記憶をめぐるSFには名作が多い気がします。本作もその一つ。一夏の記憶をめぐり切ないストーリーが繰り広げられます。ラストの切なさが沁みる、短い中に中身のぎゅっと詰まった短編です。
少女小説とSFが好きです。ただし読むのも書くのも雑食。インターネットが題材のものや、童話・名作パロディをよく書きます。ご縁をいただきボイス台本を書いたことも…
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若者の老人が、夏の間だけコールドスリープ世界。記憶がこぼれてしまう者がいるらしい。ささいなことなのかもしれない。当事者たち以外には。人間の組成の七割以上が水だというのだから、記憶も凝固し…続きを読む
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ショートショートは、その短さ自体が一つの武器であることを思い知らされる切れ味です。
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