2023 のKAC に寄せて書かれたという本作。突然崩壊した『とある辺境惑星』を巡り、ドラマが展開されます。単話完結の連作小説で、一つ一つ独立した物語ながら、全て合わせると壮大なスケールのストーリーを描き出すという仕掛けが込められています。
特筆すべきは、とにかく圧倒的なスケール感。きちんとベースとなるストーリーがある上で、読者を時間的、空間的に壮大な旅に連れて行ってくれます。
たまにこういうトンデモない作品に出会えるのがカクヨムのすごい所ですね。
SF の楽しさを堪能できる本作。オススメです。