概要
アメリカと中国がつくる渦の中で揺れる日本。権力闘争に翻弄される国民
平和な南の島で、出世コースからはずれた福田は鬱々とした日々を送っていた。
そこへ日本の潜水艦〝かいりゅう〟が寄港した。特殊部隊の訓練の名目だった。
太平洋の覇権を争うアメリカ、中国、そして、中国から分離独立した東亜連邦……。そんな中で日本の萩本総理は独自の行動に出た。総理と情報局の山伏は、合同軍事訓練を足掛かりに東亜連邦の人工島にある基地破壊を計画していたのだった。
同じころ、政治団体〝日明研〟はアメリカ情報部の活動に加わる決断をし、会員の狙撃訓練を行っていた。
そうして特殊部隊による人工島基地の工作が実行された。
破壊工作は成功したかに見えたが、潜水艦内で乗組員が破壊工作に使用したウイルスに感染したことが判明。自衛隊は、基地へのウイルス拡散を恐れ、艦は再び太平洋に向かう。最悪の場合
そこへ日本の潜水艦〝かいりゅう〟が寄港した。特殊部隊の訓練の名目だった。
太平洋の覇権を争うアメリカ、中国、そして、中国から分離独立した東亜連邦……。そんな中で日本の萩本総理は独自の行動に出た。総理と情報局の山伏は、合同軍事訓練を足掛かりに東亜連邦の人工島にある基地破壊を計画していたのだった。
同じころ、政治団体〝日明研〟はアメリカ情報部の活動に加わる決断をし、会員の狙撃訓練を行っていた。
そうして特殊部隊による人工島基地の工作が実行された。
破壊工作は成功したかに見えたが、潜水艦内で乗組員が破壊工作に使用したウイルスに感染したことが判明。自衛隊は、基地へのウイルス拡散を恐れ、艦は再び太平洋に向かう。最悪の場合
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「沈黙の艦隊」を彷彿させる本格的な「ミリタリー」+「国家謀略」の物語
「ミリタリー」にして「国家の謀略」ものです。世界の野心家たちが覇権をあらそう物語であるのですが、私はその物語より、「海軍」である「海上自衛隊」の描写が信じられないくらいリアルでして、ほんとうにびっくりした記憶があります。
そして、作者の「軍事」というもの、というか、「兵器の本質」というものへの理解がとても深く、本質を理解した発言がこの小説の随所にみられます。そう、兵器は使わなきゃ意味がないんですってw
あ、ついつい、あぶない発言をしてしまいましたが、「かわぐちかいじ」先生の世界を彷彿とさせる「本格的なミリタリーの世界」、是非、読んでみてください!