記憶をめぐるSFには名作が多い気がします。本作もその一つ。一夏の記憶をめぐり切ないストーリーが繰り広げられます。ラストの切なさが沁みる、短い中に中身のぎゅっと詰まった短編です。
少女小説とSFが好きです。ただし読むのも書くのも雑食。インターネットが題材のものや、童話・名作パロディをよく書きます。ご縁をいただきボイス台本を書いたことも…
夏には不思議な出来事がよく似合う。SFも似合う。そんな暑くなりすぎた夏を過ごすため、人類が考えただしたのは……。暑い夏のわずかなあいだの、思い出のような時間がさらりと流れるように描かれていく。…続きを読む
互いが目覚め共に過ごすはずの日々……だが気がついたとき、互いが握り合う手は────。片時も離れず互いを思いやる。切なすぎます。良いお話しでした。
奇抜な設定ながらさらっと読ませる文章力の上手さに舌を巻いていたら、衝撃の展開にぐっさり刺さって涙腺ぶっ壊れました。うわあ、凄い小説ですね!
この季節にぴったりの短編ですね。青春ものの甘酸っぱい展開かと思いきや、社会問題をはらんだ内容になって少し驚きました。確かに、その技術があったら将来導入されそうな制度だなと思います。最近、本当に暑さが…続きを読む
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