概要
目が覚めたとき、かつての〈世界〉は存在していなかった。
日本国軍の士官養成校に属する少年、早川怜治(ハヤカワレイジ)は、目覚めると実家の地下研究室にいた。記憶が判然としない中、現れた一体のAI〈メルクリウス〉の解析により自分が超長期の冷凍睡眠状態にあったことを知る。
次いで目の前に現れたのは、一人の少女、スライア。
噛み合わない会話に違和感を覚えながらも外へ出ると、慣れ親しんだ都市は荒廃を極めていた。――世界は滅びを経験していた。
訳あって追われる身となってしまったレイジは、少女と道を共にしながら考える。
世界になにが起き、自分はなにを成すべきなのか、と。
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※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません