概要
彼方の終りは彼は誰時か誰そ彼時か、うたううたは何のうたか、うたかたか
東京・新宿。その一角にある宵捕町を拠点として、凶悪な犯罪者のみを殺すことを生業とする殺し屋たちがいた。彼らは『屋号会』と称する殺し屋集団で、其々が其々の殺しに美学を持ち、故に”殺し屋”と呼ばれていた。
ある日、新宿で男が一人殺された。現場にあった遺体はまるで生きているかのように血色がよかったが、ただ一点においてその体は遺体であると断定された。首から上がなかったのである。
その事件――「デュラハン事件」を皮切りにしてこの物語の主人公へと相成った葬儀屋と、彼の仲間の屋号会。彼らはデュラハン事件の被害者である友の仇をとれるのか。
ここに、殺し屋たちの血で血を洗う熾烈な戦いの幕が切って落とされた――
ハードボイルド現代アクションノベル。
※小説家になろう、同時掲載です。
ある日、新宿で男が一人殺された。現場にあった遺体はまるで生きているかのように血色がよかったが、ただ一点においてその体は遺体であると断定された。首から上がなかったのである。
その事件――「デュラハン事件」を皮切りにしてこの物語の主人公へと相成った葬儀屋と、彼の仲間の屋号会。彼らはデュラハン事件の被害者である友の仇をとれるのか。
ここに、殺し屋たちの血で血を洗う熾烈な戦いの幕が切って落とされた――
ハードボイルド現代アクションノベル。
※小説家になろう、同時掲載です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!洋画の様なハードさ、シリアスさ
彼方の終に鎮魂歌を。南乃素材作品の中で一番ハードな部類だと思う。
各章とてもテンポが良く、そのシーン毎に活躍する登場人物達。そして捲き起こる事件。物語の展開のさせ方が繊細かつ大胆なのが南乃素材の素晴らしいところだと個人的に思いつつ、またも個人的にだが、この作品を読んでいると、まるで洋画を見ているかの様な錯覚にとらわれる瞬間があり、それがなんとも堪らない。
ザック・スナイダー監督がメガホンを取った傑作、ウォッチメンの様な良い意味での暴力性と、ハードボイルドさを兼ね備えている気がしてならない。
登場人物、事件、そういった事にはここでは触れないでおきます。
まだ読んでいない方は是非。
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