「沈黙の艦隊」を彷彿させる本格的な「ミリタリー」+「国家謀略」の物語

 「ミリタリー」にして「国家の謀略」ものです。世界の野心家たちが覇権をあらそう物語であるのですが、私はその物語より、「海軍」である「海上自衛隊」の描写が信じられないくらいリアルでして、ほんとうにびっくりした記憶があります。

 そして、作者の「軍事」というもの、というか、「兵器の本質」というものへの理解がとても深く、本質を理解した発言がこの小説の随所にみられます。そう、兵器は使わなきゃ意味がないんですってw

 あ、ついつい、あぶない発言をしてしまいましたが、「かわぐちかいじ」先生の世界を彷彿とさせる「本格的なミリタリーの世界」、是非、読んでみてください!