夏が過ぎたら

作者 都鳥

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★★★ Excellent!!!

夏には不思議な出来事がよく似合う。SFも似合う。
そんな暑くなりすぎた夏を過ごすため、人類が考えただしたのは……。

暑い夏のわずかなあいだの、思い出のような時間がさらりと流れるように描かれていく。
こういうと陳腐な言葉になってしまうが、オチに至るまでがとても綺麗でまとまっている。

これはもう読んでもらうしかないのだ。オススメです。

Good!

若者の老人が、夏の間だけコールドスリープ世界。
記憶がこぼれてしまう者がいるらしい。

ささいなことなのかもしれない。
当事者たち以外には。

人間の組成の七割以上が水だというのだから、記憶も凝固したり、昇華してしまうのかもしれない。

そんな儚い記憶の物語。夏の陽炎のような。

★★★ Excellent!!!

切ない、けどすごくきれいにまとめられています。
何度も繰り返す無限ループなようなお話…
最後の最後でギュッと胸を締め付けられる切なさがあります。

ショートストーリーにここまで詰め込んであって、それでいて言いたいことがすべて伝わります!

すごく感動します!

★★★ Excellent!!!

短い文章の中に様々な物語の要素があります。

青春の淡い恋
SF
悲しい恋
切ない恋
そして、永遠の愛

これだけの要素を詰め込んで、満足感たっぷりの物語を作り込んでいます
作者の構成力にアッパレと言いたくなります。

きっと最後にはフーッと一息吐きたくなるでしょう。
それは溜め息じゃありません。
切ない気持ちを吐き出してしまうのです。

愛を感じる物語です。
皆さまも愛を感じてみてはどうですか?

Good!

この季節にぴったりの短編ですね。青春ものの甘酸っぱい展開かと思いきや、社会問題をはらんだ内容になって少し驚きました。確かに、その技術があったら将来導入されそうな制度だなと思います。最近、本当に暑さが殺人的で、クーラー必須ですからね……

そして読み進めていくと、ラストにびっくりさせられます。詳しく書いてしまうとネタバレになってしまいますが、そういうことか!と膝をうつ出来ですね。くどくど書かれてはいないのですが、ラストに辿り着くまでのメインキャラクターの人生に思わず思いをはせてしまいました。きっと、色々あったのだろうと切なくなってしまいます。

余韻の残る良い短編でした。これからも頑張ってください。

★★★ Excellent!!!

まじりっけがなく、他に邪魔されないのを良しとしてバニラアイスを食べる彼女。
この冒頭からいっさいは始まっていた。

短い物語だからこそ、無駄の無いよう徹底されており、その上、読者の中で読後、反芻的に吟味する空白性も兼ね備えているのが非常に魅力的。

彼女らの現状を世間は、不幸せなカップルと言うだろうか、それとも愛を誓い合った幸せなカップルと言うだろうか。
いずれにしても感想ではあるが反論することが可能であるからこそ、愛の在り方について真っ向から考え直すことが出来る。

更に興味深いのは、この視点が必ずしも現実と断言できないところに、SFを越え、思考実験的試みがあることだろう。

★★★ Excellent!!!

一回目、読んでみてわからないところがあって二回目に読み直しました。(これは私の理解力が足りなかっただけ笑)
すごく読みやすい文章で、読んでいる人が自然とそのストーリーの中に溶け込めるような感覚が心地よかったです!
夏が待ち遠しく感じますね〜…(✿˘艸˘✿)