記憶をめぐるSFには名作が多い気がします。本作もその一つ。一夏の記憶をめぐり切ないストーリーが繰り広げられます。ラストの切なさが沁みる、短い中に中身のぎゅっと詰まった短編です。
少女小説とSFが好きです。ただし読むのも書くのも雑食。インターネットが題材のものや、童話・名作パロディをよく書きます。ご縁をいただきボイス台本を書いたことも…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(112文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(251文字)
まじりっけがなく、他に邪魔されないのを良しとしてバニラアイスを食べる彼女。この冒頭からいっさいは始まっていた。短い物語だからこそ、無駄の無いよう徹底されており、その上、読者の中で読後、反芻的に…続きを読む
夏という季節が全く違う意味を帯びてしまった近未来に、きらめく朝露のような物語。
もっと見る