概要
拝啓、幻想文学へ――愛と憎しみをこめて。
綺譚――
面白い話、奇妙な話。
綺譚蒐集者《アンソロジスト》ルナ・ペルッツは他の何よりもそれが大好きだ。
戦後――
人種根絶を目指した独裁政党スワスティカが崩壊、三つの国へと分かれた。
オルランド公国、ヒルデガルト共和国、カザック自治領。
ある者は敗戦で苦汁をなめ、ある者は戦勝気分で沸き立つ世間を、ルナはメイド兼従者兼馭者の吸血鬼ズデンカと時代遅れの馬車に乗って今日も征く。
彼女に話を提供した者は願いが一つ叶う、という噂があった。
面白い話、奇妙な話。
綺譚蒐集者《アンソロジスト》ルナ・ペルッツは他の何よりもそれが大好きだ。
戦後――
人種根絶を目指した独裁政党スワスティカが崩壊、三つの国へと分かれた。
オルランド公国、ヒルデガルト共和国、カザック自治領。
ある者は敗戦で苦汁をなめ、ある者は戦勝気分で沸き立つ世間を、ルナはメイド兼従者兼馭者の吸血鬼ズデンカと時代遅れの馬車に乗って今日も征く。
彼女に話を提供した者は願いが一つ叶う、という噂があった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!不思議な世界へ誘う書籍
幻想文学を謳うにふさわしい作品です。
キャラ立ちがしていて話のテンポもよく、展開も比較的早いため読書が苦手な人でも飽きが来る前にお話が進むでしょう。
懸念点があるとすれば第一話がメリバ風味なので、ハピバでないと!な人は切っちゃうかな、という点です。
しかしそこで切るにはあまりに惜しい作品なので、読み進めて下さい。
情景描写、心理描写ともに最低限ですが、逆にそれがミステリアスな作風にマッチしていて作者独自の世界観を確立させてもいます。
必要な情報は小出しされていますので、充分感情移入することができるはずです。
ノックスの十戒的にもミステリーにはあてはまりませんが、それも1話まで。
2話以…続きを読む