概要
2人は目指す。世界の果てを。
そう遠くない未来。
世界は戦争によって滅びた。
空は常に雲に覆われ、海は干上がり、地上には動植物の姿もない。
動くものといえば、エラーを起こした戦闘用ロボットばかり。
世界は終末を迎えていた。
それはそれとして。
その世界を、バイクで旅する二人組がいた。
ロボット兵士、ゾルタン。
最後の人類、シーカ。
二人は旅をする。
世界の果てへと至る道、ビヨンド・ザ・ホライゾンを探して。
世界は戦争によって滅びた。
空は常に雲に覆われ、海は干上がり、地上には動植物の姿もない。
動くものといえば、エラーを起こした戦闘用ロボットばかり。
世界は終末を迎えていた。
それはそれとして。
その世界を、バイクで旅する二人組がいた。
ロボット兵士、ゾルタン。
最後の人類、シーカ。
二人は旅をする。
世界の果てへと至る道、ビヨンド・ザ・ホライゾンを探して。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!旅の意外な終着点は・・・。是非最後まで見て欲しい!
機械仕掛けの兵士ゾルタンと少女シーカの二人が大型バイクに乗って世界を回るほのぼのとした、ロード・ムービー形式から物語は始まります。
ポストアポカリプスものやSFものに馴染みのない方でもとっつきやすい丁寧な文章運びなので、敬遠せずにご覧になって頂けると。
彼らが旅をするのは全てが壊れた世界。
灰燼に帰した街を抜け、遊園地跡を抜け…。
残っているのは、ロボットばかり。壊れたピエロ、ミュージカルロボット、異常をきたした用済みの兵器達。
天衣無縫なシーカと、それに振り回されるちょっと疲れた感じの機械仕掛けの兵士ゾルタンの微笑ましい雰囲気に癒されながら進む旅。
ですが、物語の真骨頂はそこからです。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人は人を想う。それが、滅びた世界でも
どこまでも荒れ果て、崩壊した世界。
しかしそれが当然であるかのように、屈託なく、天真爛漫に生きる少女、シーカ。
その少女を何よりも大切に守り続ける兵器であり、兵士でもあるゾルタン。
死と瓦礫が埋め尽くされた街。
朽ち果て、笑い声が消えた遊園地。
聴く者が居ないままに音楽を吐き出し続けるミュージカルロボット。
そして、遊弋するかつての兵器達。
我々からすれば非日常的な毎日が、彼らにとっての日常。
この日常を兵士であり、兵器であるゾルタンと、少女シーカが
お互いを思いやり、支え合い、寄り添いながら、逞しく生き抜いていく。
なぜ、ゾルタンは少女を守り続けるのか。
彼らが目指す場所に、何があ…続きを読む