概要
イエスとイエスと、時々イエス―現役信者が描く『魔術師イエス』の物語
―――そこは、父無し子たちの場所。
ローマの兵隊で、イスラエルに徴税に来た彼は、盗賊団に拾われ『真槍』という名前をもらう。
彼が山賊に受け入れられたのは、彼がイスラエル人の血を引いていること。
そして何より―――真槍が、強姦されて生まれたからだった。
神の子イエス、人間イエス、史的イエス。数多くの「イエス学」をかじった現役カトリック信者によるもうひとつの「イエス」像―――即ち、「魔術師イエス」による、もうひとつの聖書物語。
※本編は時代考証上、差別的表現・言動が扱われていますが、本編にそれらの差別を助長・推進する意図はありません。
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