前作では、永遠くんの心情にフォーカスしていた印象ですが、今作はそれに加えて、瑠璃乃ちゃんにも深くスポットが当たっています。彼女の抱える悩みと葛藤、諦めかけた夢、永遠くんへの気遣いや深い愛情もすごく伝わってきて、どちらの選択肢も理解できてしまうから苦しいです。それでも二人で答えを出す瞬間は、やっぱり嬉しくて、涙がこみ上げてきました。
一見正反対に見える永遠くんと瑠璃乃ちゃんですが、優しすぎて周りばかりを優先してしまう点や、誰かに背中を押されることを望む点など、実は似ている部分もあります。
戦闘描写も圧巻で、特に最後の戦いは、毎話クライマックスかっていうくらいの熱量で盛り上がりを見せています。博士と弥生さん、赤木さん、隊員さんたちの、限界突破してでも戦い続ける姿は、本当にかっこいいです。出てくるたびに、キャラ達への愛が深まります。
また、「エイオンベート」についても、「悪とは何なのか」を考えさせられる存在になっていたと思います。
さらにその後……この先の平和な展開を揺るがしそうな、重要危険人物も出てきた上に、衝撃的な発言や正体の明かされないキャラ達の存在も相まって、次回作の期待が一気にこみ上げました!
そして今作も変わらず、魅力的なキャラ達が揃っています。博士、弥生さん、赤木さん、隊員さんたち、富美子さん、古谷さんと新垣さん、社長と寧々さん、青山さんなど…。
もちろん今作の瑠璃乃ちゃんも、かわいこチャンピオンでした…!
誰の心にも刺さる、本当に素晴らしい作品だと思います。
読後は、大切な誰かと一緒に美味しいご飯が食べたくなるような、暖かい余韻の残る一作です。
読んでいてハラハラしたり、温かい心地になったり、色んな気持ちにしてくれる近未来ファンタジーです。
最新の医学をもってしても病を克服できず、心に傷を負った少年。
そして数奇な運命を背負い厄災と戦うことを義務付けられた、人間ではない無邪気な少女。
二人の距離感や純粋な想いが新鮮で、心が洗われるようです。
心の葛藤に悩みながらも少しずつ成長し、やがて『人間になりたい』という少女の想いが、二人の中で大きくなっていきます。
シリアスな世界観がありながら、ラブコメのような笑えて切ない場面も満載です。
そして、そんな二人を彩るのは、個性的で心優しい大人達。
子供達に重たい責任を負わせる心の痛みや人間臭さが、細かくコミカルに描かれています。
平凡な日常生活がかけがえないのだと、気付かさせてくれる作品でもあります。
この夏の思い出のひと時に、いかがでしょうか。
夢と現実の境界があやふやな少年・永遠が、突然巻き込まれた壮絶な運命。異形の怪物エイオンベートとの戦い、そして背負わされた17億8000万円もの借金。まるで悪夢のような状況だけど、そんな彼を支えるのは、金髪碧眼の謎めいた少女・瑠璃乃。食事も必要とせず、驚異的な戦闘能力を持つ彼女と共に戦場へ向かう永遠は、やがて“かつての自分”と向き合うことになる。幼馴染・春霞との再会が、彼の心にどんな波を立てるのか…。
一方、ハルジオン社という巨大企業の裏側では、冷徹な四月一日明恒と天才科学者・式條魁が暗躍している。彼らの論理的で合理的すぎる思考と、戦場で生き抜く者たちの“切実な現実”が交錯する時、ふと考えさせられる。「感情って一体何なんだろう?」
愛や憎しみは、時間とともに変わってしまうもの? それとも、どんなに過酷な状況でも変わらずに残る“本物”があるのか? 物語を追いながら、そんな問いが胸の奥に残る。
万能の弦エルイオン。パートナであるペネトレーターの理想像を基に生まれ、脳内で変質したエルイオンを対価に彼の病を癒やすのがアザレアージュとしての役目だという。
そして物語はペネトレーターである引きこもりの少年『永遠』と好感度ツンデレMAXの天真爛漫なアザレアージュ『瑠璃乃』の中心に始まるのですが……最初に永遠に課せられた課題は借金の返済!?しかも豪邸が10件以上も経つことが出来る莫大な金額だという!?
果たして彼は無事に借金を返済して明日を掴むことが出来るのでしょうか!?
キャラクターも個性的で引き篭もりである主人公が少しずつ成長していく姿が魅力駅な作品です。また,本作品はシーズン2でありますが,こちらの作品から入っても十分に楽しめる作品だと思います。
人類を脅かす災害の化身「エイオンベート」とのSFバトルも見逃せないでしょう。
そして,永遠と瑠璃乃のこれからの関係も……。