概要
「私とあなたは、何度生まれ変わっても殺し合う」
【電撃小説大賞参加作品】
時は未来。はるか昔に人類と分かたれたもう一つの人類、怪物の姿に変化できる種族テリオンの次元が地球に接近する。
かつて地球上に二つの人類が生まれ、争いとなったときに神が二つの次元を分け、人類とテリオンを隔てた。しかし片方の次元は地獄そのものであり、数千年に一度次元交代の儀が執り行われる。
その年には人類の青い地球とテリオンの赤い地球が接近し、儀が完了しなければ両方の世界が滅びてしまう。
崩壊を食い止めるためには、蝶の翅をもつ人類の代表とテリオンの代表が戦い、どちらかが勝つことでその種族の地球が次世代の地球に成り代わるほかなかった。
孤児の少女杠紫苑は、海岸に漂着したモルフォ蝶の翅を持つ少女、音無倖亜を拾う。紫苑と倖亜は仲良くなり、それぞれの出自について話し合
時は未来。はるか昔に人類と分かたれたもう一つの人類、怪物の姿に変化できる種族テリオンの次元が地球に接近する。
かつて地球上に二つの人類が生まれ、争いとなったときに神が二つの次元を分け、人類とテリオンを隔てた。しかし片方の次元は地獄そのものであり、数千年に一度次元交代の儀が執り行われる。
その年には人類の青い地球とテリオンの赤い地球が接近し、儀が完了しなければ両方の世界が滅びてしまう。
崩壊を食い止めるためには、蝶の翅をもつ人類の代表とテリオンの代表が戦い、どちらかが勝つことでその種族の地球が次世代の地球に成り代わるほかなかった。
孤児の少女杠紫苑は、海岸に漂着したモルフォ蝶の翅を持つ少女、音無倖亜を拾う。紫苑と倖亜は仲良くなり、それぞれの出自について話し合