概要
地獄の底を彷徨く、戦争の犬。
抗命罪で営倉にいたイェール連邦の突撃兵ヘイズルは、あるとき中佐を名乗る女の前に引き立てられる。
およそ現場の者とは思えぬ女は、ヘイズルの、突撃兵にして暗殺者という、猟犬としての顔に用があるという。
戦争はすでに終わっている。
だが戦いを止めない連中がいる。
彼らを君の手で始末し、戦争を終わらせて欲しい――と。
ヘイズルに断る理由はなかった。
終戦を早めるべく、全てを捨てて軍に志願したのだから。
およそ現場の者とは思えぬ女は、ヘイズルの、突撃兵にして暗殺者という、猟犬としての顔に用があるという。
戦争はすでに終わっている。
だが戦いを止めない連中がいる。
彼らを君の手で始末し、戦争を終わらせて欲しい――と。
ヘイズルに断る理由はなかった。
終戦を早めるべく、全てを捨てて軍に志願したのだから。