれているので、登場人物たちが厚みを持って生き生きと描かれています。
後書きやコメント欄に出張して丁寧に書き記してくれた、作者さまの溢れ話を読むのも楽しいです。

この雨は時に、優しさ、ときめき、穏やかな日々、寂しさ、さまざまに色づいております。
読んだ後の読者の心に美しい…続きを読む

どの句もとても素敵です。
雨の生み出す小さなドラマを感じました。

雨が降ると何かと大変なものですが、雨だからこそ楽しめること、気付けること、人を思いやる気持ちがあるのだなと思いました。

レビュー筆者は雨の多い地域に住んでいて、雨が降るとつい鬱々としてしまいがちなのですが、雨の日にしか出会えない景色もあるのだなと思うと、雨の日も大切に過ごしたくなりました。

雨によせた、俳句。

とても情景が綺麗です。

言葉は少なく。だからこそ。

世界のすみずみまで、作者さまの優しさが、光る雨粒となり、満ちているようです。

読後感が爽やかです。
ぜひご一読を！