空館ソウ

開始三十秒でヒロインが自ら胸を揉ませるという急展開。 ヒロインの頭はどうなっているのかという不安がありましたが、読み進めるに従いなるほど、奇行にも理由はあるんだなとわかりました。 …続きを読む

短い文にひねりを加え、最後の最後でもう一ひねり。
俯瞰された男の子の愛情と、それを見続ける女の子の心情が切なくなる短編でした。

流れるような滑り出しで始まった典型的なボーイズ・ミーツ・ガール。
今後どのような展開をみせるのか楽しみです。

静かに踊るような文体でうたわれる物語は、どこか空虚で冬空のような感傷が感じられました。 すべてが「貴女が欲しい」に輻輳していく主人公の言葉は静かな狂気と正気の際に立つ心象がうかが…続きを読む

ヒロインは主人公の言葉を自由自在に解釈し、押しては引いて、上げては落とし、多種多様な返答で主人公を翻弄します。 会話のテンポが良くて時たま垣間見えるヤンデレの影も流されてしまいま…続きを読む

一話ごとにオチがつく形のロードムービーです。 終末世界、人間が消えた世界を駆け抜ける機械兵士と一人の幼女。 シーカのヘルメットのひもをぷらぷらさせている所など、随所に可愛い描写がち…続きを読む

一言紹介の通り、女性キャラクターの服装や獣人の部位描写にフェチズムを感じました。

物語の中にきちんと没入して、納得して出てこられる、きれいなショートショートだと思います。
他の方も言っているかもしれませんが、休憩時間読めばリフレッシュできるでしょう。

手控えや日記のような文体でつづられる異世界生活は、どこかでクスリとさせてくれます。 物語を読むのは水泳に似ていて、作品によっては読みおわった後にどっと疲れます。 この作品は散々泳い…続きを読む

主人公の環境に涙しました。 今のところ登場人物でまともな人がいない。 第二のヒロインか、と思ったら案の定まともじゃない。 これから登場するであろうヒロインの家族が心配です。 …続きを読む

冒頭から選択を迫られる。
間違えれば即ち、死。
ハードです。

現実と比べても遜色のない設定を詰め込んだ植物が、ストーリーを引っ張っていきます。 文体も読みやすく、サクサクと読めるのではないでしょうか。 「ダー●ィンが来た！」が好きな方などにお…続きを読む

掛け合いが懐かしく面白いので好きです。 世界を管理する職業なんてほぼ神か、と思いきや全然ままならない。 普通からのスタートどころか赤ちゃんからのスタート。 転移ものかと思えばレベ…続きを読む

魔王の主夫属性、枯れ属性、男気属性。そして勇者の犬属性、ヤンデレ（？）属性、とキャラクターのツボを押さえてエピソードを重ねつつ、転生前の”人間関係”に物語の軸を置くというバランスの…続きを読む

助けた当初は清らげなヒロインがダークエルフに闇落ちしてからどんどん遠慮がなくなります。 冒険者ギルドではちょっとからんできた冒険者の腕を人体発火させるとか、勝手にまつられている常…続きを読む

神を失い、理を失い、国を失った人に安住の場所はなく、忍び寄る闇をたより無い灯りで打ち払い続ける絶望。 そんな世界に放り込まれる主人公が如何にしてあらがうのか、ダークな逆境が好きな…続きを読む

唐突ですが、第一印象として”色”の描写がうまいな、と思いました。 人の動き、風の音、布の質感……なぜかどの描写を読んでも不思議と”色”として感じられます。 物語への引き込み方が視…続きを読む

タカさんがけなげすぎて可愛かったです。

はい嘘です。
ヒロインのポンコツっぷりですね可愛いのは。

密度のある修辞と会話のテンポがうまくかみあっていて
満足感のある文章です。

冒頭の超技術とスラムの対比はＳＦを思わせます。 その見方でいうと、祝福というファンタジックな設定もナノマシンで与えられる科学的なもののように見えてきます。 しかしあくまでこれはフ…続きを読む

キャラの立った戦記物、という印象です。 現実に近い世界観でなされる動的な戦闘描写が安定した筆致で描かれています。 一方で動機については戦争の大義、というものではなくあくまで個人的…続きを読む

他の方も言われてますが、この作品を一言で表すなら「人と戦う前の緊張感」です。 人と人は刃で争う前に普通は対話します（普通は）。 対話から戦いにいたるまで敵意が膨れ上がっていく。 そ…続きを読む

本作でいえば、ヒロインを受け止められる希有な人間が主人公なわけです。 そのためのバックボーンが練られている所が良かったです。 主人公は努力による秀才型（ヒロインに魔改造されたとも…続きを読む

聞きかじりですが、笑いは「緊張」と「解放」で構成されているらしいです。 その意味では、「みんながギリギリ」という設定がすでに「緊張」。 作中で主人公が破天荒なことすればノンストップ…続きを読む

変に奇をてらわない素直な描写が大きな魅力だと思いました。 加えて、ギターのテクニックの表現が良いと思いました。 専門用語を多用すると、よみづらさにつながってしまいますが、作品から…続きを読む