笑う仕組みができている小説。

聞きかじりですが、笑いは「緊張」と「解放」で構成されているらしいです。
その意味では、「みんながギリギリ」という設定がすでに「緊張」。
作中で主人公が破天荒なことすればノンストップの笑いになる。
この設定の時点で勝っている気がします。

もちろんその他にも文章のリズムや登場人物のクセの強さなど、笑いの要素が詰め込まれています。

休憩時間にさらっと読むより、風呂上がりのビールとともに読むのをおすすめします。


その他のおすすめレビュー

空館ソウさんの他のおすすめレビュー44