過ぎ去った歴史に込められた人々の想いを綴った一大SF叙事詩的な短編集

SF小説です。ただし、短編集。1話ずつ独立をしていますが、小説を通してのテーマや世界観は共有している、いわゆる「一人称多元」の物語です。

とある文明が死を迎えます。それは色々な理由があるのですが、死滅してしまった歴史は変えようがありません。しかし、そこには人の色々な想いが残ります。ほんとうに色々な想いが残ります。

この物語は、そんな人々の想いを1話ずつ丁寧に織り込んだ、文明の最後を彩る一大スペクタルだと思います。

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